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ゴルフ南加A(なんかエエ)コース!
ゴルフライター「ヒデ・スギヤマ」による、ロサンゼルスを含む南カリフォルニアのゴルフコース情報とゴルフ雑学エッセイ。
ヒデ・スギヤマ/平日はハリウッド映画業界を駆け回るビジネスマン、
週末はゴルフと執筆活動に励むゴルフライター。
Vol. 28 El Dorado Park Golf Course
カジュアルな市営コースの代表格
サウスベイ
2400 Studebaker Road,
Long Beach,, CA 90815
☎562-430-5411
www.americangolf.com
ヒデ・スギヤマが綴るエッセイ
ゴルフ徒然草
Vol.28「ゴルフと○○、どちらが大事?」はこちら
辛口スコアカード
1番ホール: | プロショップの従業員の対応 | ○ | (-1) | |||
2番ホール: | ドライビングレンジ設備レベル | - | (±0) | |||
3番ホール: | カートと機器(GPS他)のレベル | - | (±0) | |||
4番ホール: | コース全体の景観 | - | (±0) | |||
5番ホール: | フェアウエイのコンディション | - | (±0) | |||
6番ホール: | グリーンのコンディション | - | (±0) | |||
7番ホール: | ホットドッグの味 | - | (±0) | |||
8番ホール: | バーのサービス内容 | △ | (+1) | |||
9番ホール: | 料金(注) | - | (±0) | |||
Total: | イーブンパー | (±0)
|
今回のコースは、ロングビーチの広大な公園、エルドラド・パークの中に位置するカジュアルな市営コースの代表格、El Dorado Park Golf Courseです。この公園は、ロングビーチ市民の憩いの場といった感じでしょうか。大きな樹木や池などが広がる地形は、まさにゴルフ場に最適で、当コースの戦略性と美観の両立に役立っています。園内はこのゴルフコース以外にも、野球場やサッカーのフィールドなども数多くあり、スポーツ施設が自然にうまく溶け込んでいます。運営はアメリカンゴルフ。場所はFWY405号線と605号線が重なる地点の少し北西で、サウスベイ方面からはもちろん、LA近辺ならどこからでも結構近くて便利でしょう。詳しくはwww.americangolf.com をご覧下さい。
まずプロショップの対応ですが、ここのスタッフはみんなよく働きますね。よく訪れるコースなので一度だけの印象ではないのですが、決していんぎんでも無く、ていねいな仕事をしているな、という印象があります。実は当日もちょっとした小トラブルがあったのですが、手際よく処理がなされ、逆にいい気分にしてくれました。滅多にこの項目でバーディをつけないのですが、ここもたまにはバーディを出しましょう。
次にドライビングレンジですが、市営コースなのでどうしても人工芝、ネットありの環境は止むを得ません。ただきれいに整備されており、ラウンド前のウオームアップには問題ないでしょう。ひとつ気になったのは、どうしてボールを供給するマシーンを、打席から遠く離れたところに作ったのか? もちろん色々な事情があるのでしょうが、少し不親切な印象は拭えません。ただ同じような問題を感じるコースは多く、大きなマイナスとまでは言えないので、ここはパーにします。カートも一般的なものですが、これも問題ありません。パーです。
次にコース全体の景観ですが、前述のように大きな自然に取り囲まれているので、各ホールをセパレートしてくれる背の高い木、入り組んだ池とそこで遊ぶ鳥たち等、なかなか好感が持てるのではないでしょうか。決して“高い地点からの絶景や咲き乱れる草花”などはありませんが、筆者は個人的に“木”の多いコースが好きなので、どうしても採点が甘くなってしまいます。ただ幾つかのホールでその“木”が邪魔になって、難しいというよりはちょっと“やり過ぎ”の感があり、そこがマイナスポイント。惜しくもバーディには届かずにパー、といったところでしょう。18番ホールは右ドッグレッグのパー5で、第二打や第三打がグリーン手前の大きな池絡みのショットを余儀なくされ、「最終ホールはこうでなくちゃ」という、なかなか最後が盛り上がるレイアウトです。
次にフェアウエイの状態ですが、まあ細かな問題もありましたが、基本的には合格点ではないでしょうか。グリーンも最高ではないですが、まあプレーを楽しむ基本条件は抑えているといった印象で、この項目は2点ともパーでしょう。ホットドッグはまずまず美味しかったですよ。しかし売り子のオヤジにあまり愛想がなかったのでパーにしておきます。お父さん、その日は奥さんとけんかでもしたのでしょうか… やっぱりサービス業の最前線は、笑顔が基本でしょう。
次にバーですが、元来が市営のパブリックコースなので、カジュアルさが売り物であることは理解していますが、ちょっと雑多な感じ。室内にバーがあるのですが、ほとんどのゴルファーはやはりアウトサイドを望み、外には4~5卓のプラスチックテーブルがおかれています。ただ適当に椅子とテーブルを並べただけという印象で、プレー後の快適なひと時を過ごすという雰囲気にはほど遠いと感じます。ちょっと辛いかもしれませんがここはボギーです。プレー費は、週末のレギュラータイムで55.5ドル(カート代込み)。この至便なロケーションですので、納得できるのではないでしょうか。パーにします。
全体的にはショットの正確さを要求されるコースです。飛ばし屋の男性が、あまり飛ばないけど曲がらない女性に負けるような場面を、ここで何度も目にしました。またロケーションが便利なので、気軽にぶらりと行けて初心者から上級者まで楽しめるコースの代表格でしょう。
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