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移民法Q&A

技術系専攻で得られるPTの延長期間

私は日系の会社で、現在プラクティカルトレーニング(PT)中です。この4月にH-1Bビザを申請しましたが、抽選に入っているかどうかわかりません。私のプラクティカルトレーニングは、6月末で終了してしまいます。最近、プラクティカルトレーニングが延長できるようになったという話を聞いたのですが、私にも適用されるでしょうか?

今回のプラクティカルトレーニングの延長は、大きく2通りに分けられます。

1つは、プラクティカルトレーニングを持っていて、H-1Bビザの申請を行った人に適用されるもの、もう1つは、H-1Bビザの申請を行ったかどうかに関わらず、技術系の専攻で大学を卒業した人に適用されるものです。

まず、前者のプラクティカルトレーニングを持っていて、H-1Bビザの申請を行った人に適用される場合の説明から始めましょう。

プラクティカルトレーニングには、厳密に言うと3つの種類があります。

(1)Curricular Practical Training
(2)Optional Practical Training
   (Pre-Completion)
(3)Optional Practical Training
  (Post-Completion) 

このうち、最もよく使われているのは(3)で、これはフルタイムの学生として1年以上学校に通い続けたことを前提として、コース修了後、フルタイムで1年間就労することができるものです。職種の選択にあたっては、専攻する学術領域に限られ、学校(Designated School Official)および移民局からの許可を必要とします。 

今回の法改正は、このOptional Practical Training(Post-Completion)の1年以降の延長に関するものです。

技術系学部卒で
最長29カ月間

この4月のH-1Bビザの申請は、最初の5営業日(4月1日〜7日)の間に受け付けられ、この間に約16万3000件の申請がなされました。最初に修士号保持者のために2万の枠に対して抽選が行われ、それに外れた申請者と残りの申請者を合わせて、6万5000の枠に対して抽選が行われます。

今回の改正では、プラクティカルトレーニングを持っていて、H-1Bビザを申請した場合、抽選の結果が出るまで、プラクティカルトレーニングが延長されます。抽選から外れた場合は、そこでプラクティカルトレーニングは終了しますが、抽選に入った場合、H-1Bビザ審査の結果が出るまで、プラクティカルトレーニングは延長されます。

さらに、審査によりビザ申請が却下された場合、その時点でプラクティカルトレーニングは終了しますが、認可された場合には、2008年10月1日まで、プラクティカルトレーニングが延長されます。この延長には特別な申請手続きの必要はなく、自動的に延長されるものとされています。

また、前述後者のH-1Bビザ申請を行ったかどうかに関わらず、技術系の専攻で大学を卒業した人に適用されるものに関してですが、これは定められた技術系専攻で、学士号、修士号、あるいは博士号を取得し、1年間のプラクティカルトレーニングを取得すると、さらに17カ月間(従って合計29カ月間)の期間延長が認められるものです。この定められた技術系の専攻としては、以下が挙げられます。

(1)Computer Science
(2)Engineering
(3)Engineering Technologies
(4)Biological and Medical Sciences
(5)Mathematics and Statistics
(6)Military Technologies
(7)Physical Sciences
(8)Science Technologies
(9)Health Professions and Related Clinical Sciences
  (このリストはさらに追加がなされる可能性もあります) 

この延長申請には、これらの専攻で大学を卒業し、プラクティカルトレーニングを取得して、延長申請時において勤務先が決まっていることが要求されます。また、この延長申請には、雇用主が「E-Verify Program」に登録している必要があります。なお、雇用主はこの登録をインターネット上(www.uscis.gov/E-Verify)で行うことができます。

あなたの場合は、まず、H-1Bの抽選に入ったかどうか、また、抽選に入った後に申請が認可されるかどうかで、プラクティカルトレーニングの延長期間が決まります。万一、抽選に漏れた場合、また、抽選には入ったがビザ申請で却下された場合でも、前記リストの専攻に入っていれば、延長申請ができる可能性があります。

(2008年5月16日号掲載)

【解答者:瀧 恵之