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テルコ・ゴルノーのきままなスクラップブック

生活に「手作り」をたくさん取り入れたブログでお馴染みの作者 テルコさんの「手作りの宝物」をご紹介します。

テルコ・ゴルノー
テルコ・ゴルノー

2003年よりLA在住。趣味は陶芸・編み物・水泳・サルサなど。旅行も好きで今まで訪れた国は62カ国。

焼きたてのプレッツェル

ポカポカとして過ごしやすく、パン生地も発酵しやすい季節になりました。1時間も置いておけばぷっくりと膨らんでくれるから、小まめにパンを焼く気になるというものです。

最近『Walter the Baker』という絵本を娘と読んだことがきっかけで、プレッツェル作りに凝っています。パン屋の男が王様に献上するためのおいしいパンを研究していた時に、失敗が功を奏してプレッツェルが誕生したという話で、Eric Carleの美しい貼り絵を眺めているだけで、香ばしい香りが漂ってきそう。

手元に『ふくらむふくらむぱん』という絵本があります。私の母が「あなたが子供の頃に好きだった絵本よ」とこちらに来た際に持ってきてくれました。ふたりの子供がぱんのおじさんの夢を見たり、動物の形のぱんを焼いたりする話で、こちらからは昭和中期の香りがぷんぷんと漂ってきます。





①『The Very Hungry Caterpillar』でお馴染みのEric Carleですが、私はこの本が一番好きです。パンの試作がうまくいかず、ヤケになってパン生地を放り投げたら、バケツの水に入ってしまい、それをオーブンで焼いてみたのです。実際のプレッツェルは重曹を入れたお湯に生地を浸してから焼きます。生地の膨らみを抑えるのと、濃い焼き色をつけるためです
②シミだらけの紙やクレヨンでの落書き、昔風のシールがぺたっと貼られていたりしている、昭和45年発行の絵本



③本格的なパンのように長時間こねなくても平気




④手のひらで伸ばして成形したら、重曹を混ぜたお湯に浸します
⑤オーブンに入れて高温でさっと焼きます
⑥ゴマを振ったり、シナモンシュガーをまぶしたり、ハート型に成形したり、作るたびに違うものができるところが、また楽しい


*参考文献:
『Walter the Baker』(Eric Carle/Aladdin)
『ふくらむふくらむぱん』(絵・深沢省三/婦人之友社)※現在廃刊

●テルコさんのホームページはこちら
「Sunny's Laboratory」
「Mosaic House Blog」


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