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ゴルフ南加A(なんかエエ)コース!
ゴルフライター「ヒデ・スギヤマ」による、ロサンゼルスを含む南カリフォルニアのゴルフコース情報とゴルフ雑学エッセイ。
ヒデ・スギヤマ/平日はハリウッド映画業界を駆け回るビジネスマン、
週末はゴルフと執筆活動に励むゴルフライター。
Vol.23 Brookside Golf Course
挑戦意欲をかき立てられる手ごたえあるゴルフコース
イーストLA
1133 North Rosemont Ave.,
Pasadena, CA 91103
☎626-796-0177
www.americangolf.com
ヒデ・スギヤマが綴るエッセイ
ゴルフ徒然草
Vol.23「ニッサンオープン観戦記。」はこちら
辛口スコアカード
1番ホール: | プロショップの従業員の対応 | - | (±0) | |||
2番ホール: | ドライビングレンジ設備レベル | - | (±0) | |||
3番ホール: | カートと機器(GPS他)のレベル | - | (±0) | |||
4番ホール: | コース全体の景観 | ○ | (-1) | |||
5番ホール: | フェアウエイのコンディション | - | (±0) | |||
6番ホール: | グリーンのコンディション | ○ | (-1) | |||
7番ホール: | ホットドッグの味 | - | (±0) | |||
8番ホール: | バーのサービス内容 | - | (±0) | |||
9番ホール: | 料金(注) | - | (±0) | |||
Total: | 2アンダー | (-2)
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パサデナで最も有名
つわものにも人気の手ごたえ
今回のコースはパサデナで最も有名なパブリックコースではないでしょうか。
距離もたっぷりあって戦略性に富み、グリーンも難しい。つわものゴルファー達を長年楽しませてきた、Brookside Golf Courseです。このコースも最近本当に増えてきたAmerican Golfの運営ですね。一般ゴルファーにとってAmerican Golfのいいところは、ドライビング・レンジのボールを買うカードが共通なこと… ぐらいでしょうか。ゴルフコースにとっては、大手企業の管理で、資本力の安泰や備品の共通利用、安定した雇用の確保… など利点も多いことでしょう。場所はパサデナ市のシンボル“ローズボウル”のすぐ横で、FWY210号線から至近距離です。詳しくはwww.americangolf.comでご確認下さい。
まずはプロショップのサービス態度。ここは18ホールが2つあり、人気コースで週末は賑わうため忙しくて大変ですが、爽やかなお兄さんが笑顔でてきぱきと仕事をこなしていました。この項目でのバーディは難しいのですがバーディに近いパーでしょう。ドライビング・レンジはよくあるパブリックのもので、人工芝マット、距離は250ヤードぐらいでしょうか。ウォームアップには問題ありませんし、きれいに整備されて手入れが行き届いています。ここもパーです。カートも一般的なもので、同じく手入れが行き届いている印象。パーです。
樹木や池に心を洗われる
“ゴルフコースらしい”景観
次はコース全体の景観ですが、これはなかなか素晴らしいと思います。パームスプリングスのようなスペクタクルな眺望があるわけではないのですが、とても“ゴルフコースらしい”容姿をしていますね。まず周りが巨大な自然公園地域なので、樹木や緑がふんだんにあり、池や背景に見える広大な山々の光景も心を洗ってくれます。そしてすぐ横には皆に愛される“ローズボウル”があり、日本で例えるならば“甲子園球場”のすぐ横にあるゴルフコース、のような印象ですね。個人的にここが好きなので、ひいき目にさせるのかもしれませんがバーディをつけましょう。
フェアウエイのコンディションは大きな問題はないのですが、このような人気コースはどうしても細かい手入れが難しいのか、またはその『放置ぶり』こそがゴルフという理念なのか、やはりフェアウエイの何箇所かで芝のない場所が目立ちました。でもボギーまではいきませんのでパーにします。グリーンのコンディションですが、ここのグリーンは見た目以上にラインを出すのが難しく、その読みの難しさという意味で非常に楽しめました。「ローズボウルに向って順目」というマル秘情報を聞いていましたが、その芝目のきつさが懐かしい日本の“高麗芝グリーン”を思い出しました。グリーンという場所は単純すぎても面白くなく(好スコアを出すにはいいかもしれませんが)、難しすぎても嫌気が差しますし、なかなかわがままゴルファーのお好みどおりにはいきません。そういう意味では、ここのグリーンは楽しめるのでは?と思います。バーディにしましょう。
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プレー中もプレー後も
茶店やバーで癒される
次にホットドッグの味ですが、ここはスナックバーが11番グリーンの横にあって、ちょうど日本のゴルフ場の“茶店”みたいにちょっと一服できます。メキシカンのオヤジは愛想満点で、味もなかなか美味しかったです。ただ私を最後に閉店してしまいました。まだ後からたくさん来るのに…。 オヤジ、サボってねぇか?家に帰るのはちょっと早過ぎるよ! 少し複雑な気分になりましたが、まあパーにしておきます。
プレー後のバーはとてもいいと思います。過去に何度も書きましたが、夕方になるとまだたくさんプレイヤーが上ってくるのに、早めにクローズしてしまうコースが多いのです。やっぱり、軽くビールでも飲んで今日のプレーを振り返りたいですよね。でもここはゆったりとした空間で、結構遅くまで無事に帰還(?)したゴルファー達の疲れを癒し、仲間との楽しい時間を共有する空間を提供していました。でもそれが当然と言えばそれまでですが…。 ここもバーディに一歩届かないパーにしましょう。プレー費は週末で$64、ウイークデーで$52、まあ平均的な数字でしょうか。パーにします。
“ブルックサイド”と言えば、皆が口をそろえて「距離があってタフ」「グリーンも難しくハザードも効いていて難しい」と言います。ここは18ホールが2つあり、短いほうはプレー経験がないのですが、人気の長いコースは何度も挑戦して、いつも痛い目に遭っています。でもまた挑戦意欲を掻き立てられる、LAを代表する優れたコースの1つと思います。飛距離に自信のある飛ばし屋さん、手ごたえのあるコースをお探しの上級者さん、是非ここでチャレンジして下さい。