私の育児での大きな間違いは、離乳食を卒業してすぐにお菓子をあげてしまったことです。それまでは野菜もそれなりに食べていたのですが、いったん甘い物の魅力を知ってしまうと、野菜の味などつまらなく感じてしまうのでしょう。
私自身がとにかく甘い物が大好きで、週に何度もお菓子を焼くので、朝食にケーキということなどはザラなのです。そんな母親を見ているので、私が何か食べていたり、クッキージャーなどを見つけると「クッキー」「ケーキ」を連発して、必死にねだります。甘い物の食べ過ぎは悪いとわかっていても、自分が焼いたお菓子をこんなにうれしそうに食べてくれると、やっぱりうれしくて「少しだけね」。そんな悪循環で、バターや砂糖たっぷりのお菓子をあげ続けているダメなお母さんです。
私がお菓子を作る時に、気が向けばソフィにも手伝ってもらいます。「これ、ゴミ箱にポイして」「熱いからオーブンに触らないでね」くらいはわかるようです。大人と同じ作業を手伝うリアル感が子供をワクワクさせるんでしょう、ボウルやアイスクリームスクープを持って私のやることを真似します。卵を割るのを任せると、うれしくて目がキラキラ! 殻を取り除くのは私の役目ですが、放っておくと何個でも割ってくれそうです。
今回はニンジンとオートミール入りのクッキーを一緒に焼きました。白砂糖の代わりにハチミツとレーズンで甘みを付け、クルミも入って栄養満点です。これで喜んでクッキーを食べてくれるなら、ブロッコリーや豚肉、タマネギだって入れたいくらいです…。
料理はお母さんにチョロチョロ付いて回って、見たり手伝って覚えるのが一番。あまり子供と遊ぶのが得意でない私も「一緒にお菓子を焼く」という行為には憧れていました。
このレシピはアメリカンカップで作っています。バターもクリーム状にしたりせず、レンジで溶かすだけなど、とにかく混ぜるだけで簡単。ぜひ作ってみてくださいね。
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