ロサンゼルスから1番近い国立公園!チャネルアイランドで島キャンプ

ライトハウス電子版アプリ、始めました
チャネルアイランドの海辺 (C)Tim Hauf

Photo:©Tim Hauf

ベンチュラ沖に浮かび上がる無人島、チャネルアイランドはロサンゼルスから1番近い国立公園。船を下りれば、手つかずの大自然が広がり、そこでしか見られない貴重な動物や植物がいます。ほんの少しだけ都会を離れて、自然の時の流れの中で、忘れられない思い出を作りませんか。

(ライトハウス2014年秋増刊号掲載)

チャネルアイランド国立公園とは?

チャネルアイランドにてハイキングするライトハウス探検隊

ベンチュラからロサンゼルスにかけての太平洋沖、160マイル圏内に点在するチャネルアイランド。アナカパ島、サンタクルス島、サンタローザ島、サンミゲル島と、南方にあるサンタバーバラ島、サンタカタリナ島、サンニコラス島、サンクレメンテ島の計8島で構成され、うち最初の5島が、1980年にチャネルアイランド国立公園に指定されました。ロサンゼルスから最も近い国立公園です。
 
5島は現在は無人島。豊かな自然が残る島は、本土では見られない固有の動植物が存在します。また島の周囲には長さ40メートルにもなる巨大な海藻、ジャイアントケルプの森があり、1千種にも上るさまざまな魚などが棲らし、クジラやイルカなど目撃されることもあります。

チャネルアイランド島のシーズンと行き方は?

美しいチャネルアイランドの風景
美しいチャネルアイランドの風景

1万3000年以上前からチャネルアイランドには、ネイティブアメリカンが暮らしていたが、16世紀にヨーロッパからの開拓者が到着。ネイティブアメリカンは土地を追われ、島はその後、農業、軍事などに使われることに。各島が個性的な歴史を持っています。

島は霧が立つことが多く、特に春は濃霧に見舞われます。秋になれば晴天率が高くなりますが、冬が近付くにつれ、海が荒れる日が増え、船が欠航になることも。ただし、花を見るなら早春、クジラを見るなら冬がオススメです。
 
島に行く方法はフェリーまたは自家用船。定期便はIsland Packersが運航を一手に引き受けており、アナカパ島、サンタクルス島へは一年中、その他の3島へは春から秋のみ船を出しています。またサンタローザ島へは飛行機も飛んでいます。いずれの島も島内の移動手段は徒歩、およびカヤック、自家用船のみ。なお、島ではペットの持ち込み、ジェットスキー、キャンプファイヤーや炭の使用、Marine Reserves内での釣りが禁止されています。

チャネルアイランド国立公園 / Channel Islands National Park

1938年、国定公園指定。1980年、国立公園指定。
開園期間:一年中
面積:24万9354エーカー
年間入園者数:30万人
島への交通手段:フェリー、飛行機など。フェリーの出航するVentura Harbor(1901 Spinnaker Drive, Ventura, CA 93001 。無料駐車場あり)まではロサンゼルスから約1時間40分。
オープン時間:通年。The Robert J. Lagomarsino Visitor Center(8:30am-5:00pm、サンクスギビングとクリスマス休館)
入場料:無料。キャンプする場合は10 ドル
☎ 805-658-5730
www.nps.gov/chis/homepage.html

サンタクルス島~カリフォルニア州最大の島

サンタクルス島北西にある世界最大の海の洞窟、Painted Cave

サンタクルス島北西にある世界最大の海の洞窟、Painted Cave。 ©Tim Hauf

本土からは38マイル。古くはネイティブアメリカンのガブリエリーノ・トンヴァ族が暮らしていました。一面に黄色の絨毯を広げるキク科のジャイアントコレオプシスやウミガラス、カリフォルニアブラウンペリカンなどが棲息する豊かな自然が広がります。島内を散策するだけでなく、カヤックやシュノーケル、釣りもオススメ。なお、1月~8月には、ペリカンの繁殖のため、一部のトレイルが閉鎖されます。
 
ベンチュラから20マイル沖にあるカリフォルニア最大の島。伝説によれば、島の名前は1769年に島を訪れたスペイン偉人司祭の置き忘れた十字架(サンタクルスはスペイン語で十字架)を、チュマッシュ族が発見し、返却したことにちなんでいます。
 
島の面積は62000エーカー、海岸線は77マイルに上る。西側76%はThe Nature Conservancyが管理しており、立ち入ることはできません。海岸添いには浜辺や洞窟が点在しており、島の北西側にあるPainted Caveは海の洞窟として世界最大。長さにして1215ft。洞窟には海側からのみ近付くことができます。
 
60種以上の固有の動植物を含む多数の生物が棲んでおり、アイランド・アメリカカケスが見られるのは同島だけ。その他、島の各所には1800年代から1900年代に暮らしていた人々の農場や住宅が残されています。

サンタクルス島のScorpion Anchorageの入江

Scorpion Anchorageに入ってくる船。入江は静かです。 ©Tim Hauf

●サンタクルス島へのフェリーの予約●
Island Packers
☎ 805-642-1393
www.islandpackers.com
出発:Ventura Harbor: 1691 Spinnaker Dr. Ventura
オックスナード発の場合は:
Channel Islands
Harbor: 3550 Harbor Blvd., Oxnard
到着:Scorpion AnchorageまたはPrisoners Harbor
運航:一年中。夏季の週末は1日に複数の便を運航
費用:日帰り(往復):$59(一般)、$54(55歳以上)、$41(12 歳以下)
キャンプの場合(往復):$79(一般)、$74(55歳以上)、$57(12 歳以下)
 
●Santa Barbara Islandキャンプサイトの予約●
チャネルアイランド各島にキャンプ場があり、すべて事前の予約が必要。先にフェリーを予約してから、キャンプサイトを予約のこと。
Recreation.gov
☎ 1-877-444-6777
www.recreation.gov
費用:$15(1サイト、1泊)

サンタクルス島のキャンプサイト・インフォ

サンタクルス島には、Scorpion CampgroundとPrisoners Harbor側のDel Norte Campgroundの2カ所があります。Scorpion側は海から近く、水道もあるのでアウトドア初心者でも安心。家族連れにもぴったりです。
Del Norte側はカシの樹の茂る森の中にあり、見事な眺望です。ただし、港から4マイルの上り坂を荷物を担いで上がらなければなりません。

チャネルアイランド国立公園の各島

チャネルアイランド国立公園を構成する5島はそれぞれに異なる特徴を持っています。ここでは、各島の行き方、キャンプ場情報、見所を紹介。さあ、どこの島へ行きましょう?

Anacapa Island~カリフォルニアブラウンペリカンの最大の繁殖地

Anacapa Islandの景色

©Tim Hauf

ベンチュラの約14マイル沖に浮かぶEast、Middle、West Anacapa Islandsから成る小島群。3島の間は船でしか移動できません。Anacapaとはネイティブアメリカンのチュマッシュ族の言葉で「蜃気楼」。East Anacapaには1932年に建てられたクラシカルなスタイルの灯台があります。なお同島には、数千の海鳥が巣を作っており、絶滅危惧種であるカリフォルニアブラウンペリカンの最大の繁殖地でもあります。
 
●Anacapa Islandへの行き方●
年間を通して運航。Ventura HarborまたはChannel Islands Harborから片道1時間。ほとんどの船はEast Anacapaに着きます。日帰りの滞在時間は約2時間。West Anacapa行きは11月~4月の引き潮の時のみ。
 
●Anacapa Islandキャンプ場●
港から157段の階段を上った、1.5マイルの距離にあります。ピクニックテーブル、フードロッカー、汲取式トイレがありますが、水はありません。

Santa Rosa Island~北米最古の人骨とピグミーマンモスの化石

Santa Rosa Islandの景色

©Tim Hauf

面積5万3000エーカーの、サンタクルス島に次ぐカリフォルニア第2の大きさの島。寒流に囲まれた、陸からは40マイルの環境で、固有種や独自の進化を遂げた動植物が生棲。同島とラホヤ近郊でしか見られない松、トーリーパインもその一つ。1994年には島内でピグミーマンモスの完全な骨や、北米最古を記録する1万3000年前の人骨も見つかっています。
 
●Santa Rosa Islandへの行き方●
フェリーは4月~11月のみの運航で月2~5便。片道3時間。日帰りの滞在時間は約4時間。途中サンタクルス島のPainted Caveの見学付き。ベンチュラから飛行機で25分。
 
●Santa Rosa Islandキャンプ場●
4月~11月のみオープン。ピクニックテーブル、フードロッカー、汲取式トイレ、飲み水があり、港からは平らな道を1.5マイル。フェリーの運航スケジュールのため、最低でも3泊が必要。

San Miguel Island~年間約10万頭のアシカやアザラシが繁殖

San Miguel Islandの景色

©Tim Hauf

陸からは70マイルと、チャネル諸島の中で最も沖にある。西側のPoint Bennettには真っ白な砂浜が広がり、年間、約10万頭のアシカやアザラシが繁殖しています。港からは往復16マイルと1日がかりのハイキングになりますが、最高の思い出ができそう。なお、Point Bennettや、幻想的な炭酸カルシウムの森caliche forestへはレンジャーまたはボランティアの同行が必要です(問い合わせ:☎ 805-658-5730)。
 
●San Miguel Islandへの行き方●
5月~10月、月2~5便。片道4時間。途中サンタクルス島のPainted Caveの見学付き。日帰りの滞在時間は約3時間。船旅は強風と波の荒れ、また島への接岸時には濡れることを覚悟して。
 
●San Miguel Islandキャンプ場●
5月~10月。水は無いが、ピクニックテーブルや風よけ、汲取式トイレは有。港からは1マイルの急な坂を上るので心の準備を。最低3泊が必要。

Santa Barbara Island~ほかの4島からは南へ遠く離れた火山島

Santa Barbara Islandの景色

©Tim Hauf

本土からは38マイル。古くはネイティブアメリカンのガブリエリーノ・トンヴァ族が暮らしていました。一面に黄色の絨毯を広げるキク科のジャイアントコレオプシスやウミガラス、カリフォルニアブラウンペリカンなどが棲息する豊かな自然が広がります。島内を散策するだけでなく、カヤックやシュノーケル、釣りもオススメ。なお、1月~8月には、ペリカンの繁殖のため、一部のトレイルが閉鎖されます。
 
●Santa Barbara Islandへの行き方●
4~10月のみ月1~3便の運航。片道3時間。日帰りの滞在時間は約4時間。船着き場の周囲にはアシカが無数に見られます。
 
●Santa Barbara Islandキャンプ場●
4~10月。水は無いが、ピクニックテーブル、フードロッカー、汲取式トイレは有。港から1/4マイル。フェリーのスケジュールのため、最低3泊が必要。

ライトハウススタッフがトライ!サンタクルス島で1泊2日のキャンプ

「無人島」のしびれる響きに、ライトハウス探検隊がチャネルアイランドのサンタクルス島に上陸!最小限の荷物を背負い1泊2日のキャンプに出た我々を待ち受けていたのは…

霧の立ち込める出発の朝

ライトハウス探検隊、これからサンタクルス島に出発~!

出発~!スタッフとその友人&家族の計6人の探検隊

4月のまだ暗い朝、霧の立ち込めるフリーウェイを北上し、フェリーの出発地、ベンチュラハーバーへ。Island Packersのオフィスでチェックインし、港のレストランで朝食を取る。出発の45分前には、キャンプ用品などの荷物を船に預ける。燃料など可燃性の物はフェリーの用意した専用ボックスへ入れ、後は船底にしまわれる。
 
9時の便はデイハイクに出掛ける面々で満席。濃霧の海は、上下左右に荒く船を揺らした。ちょうど1時間が経つ頃、霧の先に陸地が見えた。目的地サンタクルス島の港、Scorpion Anchorageだ。小雨が水輪を作り、冷たい風が吹いていた。預けた荷物は、乗客も参加して、船底からバケツリレーのようにして陸に上げていく。
 
上陸すると、緑色の制服に包んだ国立公園のレンジャーが我々の前に現れた。国立公園のルールやキャンプサイトの使用法の説明をしてくれ、キャンプサイトのチェックインもここで済ませた。港の近くにはビジターセンターがあり、かつてこの島で暮らしていた人々の家や、農耕具が展示されていた。この土地で、どんな思いで暮らしていたんだろうか。
 
Scorpion Campgroundへと歩き始めた途端、目の前を子犬ほどの大きさのチラチラとした毛のかたまりが横切った。「キツネ!」。アイランドフォックスである。天敵がいない環境で進化を遂げ、本土のキツネに比べると小型になった島の固有種だ。人間に慣れていて、人の食べ物を狙うことも。決して与えず、ゴミもフードロッカーにしまうようにとレンジャーが注意を喚起した。
 
キャンプサイトは緑が茂る森の中にあった。水を汲んで湯を沸かし、お茶でひと息ついた後、テントを出して立て、荷物を納めたら、いざハイキングへ出発。

Prisoners Harborを目指し、ハイキングへ出発

島にはさまざまな難易度のトレイルがあり、各所で目を楽しませてくれる花々や動物たちが待っています

トレイルは丈低い草の生えた丘に沿って続く。Scorpion CanyonLoop TrailからSmugglers Rd.を経て、Montanon Ridgeへ。だんだんと道は険しくなり、上がった息遣いが後ろの方から聞こえてくる。全身は小雨に濡れてはいるものの、歩き続けている限りはそれでも暑い。Montanon Ridgeに入ると、トレイルは細くなる。濃い霧に包まれて両側は見えないが、おそらく崖だ。1時間半が経つ頃、まず2人が音を上げた。斜面や、でこぼこの道は慣れない足には確かに厳しい。別れる2人は姿が見えなくなるまで、何度も手を振ってくれた。
 
4人は先へと歩を進める。別れた途端、道はさらに難度を増した。Del Norte Trailへと進み、出発から3時間が経った頃、さらにもう2人が脱落。霧に包まれたトレイルは景色の変化がなく、時間の流れも茫洋とする。最後の2人はさらに先へ。別れて30分ほどし、急な登りへさしかかると、1人の足がつり始めた。残念だがここまでと、Prisoners Harborへと後2マイルほどを残して、引き返した。
 
帰りも楽な道ではないが、爽やかな風が吹き始め、すうっと霧が晴れた。緑の大地の向こうに海が広がり、風に乗って鳥のさえずりも聞こえてくる。行きは見なれない道だからしんどいが、帰りは一度通った道。足を進める速度も心持ち速くなる。黄色の花が一面に咲くScorpion Canyon Loop Trailの下り坂の先に人影が見えた。「おーい」と呼びかけると、下から手が揺れる。行きは何も見えないほど霧が立ち込めていたが、今は花の広がる斜面も、海も、青空も見える。

サイトはよく整地されていて、テントを立てやすくなっています。

キャンプ場へ帰り着くと、湯を沸かし、パック入りカレーと白米を温める。なんてことはないインスタントカレーだが、外で食べると抜群のおいしさ。腹がいっぱいになる頃、だんだんと日が落ちていった。キャンプファイヤーはないがランタンの周りで賑やかな話が続く。時折、テントの脇の木からボトン、ボトンと木の実が落ちてくる。海の真ん中なのに、波の音がしないのが不思議な気がした。
 
午後10時、それぞれのテントへ。寝袋は地面からの冷気で冷たかったが、潜り込むと、一瞬のうちに眠りに落ちた。夢だったのだろうか。テントの脇まで近付いてくる小さな足音が何度か聞こえた。

翌日もまたハイキングへ!そして…

なだらかな丘陵の広がる島は、まるでスコットランドのような雰囲気

午前6時過ぎ、光が差し込み、目が覚めた。スープにパンの朝食。の後、テントを畳み、今日はキャンプ場から2マイルのCavern Pointへ。短く、歩きやすいトレイルだが、辿り着いた先には見事な海岸線と、直角に切り立つ崖が広がっていた。月から3月には、ここからクジラが見られることもある。
 
キャンプ場に戻り、インスタント麺で早めの昼食。アイランドフォックスが好奇心いっぱいに見ている。昨夜、近くまで寄ってきたのはこいつだったんだな。
 
船着き場の近くに荷物を移動し、海岸沿いを散策。島の海岸線は複雑に入り組み、海にはジャイアントケルプが漂う。その中をカヌーで行くのも面白そうだ。次に来る時は試してみたい。
 
定刻の午後4時、船は出航。穏やかな海を見つめていると、みるみる船はイルカの群れに囲まれた。その数、数百はいただろうか。急いでカメラのシャッターを切るが、思うようには写らない。茫然と美しいしぶきを眺めた。
 
1時間の航海を終え、船はベンチュラ港へ戻った。出発したのは昨日の朝のはずなのに、どうしてだろう、もっと長い時間、旅をしていたような気がした。1泊2日の旅は、思っていたよりもずっと快適で、少し寒かった。次に行くなら、夏がいい。青い海でカヌーも、シュノーケリングもやってみたい。そして、今回は辿りつけなかったPrisoners Harborへも再び。

島キャンプの用意

島のキャンプはすべての持ち物を自分で運ばなくてはなりません。最小限の装備で、かつ必需品は忘れずに持って行きましょう!

1.テント
アウトドアキャンプの必須アイテム。風の強い島では、カバーもあると心強い。
2.寝袋
こちらも必須アイテム。夏場も冷えることがあるので、少し厚手のものを。
3.スリーピングマット
慣れない屋外での就寝も、マットがあれば快適。地面からの冷気を防げます。
4.ランタン/ヘッドランプ
日が落ちると島は真っ暗。念のため、新しい電池も持って行きましょう。
5.キャンプ用コンロ
島ではキャンプファイヤーなど直火は禁止。調理をしたい場合は必須。
6.食器(コップ、皿、フォーク等)
温かい飲み物を入れてもいいコップは重宝します。
7.ハイキング用シューズ
トレイルの中には、スニーカーでは滑りやすい難易度の高い場所もあります。
8.キャンプサイト用シューズ
テント周辺で履く物。足をしめつけない着脱のしやすいシューズがいいでしょう。
9.靴下
山登り用の厚手のタイプがオススメ。むれず、また乾きやすいものを。
10.半袖のトップス
ハイキング中は長袖では暑くなります。半袖の上に重ね着がベター。
11.長袖の上着
日陰や休憩時、突然寒く感じられることも。夜や海の上も風にも長袖は必要。
12.長ズボン
虫さされ、かぶれ、日焼けを防ぐためにも、長ズボンを用意しましょう。
13.防寒用上着
防水の物を。夏でも、夜は薄手のダウンが必要なほど冷え込むことも。
14.日焼け止め
島には日陰の少ないエリアもあるので、必ず持参したい物の一つ。
15.帽子
日よけ用の帽子は必ず持参して。風に飛ばされにくい物がいいでしょう。
16.虫除け
夏のキャンプに必須。虫にさされてしまった後の処置用の薬もあると安心。
17.ゴミ袋
島にはゴミ箱はないので、出たゴミは必ず本土まで持ち帰ること。
18.水着
島の周囲は真っ青な海!天候さえ良ければ入江で遊べます。
19.タオル
水泳の後、またはハイキング中の汗ふき、または日よけの首巻きとして。
20.サンダル
水遊び用、またはキャンプサイトでリラックスする時にも。
21.水用タンク
必要なときに水道に行くのではなく、タンクに入れてサイトに運んでおくと便利。
22.食べ物
天候により船が欠航となることも。予備の食糧も準備しておきましょう。
23.水ボトル
補給できるのはScorpion Campgroundのみ。ハイキング用携帯ボトルは必須。
24.バックパック
以上すべての荷物が入るものと、ハイキング用の小さなもの。

チャネルアイランドで楽しめるアクティビティー

カヤック:海の洞窟や美しい海岸線を探検しよう

最も人気があるのは、サンタクルス島の東側Scorpion Beach。海の洞窟や美しい海岸線など魅力には事欠きません。 ©Tim Hauf

●ツアー●
Santa Barbara Adventure Company
☎ 805-884-9283
www.SBAdventureco.com
Channel Island Kayak Center
☎ 805-984-5995
www.cikayak.com
 
●カヤックのレンタル●
Channel Island Kayaks Center
 
●持ち込み●
フェリーへのチェックイン費:$19~$28

スキューバダイビング:多様な生態のあるジャイアントケルプの森を散策

ジャイアントケルプの森や海の洞窟などを探検 。ここでしか出会えない海の生き物を探しにいこう。 ©Tim Hauf

●ギアのレンタル●
Ventura Dive and Sport
☎ 805-650-6500
*Anacapa島、Santa Barbara島、サンタクルス島東側が最適の場。島の周囲は潮の流れがきついので、普段以上の注意を払って遊びましょう。年間を通して水温は低く(55~77°F)、ウェットスーツの着用がベター。Santa Rosa島、San Miguel島は風が強く、これらのアクティビティーは避けるのが賢明。10月~1月はとりわけ強風に注意。

フィッシング:豊かな自然の中で、釣りを楽しむ

カサゴやオヒョウ、シーバスなど小さなものから巨大な魚まで、多様な魚が釣れます。 ©Channel Islands Sportfishing

●フィッシング・ライセンス●
チャネルアイランド国立公園内で釣りを行うためには、カリフォルニア州のフィッシング・ライセンスが必要。
California Department of Fish and Wildlife
www.dfg.ca.gov
$46.44(州在住者)
 
●ツアー●
Channel Islands Sportfishing
☎ 805-382-1612
www.channelislandssportfishing.com
*Marine Protected Areasでは釣りは禁止/制限されています。必ず許可されたエリアで行うこと。

ホエールウォッチング:27種ものクジラやイルカが出没!

暖流と寒流が交わる同島周辺では大量のプランクトンが発生し、エサ場を形成。27種類ものクジラやイルカが集まります。 ©Tim Hauf

●ツアー●
Island Packers
☎ 805-642-1393
www.islandpackers.com
Blue and Humpback Whale Watching(年間、7時間~8時間)
シロナガスクジラ、ザトウクジラを見に行く。6月~9月がシーズン。
$79(一般)、$72(55歳以上)、$59(12歳以下)
Gray Whale Watching
(12月~4月、3~3.5時間)
アラスカからメキシコへ、そして再び北へと季節ごとに移動するコククジラを見に行くツアー。
$36(一般)、$32(55歳以上)、$26(12歳以下)

チャネルアイランドの島の愉快な仲間たち

チャネルアイランドにいるアイランドフォックス

アイランドフォックス
チャネルアイランドにいる美しい鳥

 ©Tim Hauf
チャネルアイランドに咲いている薄ピンクの花

アイランドモーニンググローリー
チャネルアイランドにいる美しい青い鳥・アメリカカケス

アメリカカケス ©Tim Hauf
チャネルアイランドにいる海の動物

チャネルアイランドにいる紫の花

※このページは「ライトハウス2014年秋増刊号掲載」掲載の情報を基に作成しています。最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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