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テルコ・ゴルノーのきままなスクラップブック

生活に「手作り」をたくさん取り入れたブログでお馴染みの作者 テルコさんの「手作りの宝物」をご紹介します。

テルコ・ゴルノー
テルコ・ゴルノー

2003年よりLA在住。趣味は陶芸・編み物・水泳・サルサなど。旅行も好きで今まで訪れた国は62カ国。

Vol.42)グランパ!グランマ!

狭い我が家にはゲストルームがないので、いつも近くのホテルに滞在してもらっています。これが今回、孫とコミュニケーションを図るのに良いきっかけになりました。広々とした温水プールで暗くなるまで泳いだり、部屋の中を探検して遊んだりしているうちに、娘は「私もここに泊まる」と言い出しました。学校も休ませましたから、本人はすっかりバケーションモードなのです。アイスクリームもチョコレートミルクもすぐに買ってくれる祖父母ですから、心配をよそにすぐ仲良くなってくれました。

母に口紅を付けてもらったり、マニキュアを塗ってもらったりして、ソフィは上機嫌。父は最初にソフィを連れて日本に行った時に三輪車を買ってくれたのですが、今回は大きな自転車を買ってあげるのを楽しみにしていたようです。トイザらスに行き、補助輪付きのピンクの自転車を買い、おまけにヘルメットやベル、花の飾りまで付けてくれました。


たった1週間の間にソフィの好きなSeaworld へ出かけ、サンディエゴ観光の後、メキシコまで足を伸ばし、パンプキンパッチや水泳レッスン見学、日本語バスツアー、BBQにショッピング、と毎日忙しく過ごしました。両親は60代後半ですし、時差ぼけもあって疲れていただろうに、娘はどうしてもホテルに泊まりたいと毎日言い張るので、余計に疲れたことと思います。


私はちっとも親孝行な娘じゃないから、孫が彼らに懐いてくれて、元気に育っている様子を見て安心してもらうのが精いっぱい。ただ、「英語でしゃべっているのを、私が通訳して両親に伝える」「日本語で話しているのはちゃんと理解しているのに、英語でしか返事しない」というありがちなコミュニケーションになってしまったことを申し訳なく思いました。スーツケースぎっしり、孫への贈り物を持って遠くまで来てくれた両親に感謝です。


帰りに空港へ送っていった時、ソフィは悲しくて涙をこらえ「私も日本へ行きたい。どうして行っちゃいけないの?」と言い、連れて帰るのが大変でした。めったに会えないおじいちゃん、おばあちゃんと楽しい時間を過ごせたに違いありません。次は私たちが日本に行く番かな。



ピンクの自転車を買ってもらいました。
メキシコのビーチで乗馬を楽しみました。
おじいちゃんのひざに座って大好きな7-UPを飲むソフィ。
サンディエゴに一泊しました。パンケーキハウスにて。
おばあちゃんにペディキュアを塗ってもらっています。
パンプキンパッチで砂のネックレスづくり。


●テルコさんのホームページはこちら
 →「Sunny's Laboratory」


(2011年12月16日号掲載)


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