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現地情報誌「ライトハウス」が過去に取り上げた、アメリカ芸能界ゴシップ情報や、著名人・有名人へのインタビュー記事など。

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

ゴシップパラダイスVol.35

ゴシップパラダイス

ハリウッドをうろついて情報収集するネコのベベが、ハリウッド芸能ニュースやセレブの最新情報を、
毎号レポートします。エンタメ界になじみのない読者も、思わず目が留まるジューシーなネタ満載です!


☆ リンジー・ローハン
飲み過ぎで逮捕?

カンヌ映画祭で南仏が盛り上がっている最中、リンジー・ローハンは祭りに乗じてハメを外し、パスポートをなくしてしまった。そのため法廷に欠席し、危うく逮捕されかけた。

2007年にDUI(薬物などの影響下での運転)で逮捕されて以来、執行猶予中の身のリンジーだが、アルコール三昧の日々は相変わらず。栄えあるカンヌ国際映画祭で、北野武監督が1人でレッドカーペットを歩き、その後、監督作品『Outrage』の上映も終盤に差し掛かった頃、リンジーはとあるクラブで出入り禁止を通告されていた。と言うのも、そのクラブはLAにある「Trousdale」、そう、リンジーが先日元カノにグラスを投げつけたために出入り禁止になったクラブのスポンサーをしている所なのだ。

そんな些細な出来事にはまったくめげず、リンジーは朝までクラビング。翌日も朝までクラビングしてそのまま空港に着くも、パスポート紛失のため帰国がかなわず、臨時のパスポート発行までの3日間、パーティーは続いたのであった。

その頃LAでは、主役不在の法廷でリンジーに逮捕状が出ていたが、10万ドルの保釈金の10%を支払い、ひとまず逮捕状は取り消し。とても高いパーティー代となった。



☆ U2ボノ腰痛で入院
北米ツアーが延期に

U2のヴォーカルとしてだけでなく、世界の名だたる慈善事業家としても知られるボノ。そんなボノが腰痛を訴え、去る5月21日に脊髄の緊急手術を受けた。しばらく入院し、26日に退院した。

ボノは全米ツアーに向けて準備をしていたが、背中と腰に激痛を覚え、ドイツのミュンヘンで神経外科の権威の専門医チームにかかった。ひとまず北米ツアーは延期、英国で行われる音楽フェスティバルへの出演は中止となった。

同バンドのギタリスト、ジ・エッジが冗談交じりの逸話も含み、ボノが無事であること、また前述した今後の予定なども独自のビデオに出演し、インターネットで発表した。

「ボノは手術前に話したことを全然覚えていないんだよ。車とか高価な絵画とか、いくつかくれるって言ったんだけどな。まあ、覚えてないらしいけど」。



☆ 多彩な才能に恵まれた
デニス・ホッパーが死去

映画『イージー・ライダー』で主演、監督を務めたことで有名な俳優、デニス・ホッパーが、5月29日にロサンゼルスの自宅で亡くなった。74歳だった。昨年9月に風邪に似た症状に悩まされ、実は前立腺ガンであったことが発覚、既に他に転移していたため末期状態だった。

デニスは映画俳優や監督でありながら、絵画や彫刻、写真など多彩な才能に恵まれていた。若い頃は映画界の異端児として追放気味にありながらも、デヴィッド・リンチ監督の『ブルーベルベット』での演技が評価され、映画界に復帰、個性派俳優としてキャリアを築いた。

日本ではツムラの入浴剤のCMに出演した。俗に「アヒルちゃんCM」と呼ばれるコメディータッチのもので、アヒルの人形と一緒に、映画などではなかなか見せないお茶目ぶりを発揮してファンを驚かせた。



☆ 『SATC2』
苦しいオープニング

待望の話題作『Sex and the City 2(SATC)』が公開になったが、期待に沿わず苦しいオープニングとなった。同じ週に公開した、ジェイク・ギレンホール主演の『Prince of Persia:The Sands of Time』の方も今ひとつで、劇場映画全体の興行成績が、メモリアルデー・ウィークエンドでは過去9年で最低を記録してしまった。

前回も男性の観客はあまり目立たなかったが、配給元のワーナー・ブラザースの調査によれば、『SATC』では女性客が83%だったのに対し、続編の『SATC2』では、観客の90%が女性と、さらに女性率を上げた。そのうち54%が35歳以下だが、この映画はR指定なので、17歳以下は保護者の同伴が義務付けられている。したがって観客のほとんどが、アラサーもしくはアラフォーなのだと言えなくもない。

ちなみに出演者は、ほとんどアラフィフ。公開初日に早速出向いたベッちゃんは、映画そのものよりも、出演者のメタボ具合やシワの方が気になってしょうがなかったのである。ついでに53歳サマンサ役のキム・キャトラルは、「50を過ぎたら裸は見せない」と豪語していただけに、今回全裸シーンは登場しない。しかし、サマンサの過激ぶりは、前作同様だ。


☆ セリーヌ・ディオン
双子を妊娠

今年42歳のセリーヌ・ディオン。長年のマネージャー兼夫のアンジェリル・レネーとの間に、双子を妊娠しているという。

セリーヌとアンジェリルが出会ったのは今から30年前で、セリーヌがまだ12歳の時。26歳の年の差カップルだが、アンジェリルがガンを患った際には、仕事を休止して数年を看病するなど、2人の絆は深い。

ちなみに2人の間の9歳も、双子ちゃんと同様に不妊治療の末にできた子供である。人工授精は今回で6回目の挑戦で、昨年も妊娠したものの流産という結果だっただけに、今回は医者の指示に従って慎重な様子。出産は11月中の予定。



『SATC2』公開記念!
パトリシア・フィールド

『Sex and the City』の醍醐味は、どぎついセックスネタや友情はさておき、その衣装の華やかさ。これを手がけているのがコスチュームデザイナーであり、スタイリストのパトリシア・フィールド。パトリシアは、『The Devil Wears Prada』などの映画でも衣装を担当し、高い評価を受け、アカデミー賞にもノミネートされた。

トレンドとブランドの吊るしも混ぜつつの彼女のトータルコーディネートは素晴らしいが、奇想天外な色使いとデザインは、「どこのニューヨーカーが、こんな格好するのかしら」と、ベッちゃんは思うのだ。

『SATC2』で傑作なのは、「アブダビでの派手派手エキゾチックドレス」でも、「スミスの主演映画プレミア・レッドカーペット・アライバル」でもなく、「ゲイカップル、アンソニーとスタンフォードのウェディングシーン」だ。スタンフォードの純白のタキシードが、力の見せどころなのである。

そんなパトリシアだが、実は成功を手にしたきっかけは、サラ・ジェシカ・パーカーとの出会い。95年に『Miami Rhapsody』の撮影中に出会い、意気投合。パトリシアは、当時既に53歳。人生何が起こるかわからない。

映画の中で話題の小物は、サラ・ジェシカ演じるキャリーが身に着けていた4つ葉のクローバーのペンダント。比較的リーズナブルな値段で、パトリシアのウェブサイト(www.patriciafield.com)で購入可。SATCファンは見逃せないのだ。



ジョージ・クルーニーと
エリザベータ・カナリス

永遠のプレイボーイと言われたジョージ・クルーニーだが、最近は特定のガールフレンドとの浮名を流すことが多い。離婚歴があるジョージは、1992年に離婚して以来ずっと独身を通している。その間、数多くの女性と噂になったが、長続きした人もレッドカーペットに同伴した人も現れなかった。

それがどういう訳だか、2007年に元ラスベガスのカクテル・ウェイトレス、サラ・ラーソンさんとの交際から「彼女」という存在を認めたよう。レッドカーペットに女性同伴が当たり前になったのだ。昨年から交際を始めたエリザベータ・カナリスとの交際も、そろそろ10カ月になる。

エリザベータさんは、先日もジョージの49歳の誕生日を祝うべく、現在撮影中の新作『The Descendants』のロケが行われていたハワイを訪れた。美しく、スタイル抜群のエリザベータだが、女優としてのキャリアはあまりパッとせず、ハワイでも、どこにでもゆっくり行けちゃうのだ。

ジョージには前妻と結婚する前、また『ER』の小児科医ドクター・ロス役で全米どころか世界の女子を魅了するよりもさらに前から飼っていたブタがいた。ベトナム産の280ポンドの黒ブタ、マックスで、残念ながら06年に享年18歳で亡くなっている。長年苦楽を共にしてきた愛するペットに先立たれ、ジョージもとうとう寂しくなったのか。07年に元カノのサラさんとのリバウンドとも言える交際を経て、現在のエリザベータに落ち着き、今度こそ本気なのではと思われる。

最近ヒットしたジョージの作品『Up in the Air』は、独身貴族を楽しむサラリーマンが、家庭を持つことについて考え始めるというストーリーだった。ジョージ自身もこの映画のように考え始めたのかもしれない。マックスの死をきっかけに。




●イラストレーター:小坂 亘
北清水デザインラボ代表。大阪在住のイラストレーター。
独特の作風でハリウッドセレブを描いたイラストの数々は、下記のウェブサイト参照。
公式ウェブサイト
www.kitashimizudesignlab.com


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