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現地情報誌「ライトハウス」が過去に取り上げた、アメリカ芸能界ゴシップ情報や、著名人・有名人へのインタビュー記事など。

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

ゴシップパラダイス Vol.7

ゴシップパラダイス

ハリウッドをうろついて情報収集するネコのベベが、ハリウッド芸能ニュースやセレブの最新情報を、毎号レポートします。エンタメ界になじみのない読者も、思わず目が留まるジューシーなネタ満載です!


☆アメリカン・アイドルにとんだハプニング!

視聴率が下がり気味ではあるものの、相変わらずの人気を誇るテレビ番組『American Idol』だが、3月10日火曜日の放送で、お茶の間では笑えないハプニングが起きた。

『American Idol』は、テレビの前の視聴者による電話投票の結果が、出場者の明暗を分けるという視聴者参加型の人気番組。その電話番号におかしな仕掛けがあったようだ。

最終の13名に残った候補者の中から2名が脱落する予定となっていた放送回だが、投票に使われる電話番号1・866・IDOL(4365)に続いて、候補者の番号の01から13までを末尾に加えるというのがお決まりのパターンだった。しかし、何と最後の13番をダイヤルするとセクシーなお姉さんが受け答えするアダルト番号につながってしまうのだ。番組では放送日の朝まで13番を使用する予定だったが、最後の候補者の番号だけ急遽36番に変更することになったという。

同番組は01から12までの番号は購入していたが、13に関してはうっかりしてしまったようだ。



☆リアリティーショーのスター誕生!

かつてのスターだったあの人やこの人が出演して社交ダンスで競うという『Dancing with the Stars』。過去のシーズンでは、あの『Beverly Hills 90210』などで活躍していたジェニー・ガースやイアン・ジーリングなどが出演し、健闘したことでも話題になった。

第8シーズンを迎え、何と2250万人の視聴者が見守る大人気番組となったプレミアオープニング。今回、何と言っても見逃せないのは、元ボンドガールで、元夫チャーリー・シーンの赤裸々な性生活を離婚調停で全米の皆さんに披露したデニス・リチャーズでも、あの『jackass』のいかれたスティーヴォーでも、はたまた北京オリンピック体操の金メダリスト、ショーン・ジョンソンでもなく、別のリアリティーショーのスターで、一般人のメリッサ・ライクロフトなのだ。

メリッサは、先に行われた、これまた人気のリアリティーショー『The Bachelor』の出場者。つまり素敵な王子様に選ばれる姫候補の一人だった。

なぜメリッサが、こんなにもお茶の間の女子の心を掴んで離さないかというと、彼女は集められた花嫁候補に打ち勝って最後の一人に選ばれ、最終回で「バラとプロポーズ」を勝ち取った勝者にも関わらず、その後の特番で無残に振られてしまったから。その名も『After the Final Rose』という特番で、バチェラーのジェイソンは、メリッサに別れを告げ、他の候補者と一緒になってしまった。

大きな波紋を呼んだ、この大どんでん返しに目を付けた番組プロデューサーから、急な欠員が出た『Dancing with the Stars』への出演オファー。この7時間後には飛行機に乗っていたというメリッサは、2日間だけのレッスンにも関わらず、見事な点数を獲得した。実はNFLのダラス・カウボーイズのチアリーダーの一人で、バレエなどのダンス経験も長かったのだ。

メリッサは、今度こそファイナリストの座を勝ち取れる!?



☆8つ子の母その後の展開

最近、ブリトニーよりもブランジェリーナよりも脚光を浴びながら、「私はセレブリティーじゃないのよ!」と叫ぶナディア・サルマンさん。彼女は、人工授精での8つ子を出産した話題の人だ。

ナディアさんは一般人でありながら、無職で8つ子を育てるアテもあるようには見えないなどと、あまりにも私生活が注目されてしまったことで、専属パブリシストがいる。そのパブリシストも、最近、「彼女は頭がおかしい」と言いながら辞めてしまった。

彼女には今回出産した8つ子のほかに、6人の子供が既におり、いずれも人工授精による出産。精神的にも経済的にも支えが必要に見えるのか、ナディアさんは方々からさまざまなオファーや援助を受けているそうだ。

例えば、実はポルノ映画出演のオファーも来ているとのこと。その映画シリーズへの出演による報酬は、100万ドルと家族全員の健康・歯科保険だが、それはさすがに断ったようだ。しかし、代わりに8つ子の出産時の映像を、100万ドルで売ろうとしている。

ナディアさんの父親からは、家がプレゼントされた。4ベッド・3バスの一戸建住宅を56万4900ドルで購入、La Habraに拠点を移した。今まで住んでいたのは、母親の家であったが、抵当に入っているという。

そしてボランティア団体「Angels in Waiting」からは、24時間看護のオファー。

計画なく父親のいない子供を生み続けたが、何とか14人の子供たちを育てられるのか? とにかく次から次へと、何かやらかしてくれる8つ子ママからは、今後も目が離せない。



☆子供の教育に良くない?セクシーなブリママ

ブリトニー・スピアーズが、新アルバムを引っさげてのツアーを始めた。ボディーは完璧にシェイプし切れたとは言いがたいが、以前より引き締まった身体を、惜しげもなく観客に見せ付けるセクシーな衣装。セックスシンボルとしての貫禄を見せ付けている。

2児の母でもあるブリトニーは、親権・養育権を、現在無職の元夫、ケビン・フェダーラインに取り上げられている。しかし、週の半分を子供と過ごす権利が与えられている。ツアー期間中も同様の権利が認められており、ケビンがツアー中のブリトニーを追いかけて、息子たちを移動させているという。

もちろん子供たちは、ステージ上での母の勇姿を観に行く訳だが、今回の「サーカス」ツアーは、いつにも増して過激な内容だ。とても幼い子供たちに見せられるものではない。 そこで、母を観に来た息子たちは、コンサートの前半の40分で退出するようにしている。母親のセクシー過ぎて理解に苦しむ、例の「ニプレス・ボディースーツ」は、どうやら見なくてすむようだ。



ハリウッド・カップル・レポート

モテ男大好きパリスの新恋人とは?


パリス・ヒルトンに、また新しいカレが出現した。マイナーリーグのダグ・ラインハルト選手だ。ミーハーでイケメン億万長者キラーのパリスが、なぜこの野球選手としてはあまりパッとしないダグなのかというと、彼は何と人気リアリティーショー『Hills』に出演していたのだ。番組中、とてもリアリティーとは思えないほど相手を変えていく色男ダグは、当然モテ男が大好きなパリスの目に、アッという間に留まった。

パリスの恋愛遍歴は、27歳とは思えない波乱万丈さで目が離せない。2003年の彼女を有名にした悪名高きセックスビデオの流出で、全世界から注目されるセレブリティーになってしまった。その後は、一挙手一投足をパパラッチされる注目の人だ。

パリスは実は知名度よりもルックスに弱い。しかし、ルックスよりもさらに弱いのが、「他人のカレ」なのである。誰かと交際中の男が大好きであるため、周囲への波紋は避けられない。

05年にギリシャの富豪のパリス君と婚約するも、すぐに破局。その後も、メアリー・ケイト・オルセンと交際していたギリシャの富豪2号のスタボロス氏を略奪し、熱愛に突入。

さらに、イケメンのピザ宅配アルバイト君などを経て、ベンジー・マッデンと交際開始。しかし、この時、ベンジーはオーストラリア出身の女優、ソフィー・モンクと婚約までしており、そこに割り込んでの交際だった。

そんなパリスが現在熱愛中なのが、パリスと同じくらいやんちゃなダグ。日本へも一緒に旅行をし、相変わらずの人目をはばからぬメイクアウトぶりだ。

3月9日に、ダグはほぼ3週間経ったパリスの誕生プレゼントに、ティーカップ・ポメラニアンを贈った。パリスに「今までの彼の中で、1番のプレゼントをくれたわ」と言わしめ、ラブラブ中なのである。



セレブなお仕事紹介・その⑥
「プロジェクトマネージャー」

クリエイターとビジネスの間に立ち、バランスを取る人間がいなければ、映画の成功もエンターテインメント産業も成り立たないと言うのは、エリザベス・クシュマンさん。ミニ・メジャーと呼ばれるハリウッドの映画制作会社の1つ、ディメンション・フィルムズのプロジェクト・マネージャーを務める。エリザベスは、そのミニ・メジャースタジオをパトロールして回るポリスだと言う。

「クリエイターたちは自分の作品をどうしたいか、このシーンをどう撮ると何を表現できるかといったことしか興味ないのよ。でも私たちには予算があるから、どこまでも彼らの好きなようにはさせられないわ」。クリエイターたちの心情を理解しながら、なぜそのシーンが実現できないかを説明しなくてはならないのが難しいと言う。

商業的な成功に導くことが、彼女たちのキャリアにつながる。「ジェット機で乗り込んで来るシーンを、いかにしてオートバイで乗り込んで来るシーンに変えるよう説得できるかが、腕の見せどころよ」。不必要なシーンを削り、必要な部分だけを残して、お金になる映画を作ることが肝なのだ。

「クリエイターたちはね、レストランで食事してても、『このフォークを腕に刺して切り裂いて、中から虫が出て来たらどうか?』とかいう考えを、いつも巡らせているのよ。悪夢を活用できる唯一の仕事だわ」と、主にホラー映画を手がけることが多いエリザベスは、気味の悪い例え話をして、そのクレイジーさがクリエイターだと笑った。

さらに親会社のワインスタイン兄弟について語った。

「すごくユニークな人ね。彼らは、まず最初にどんなポスターになるか、どんなキャッチコピーになるかを先に聞いてくるのよ。それがきちんと目に浮かぶような物だったら企画が通るの。あらすじなんて読まないの」。だからこそ、『The Lord of the Rings』シリーズや『Gangs of New York』のように、ビジュアルがすぐに浮かぶものばかりだ。

とにかく難しいボスの言い分、クリエイターたちの幻想、予算と監督などを選抜し、何とか映画を実現させるのが彼女の仕事だというから、なるほど達成感があるはずだ。

ところで、「ベッちゃん物語」は映画になるかしらんと聞いてみた。エリザベスは化け猫ホラーは受けるかもよと、笑顔で答えるのであった。嗚呼、彼女はホラー専門。トホホである。



(2009年4月1日号 掲載)


●イラストレーター:小坂 亘
北清水デザインラボ代表。大阪在住のイラストレーター。独特の作風でハリウッドセレブを描いたイラストの数々は、下記のウェブサイト参照。
公式ウェブサイト
www.kitashimizudesignlab.com/wtrgallery.html

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