Discover Your Shasta / あなたは、呼ばれている!?
カリフォルニアの聖地、マウント・シャスタ(シャスタ山)へ

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マウント・シャスタ

幻想的な雲がかかるマウント・シャスタ。その形から「UFO 雲」と呼ばれる。

聖地の神秘を体験する旅へ

マウント・シャスタ(シャスタ山)。その名を口にするとまったく興味のなさそうな人から、「行ったことはないけれど気になる」という人、「大好きで何度も通っている!」と目を輝かせる人まで、さまざまな反応があります。本特集担当の編集部・吉田がシャスタの存在を知ったのは2012年の夏。以来、4年間で5回訪問、うち1回は2カ月以上の長期滞在までしたシャスタ・リピーターです。
 
では、どんな山なのか。「アメリカの西海岸にあるカスケード山脈に属する山の一つ」「標高4300mを越える高峰」「シャスタとシャスティーナと呼ばれる2つの頂きに万年雪を抱く」「古くから先住民族に聖なる山として崇められてきた」…事実を並べてみましたが、それだけでない何かがあるという気にさせられる不思議な山です。シャスタをよく知る人たちは皆、口をそろえて言います。「もしシャスタが気になるなら、それは山に呼ばれているんだよ」。なぜ呼ばれたのかは、行った人にはきっと分かる。聖地の神秘を体験しに出かけませんか。

※この記事は2016年2月16日号の特集を基に、2023年2月時点の情報を加筆しています。

行き方

カリフォルニア州レディング空港から車で約1時間またはサンフランシスコ空港から車で約4時間30分。オレゴン州メッドフォード空港から車で約1時間30分またはポートランド空港から車で約6時間。 ロサンゼルス(約10時間)やサンディエゴ(約12時間)から直接、車でI-5をひたすら北上して行くこともできます。シャスタの界隈にはレンタカーのオフィスはないので、車を借りる場合は、空港で。台数は多くないので予約しておく方が安心。

What is Shasta? / シャスタってそもそもどんなところなの?

何があるの?

マウント・シャスタを中心とした一帯は、Shasta-Trinity National Forest として米政府が管轄しているエリアで、広大な自然が本来の姿に近い形で保護されています。山、森、川、そして滝、湖が至るところにありますが、ヨセミテなどの国立公園と違い、良くも悪くもそこまで観光地化されていないため、トレイルではあまり人とすれ違うことがなく、トイレもないか、あっても水洗でないことも多いです。ここにあるのは、北カリフォルニアの大自然。乾燥した砂漠のような岩場から、みずみずしい森林まで、表情豊かな地球の姿に出会えます。

なぜ聖山?

もともとこの地に暮らしていたアメリカ先住民族が聖なる山として崇め、守ってきたことに由来します。山そのものの佇まいの美しさはもとより、生命の源とも言える、ミネラルたっぷりの清らかな水が豊かに湧き出ることも聖山と言われるゆえんかもしれません。山だけでなく、周辺の湖や滝などにも、先住民族が儀式や癒しに使っていたという聖なる場所がたくさんあります。また、公式なものではありませんが、エベレスト、キリマンジャロ、マチュピチュ、シナイ山、富士山、セドナと並ぶ世界7大聖山に数えられるという説もあります。

ベストシーズンはいつ?

標高の高いシャスタ地方の春は4、5、6月。山から雪解けの水が流れ出し、川や湖、滝がキラキラと輝く美しい季節です。観光のピークは、本格的に山開きされる7、8、9月。標高がさらに高い場所など、この時期にしか行けないスポットもたくさんあります。紅葉を楽しむなら10、11月。冬は積雪があり、除雪が行なわれる大きな道以外は車では行けなくなることも。ただ、閉ざされた静かな白い世界に浸るのを好む人もいます。ちなみにマウント・シャスタを神秘的に見せるUFO型の雲がよく出るのは冬。というわけで、どの季節もそれぞれに楽しみがあります!

持ち物&服装は?

マウント・シャスタは登山道が整備されているわけではなく、富士山のように一般の人でも登れるような山ではありません。私たちが遊ぶのは周辺のトレイル。基本は自然散策なので、登山というほど大げさではないにせよ、トレッキングを安全に楽しめる装備は持参しましょう。冬はスノーシューズもあるとベター。山岳気候で、夏は日中30℃近くなっても朝晩は20℃近くに下がることも。冬は寒いですが、一方で昼間歩き回ると汗をかくことも。どの季節でも寒暖差が激しいことを念頭に、脱ぎ着しやすい洋服を選んで。水、サングラス、日焼け止めもお忘れなく。

スピリチュアル?

前述したように、特に冬の時期になると、何とも不思議なUFO型の雲がかかるシャスタ山。そのためか、上空に理想郷がある、地底都市がある、UFOがよく見られる、などといった神秘的な話に事欠きません。地球のチャクラ(エネルギーセンター)だと言う人もいるし、伝説上の大陸「レムリア大陸」がかつてここにあったという説もあります。それが真実か否かは、いろいろな捉え方、信じ方があっていいのではないでしょうか。いずれにしても、オカルトやSFのような話が当たり前に語られるほどの神秘を感じられる場所とは言えそうです。

Best 5 Spots in Shasta / シャスタおすすめスポット

※記事内のスポットは特に記載のない限り、そのスポットまたはトレイル入口に駐車場(無料)があります

Burney Falls / バーニーフォールズ

バーニーフォールズ

先住民族が聖なる場所として大切にしてきたと言われる滝の一つ。全長40m と迫力があり、日が差す時間帯には、一面に舞う水しぶきに虹がかかることも。州立公園「McArthur-Burney Falls Memorial State Park」(☎530-335-2777|24898 Hwy. 89, Burney)内にあり、トレイルも比較的整備されており、滝壺まで下りるのはもちろん、滝壺の上に登ることもできます。

▶アクセス:1年中可|料金:州立公園の駐車場代$10

Pluto Cave / プルートケーブ

プルートケーブ

19万年前のマウント・シャスタの噴火による溶岩が固まってできた洞窟。古くは先住民族が生活の場として使っていたと言われています。途中で天然の天窓がある他は洞窟内は真っ暗(懐中電灯が必須)。自分の呼吸音しか聞こえないような静かな闇の世界で、 神秘体験をしたという人も多い場所です。分かりづらい場所なので初めての時は慣れた人かガイドと一緒に行くことをオススメします。

▶アクセス:1年中可

Stewart Mineral Springs / スチュワート・ミネラル・スプリングス(閉館)

スチュワート・ミネラル・スプリングス

森の中で、ミネラルたっぷりの温泉に浸かれます。個別のバスタブ→共同サウナ→屋外の小川へ飛び込む、の3ステップを3回繰り返すのが正式な入り方だそう。水着着用可ですが、裸にタオルだけの人がほとんどです。

▶4617 Stewart Springs Rd. Weed|☎530-938-2222
▶Web:www.stewartmineralsprings.com
▶アクセス:1年中可 ※降雪の場合、基本除雪されますが、一部凍結があることも
▶料金:温泉利用(サウナ含む)$30他 ※営業時間は季節により異なるので事前に確認を
※浴場は閉館しました

Black Butte / ブラックビュート

ブラックビュート

ピラミッドのような独特の形で異彩を放つ岩山で、2つの頂きを持つことから「ベイビー・シャスタ」とも呼ばれます。途中から植物がほとんどなくなり、他の星にいるかのような不思議な気分に。頂上からは360度のパノラマを望めます。標高1928m、トレイルは往復約5mile。足場があまり良くなく、アップダウンがあるので中上級者向け。きちんとしたトレッキング装備で臨んで。

▶アクセス:冬(1~2月頃)は積雪の状況によります

Stoney Brook Inn / ストーニー・ブルック・イン

ストーニー・ブルック・イン

日本人女性、鈴木弘美さんがオーナーのB&B(ベッド&ブレックファースト)。いつ行っても温かく迎えてくれるオーナーを慕って、何度も通い詰める常連客がたくさんいます。宿泊客同士がロビーなどで出会って意気投合し、思いがけず仲良くなることがあるのもこの宿の魅力の一つ。

▶309 W. Colombero Dr., McCloud|☎1-800-717-2707
▶Web:http://stoneybrookinn.net
▶アクセス:1年中可
▶料金:スタンダードルーム1名$80・2名$115他

シャスタ周辺案内

ウィード周辺

ウィード

ウィードという街を中心にした、シャスタの北側のエリア。比較的乾燥した気候で、針葉樹の立ち並ぶ他のエリアとは自生している植物が異なり、また違った風景に出会えます。農場が多く牧歌的なのもこの一帯の特徴。おなじみのミネラルウォーター、クリスタルガイザーの採水地はウィードにあります。2つの頂きがあるマウント・シャスタは見る場所によりシルエットが異なりますが、このエリアには、広大で平坦な大地にマウント・シャスタがどんとそびえ立つように見える絶景スポットが多くあります。

シャスタシティー周辺

シャスタシティー

この周辺一帯で唯一の「街」といえる繁華街。メインストリート、Mt. Shasta Blvd. 沿いに店が並んでいるので、食事や買い物はこの街でするのがオススメです。天然石やスピリチュアルなグッズを扱っている店も多く、どこかヒッピー的な独特の雰囲気があります。マウント・シャスタを上がる道もこの街から出ているので移動の前後に立ち寄ってみて。街とはいえ田舎なので全体的に店じまいは早めです。

マクラウド周辺

マクラウド

マウント・シャスタの南東の麓に位置する小さな村を中心としたエリア。かつて林業で栄えた村の中には木材を運ぶ鉄道の廃線跡が残されており、古き良き時代の趣があります。1986年公開のヒット映画『スタンド・バイ・ミー』のロケ地はここ。エリアの南側には、マウント・シャスタを水源にした、深いエメラルドグリーンの水が印象的なマクラウドリバーが流れており、特に名もないスポットにもかかわらず心惹かれる風景が点在しています。

Mt. Shasta Lavender Farm / マウントシャスタ・ラベンダーファーム

マウントシャスタ・ラベンダーファーム

マウント・シャスタの大地で、天然の発泡水でラベンダーを育てている農園。夏季のみ開いており、マウント・シャスタを背景にラベンダー色の絨毯が広がる景観は美しいの一言。風に乗って漂う香りにも癒されます。ラベンダー摘みを楽しめる他、 同園のラベンダーで作ったオイルやスプレーなどのグッズも買えます。

▶9706 Harry Cash Rd., Montague|☎530-926-2651
▶アクセス:6月中旬~7月

Castle Lake / キャッスルレイク

キャッスルレイク

© Akio Higuchi Photography

標高約1660mに位置する、透明な水をたたえた湖。冬は氷で覆われ、より一層神秘的な佇まいになります。浅い湖なので、氷の状態によっては対岸まで歩いて行くこともできます(氷が薄い場所もあるので自己責任で、十分注意を)。夏はカヌーやピクニックを楽しみに来る地元の人でにぎわいます。シャスタシティーから車でこの湖に向かうまでの道には、マウント・シャスタとブラックビュートを一望できる気持ちの良い展望ポイントがあるので立ち寄ってみて。

▶アクセス:1年中可

Heart Lake / ハートレイク

ハートレイク

キャッスルレイク脇から始まるトレイルを約1.1mile 登ったところにある、ハート型の湖。ほとんど整備のされていない岩場の道なき道で、案内板もとても親切とは言いがたいため、湖を見つけられずに断念する人も多く、「呼ばれた人だけが辿り着ける」とも言われたりします。アップダウンがあり、所要時間1時間くらいは見ておきたいタフな道程ですが、辿り着いた先にはマウント・シャスタを見下ろす壮大な眺めが広がり、来て良かったと思えるはず。

▶アクセス:7~10月頃 ※積雪の状況によります

Lake Siskiyou / レイクシスキュー

レイクシスキュー

晴れた日にはマウント・シャスタと湖面に映るマウント・シャスタの写真が撮れる絶景ポイントの一つ。湖畔沿いは駐車場が豊富で、周囲にはピクニックテーブルもあり。湖沿いを一周できるトレイルはしっかり整備されているのでアウトドア初心者や子ども連れでも十分に楽しめます。湖の南側にはキャンプサイトやボートのレンタルができる「Lake Siskiyou Beach & Camp」(☎1- 888-926-2618|4239 W. A. Barr Rd., Mt Shasta|4~10月営業)もあります。

▶アクセス:1年中可

Mt. Shasta City Park / マウントシャスタ・シティーパーク

マウントシャスタ・シティーパーク

マウント・シャスタから流れ込むサクラメントリバーの源泉となる湧き水を飲める「Sacramento River Headwaters」があり、観光客だけでなく地元の人もよく水を汲みに来ています。巨大な杉の木が立ち並ぶ中に、小川のせせらぎが響き渡る心地の良い公園で、小川沿いの遊歩道を歩くのも気持ちがいいです。このトレイルは整備されているので散歩感覚で歩けます。湧き水を汲みに行くときは水筒などの容器を持参するのをお忘れなく。

▶1315 Nixon Rd., Mt Shasta|☎ 530-926-2494
▶アクセス:1年中可

Old Ski Bowl / オールド・スキー・ボウル

オールド・スキー・ボウル

マウント・シャスタの中腹(標高約2300m)に位置する、1950~70年代にかけてスキーリゾートだった場所。雪がない季節は車で来られます。現在は何も残されていませんが、背後にマウント・シャスタの頂上を、眼下にエディ山などの山脈を望む絶景ポイントとして知られています。特にここから見る夕暮れや夜の空は息を飲む美しさ。石で作ったストーンサークルがあり、インディアンドラムを叩いて祈りを捧げている人や瞑想をしているグループと出会うことも多々。

▶アクセス:7~10月頃 ※積雪の状況によります

Panther Meadows / パンサーメドウズ

パンサーメドウズ

オールド・スキー・ボウル近くにある湿原。トレイルがあり、マクラウドを流れるマクラウドリバーの源泉となる泉に行けます(湧き水は飲めません)。植物が色づく秋には黄金色の湿原を見られます。先住民族は今も昔もここで儀式を執り行っており、神聖な場所として大切にしているので、彼らや自然へのリスペクトの気持ちを忘れずに、真摯な気持ちで歩きたい場所です。

▶アクセス:7~10月頃 ※積雪の状況によります

Bunny Flat / バニーフラット

バニーフラット

マウント・シャスタの5号目(標高約2100m)。パンサー・メドウズやオールド・スキー・ボウルへの車でのアクセスが閉ざされる冬には、ここからスノーシューやクロスカントリースキーを装着して雪山遊びに出かける人もちらほら。眼下の景色を楽しむだけでなく、マウント・シャスタの山頂を間近に見られることも魅力で、特にオススメは夕暮れ時。雪や夕陽の加減によって、黄金に輝いたり、ピンク色に染まったり、瞬間瞬間で変化していく、豊かな山の表情に魅せられます。

▶アクセス:1年中可

Medicine Lake / メディスンレイク

メディスンレイク

澄んだ透明な水が美しい湖。その名の通り、先住民族が癒しをもたらす聖なる湖とみなしてきました。周辺にピクニックテーブルやキャンプサイトがありますが、人がたくさんいることはほとんどなく、静か。湖畔を一周するトレイル(約8mile)もありますが、何にもしないで風に揺れる水面を眺めてぼんやりするのも贅沢な楽しみ方。標高は2400m。マクラウドを過ぎると店など何もないので必要な物はそろえて出発を。ガソリンも事前に給油しておいて。

▶アクセス:7~10月頃 ※積雪の状況によります

Squaw Valley / スクアーバレー

スクアーバレー

地元の人が渓流釣りに訪れる渓谷。渓流に沿ってトレイルがあり、せせらぎや鳥のさえずりを聞きながら癒しのハイキングを楽しめます。春は、鮮やかなピンク色のインディアン・ルバーブや白く可憐なハナミズキの花が咲き、華やいだ雰囲気。夏は新緑、秋は紅葉と、四季折々の美しさがあります。トレイルは人の手があまり入っていないので中上級者向け。奥の方は熊がよく出没するので、水辺を歩いたらほどほどのところで引き返すのが得策と言えそう。

▶アクセス:1年中可
※積雪でここまでの道路が閉鎖されることがあります

McCloud Falls / マクラウドフォールズ

マクラウドフォールズ

マウント・シャスタを源泉とするマクラウドリバーにある滝。「Lower Falls」「Middle Falls」「Upper Falls」の3つの滝があります。いずれの滝もビュースポットまで車で行くことができますが、川沿いを歩くトレイルもあります。一番迫力があるのは「Middle Falls」(写真)。トレイルで滝壷まで下りることができます。トレイルは初心者や小さな子どももOKのレベル。

▶アクセス:1年中可

How to Get Information / シャスタ情報はここで

Shasta-Trinity National Forest

☎530-226-2500|Web:www.fs.usda.gov/stnf
本特集内で特に住所や電話番号の記載がないスポットの詳細や問い合わせはこちらへ。

Shasta Visitor Center

300 Pine St., Mt Shasta|☎530-926-4865|Web:https://www.visitmtshasta.com/
シャスタシティーにあるビジターセンター。地図も含め、シャスタの基本情報はここで入手できます。

Why Shasta? / シャスタラバーに聞いたシャスタの魅力と体験談

鈴木さん1

鈴木さん2

ブログ「シャスタ便り!」(http://blog.livedoor.jp/stoneybrookinn)で美しい写真とシャスタ情報を発信。

サンフランシスコで働いていた1992年、日本にいた父が亡くなり、私自身も病気になり、人生の転機を感じていました。そんな時、当時同僚だった牧野持侑(じゅん)さん(現在はクリスタルボウル奏者)が教えてくれたのがシャスタ。ストーニー・ブルック・インを紹介してくれたのも彼です。最初は客として来ていた宿を引き継ぐまでにはたくさんの不思議なことがあって…それをあえて一言で言うなら、やはり山に呼ばれた、という気がします。シャスタに惹かれる理由も言葉を通してはとても説明できない…山に恋してしまったという感覚です。ここには分かりやすいランドマークがあるわけではありません。でも、目に見えない愛のエネルギーが流れている気がしています。訪れる人が人生のリセットボタンを押すきっかけをシャスタは作ってくれます。何もない、でも、全てがある…。私にとってシャスタは、あらゆる矛盾を抱きしめ、受け入れてくれる、大きな包容力のある、まるで母親のような存在です。

▶鈴木弘美(すずき・ひろみ)さん。SFで働きながらシャスタに通っていたが、2001年にストーニー・ブルック・インを買い取り、シャスタに移住。
Chandraさん1

Chandraさん2

(上)初シャスタは家族で。これはプルートケーブにて。(下)シャーマン、クイチ親子との記念ショット。

シャスタの、他の場所とは違う魅力は磁場と言いますか、エネルギーがとても良いこと。住んでいる人が皆、愛に溢れ、親切ですし、ミラクルがたくさん起こります。特に13年に、スピリチュアルライフを提唱する穴口恵子さんと、ペルーのシャーマン、クイチ親子とシャスタに行った時は、神秘的な出来事の連続でした。たくさんの儀式に参加して、最後に文字通り「生まれ変わった」経験をしました。全てが美しく、愛おしく、神々しく感じるようになり、「必要なものは全て与えられていて、望めば何でもできる!」そして、「人生をもっともっと楽しもう!」と思うようになりました。シャスタの好きなスポットはたくさんありますが、一番はスチュワート・ミネラル・スプリングス。温泉に入り、サウナに入って、よく温まってから、外の川に入るのが最高に気持ち良い!この夏は、昨年好評だったシャスタツアーに、オレゴンも加えたツアーを開催予定(http://yogachandra.com)。今からとても楽しみです!

▶Chandra 千夜子(ちゃんどら・ちやこ)さん。OC在住。体も心も喜び、本当の自分に気付くオリジナルのヨガを、OCやLA、日本各地でシェアしている。
姉小路さん1

姉小路さん2

(上)キャッスルレイク。(下)バーニーフォールズ。シャスタでは強烈な光が入り込んだ力強い写真がよく撮れる。

10年以上前、バイオの研究の仕事に追われていた時期に、『聖なる予言』(角川文庫)を読み、さまざまな現象の背後には見えない力が働いているという考え方があることに心を動かされました。その本を翻訳した山川紘矢・亜希子夫妻のワークショップがあると知り、出かけたのが初めてのシャスタ旅行。2002年のことです。
 
サンディエゴも美しい街ですが、木々と水に溢れるシャスタは乾燥したサンディエゴにはない魅力があります。滝、山、小川、野原、温泉、小さな町の姿さえも美しく清らかで、どこをとっても、”見どころ”なのです。他の国立公園などにはほとんど行かず、シャスタばかりもう10回以上行っています。
 
私の場合、シャスタに行くと元気になります。日常という下界で疲れた心身を天上界のようなシャスタで癒すという感じ。サンディエゴから車だと運転は大変ですが、行きは疲れても、帰りはさほど疲れることなく帰って来られるのは、シャスタに癒されて充電されるからだと思っています。

▶姉小路美抄(あねこうじ・みさ)さん。SD在住。バイオ研究が専門だったが、シャスタ旅行以来、真理は科学だけでは説明できないと思うようになった。
 
写真協力:Stoney Brook Inn、Shin Yoshikawa、Miho Nakayama、Daiki Hayashi、Yasumi Yuasa、Kaoru Sakamoto、Tomoko Inoue

シャスタ周辺のホテル

ベストウエスタン・プラス・ツリー・ハウス・イン / Best Western PLUS Tree House Inn

木を基調とした内装で落ち着いた雰囲気。屋内プール、フィットネスセンターなども併設。
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マウント・シャスタ・ランチ・ベッド&ブレックファースト / Mount Shasta Ranch Bed and Breakfast

シャスタ山からほど近い1923年開業の歴史感あるホテル。ポーチから見えるシャスタ山が美しい。
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マウント・シャスタ・リゾート / Mount Shasta Resort

広大な敷地の中にゴルフコース、スパなどが併設されているオールシーズンリゾート。
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ストロベリー・バレー・イン / Strawberry Valley Inn

木々や綺麗な花々に囲まれた歴史あるイン。街の中心部に近く、便利なロケーション。
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エバーグリーン・ロッジ / Evergreen Lodge

静かで落ち着いた雰囲気のロッジ。周辺ではハイキングを楽しむことも。
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