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テルコ・ゴルノーのきままなスクラップブック

生活に「手作り」をたくさん取り入れたブログでお馴染みの作者 テルコさんの「手作りの宝物」をご紹介します。

テルコ・ゴルノー
テルコ・ゴルノー

2003年よりLA在住。趣味は陶芸・編み物・水泳・サルサなど。旅行も好きで今まで訪れた国は62カ国。

Vol.17)てんとう虫ドレス

10 月に入るとすぐに、ミニかぼちゃをいっぱい買って暖炉に飾ったり、大きな窓には綿のクモの巣をつけてクモやゴーストの飾りを貼り付けたりしました。郵便受けにもコスチュームのちらしが入ってきて、眺めているだけで笑えるようなのも沢山ありました。ただ、どれも10月末に着るのには寒いような印象でしたが。特にキャンディーをもらいに近所を歩く子供に、袖なしドレスはかわいそうです。

ソフィも今年は「Trick or treat」デビューでしたから、私も張り切って可愛いドレスを着せてあげたかったのです。オリジナリティーがあって、十分暖かくて、費用をあまりかけずに、そして何より娘が喜ぶもの…。そこで彼女が最近夢中な絵本『Grouchy Ladybug』からヒントを得て、てんとう虫をテーマにドレスを作ることにしました。

まずはGoodwill にレッツ・ゴー! 赤いベルベットの長袖シャツと大人用の黒いロングスカートで6 ドルちょっと。ロングスカートを切って、バッグとリボンと子供サイズスカート、ヘアバンドを作るという作戦です。布を買ってくるより安いです。

赤いシャツには余った黒い毛糸で「ポンポン」を作り、てんとう虫に見立てて縫い付けます。赤いメッシュの生地でフワフワのスカートトップを作り、羽根のリボンで首周りとスカートの裾を豪華に飾ります。スカートの裾には針金を通して、よりドレスらしく見えるようにしました。てんとう虫の羽根はクリーニング屋さんでもらう針金のハンガー2本を曲げてくっつけ、そこに黒いタイツを被せたら出来上がり。ヘアバンドは既成の物にスカート生地の余りを巻きつけて、先っちょに黒い毛糸のポンポンを縫い付けました。


全部で20ドルほどで、「てんとう虫プリンセス」ドレスの出来上がり!赤い羽根がすぐに抜けてしまうのが難ですが…。長いスカートなので寒くても中にパンツを履かせられるので防寒はばっちりだったし、羽根やメッシュ生地もほどけば、将来違うコスチュームに使えそうです。

リサイクルの素材を使ったり、古着をうまく使ったりすることによって、たった1度しか着ないドレスでも、「まあいいか」と思えるし、何しろ作る過程で大胆にはさみを入れられて楽しかったです。型紙もしつけもなし、子供の服はフィット感をあまり気にしないでいいのもうれしいところ。

さて、肝心のソフィ本人ですが、ドレスを見せたら最後、「プリンセスドレス!」と叫んで着ないと気が済まない様子。着るのはいいけど、ハロウィン前に染みだらけになっては困りますから、当日までクローゼットに隠してしまいました。私の自己満足プロジェクトだったつもりが、ここまで喜んでくれると私もうれしくなります。




暖炉の上には小さなかぼちゃや陶器のランタンを飾りました。
Shrekのヘアバンドに黒いベルベットを巻きつけて、てんとう虫に早変わり。
大人用のロングスカートはたっぷり布の量があるから、リフォームにぴったり。子供風なら小物まで充分作れます。
羽をつける前の後姿はこんな感じ。
ヘアバンドをつけるとてんとう虫らしく見えるでしょ?
針金ハンガーと黒タイツで作った羽。バックパックのように紐をつけて背負わせます。


●テルコさんのホームページはこちら
 →「Sunny's Laboratory」


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