学ぶ・育てる
Study
テルコ・ゴルノーのきままなスクラップブック
生活に「手作り」をたくさん取り入れたブログでお馴染みの作者
テルコさんの「手作りの宝物」をご紹介します。
テルコ・ゴルノー
2003年よりLA在住。趣味は陶芸・編み物・水泳・サルサなど。旅行も好きで今まで訪れた国は62カ国。
Vol.5) 何でもおもちゃになるんです。
「何だろう?」と興味を示せばおもちゃに合格
知人からのお下がりやプレゼントなどで、普通のおもちゃは既にたくさんあるので、私たちが買ってあげたおもちゃといえば、お風呂に浮かべて遊ぶプラスチックのカップくらい。これ以上増えても、片づける私が大変なので、繰り返し同じおもちゃで遊んでくれるとありがたいな、というのが本音です。
でも飽きっぽい子供は、すぐに違うものに興味を示します。そこで私がやっている方法は、ごみ箱行き寸前のようなものを、おもちゃ代わりに手渡すだ「何だろう?」と興味を示し、安全ならおもちゃとして合格です。
例えば、空いたビタミン剤の容器(ふたは子供が開けられないような仕組みになっているもの)に乾燥豆を1粒入れて振って遊びます。マラカスのような感じで、カラカラといい音がします。これも立派な楽器ですよね。要らないCD - Rは表面がピカピカ光っているので、くるくる回したり、電気がついている時は天井に反射させて光らせたり。粉ミルクの空き缶は大きくて底がアルミなので、プラスチックのスプーンで叩けばドラムに早がわりです。ペットボトルに少量の水を入れてしっかりふたを閉めれば、振るとシャカシャカと音が鳴って楽しそう。ティッシュペーパーの空き箱に、ジャンクメールや新聞紙を丸めて入れて渡せば、面白そうに中から紙を取り出したり戻したり。
夕食の準備中にキッチンに来たら、大きなステンレスのボウルと泡立て器を持たせておけばご機嫌です。金属が当たる音はうるさいけれど、邪魔されずに料理ができるなら多少の音は我慢、我慢。
大人と同じことをしてみたいのが子供の本能というもの。私がコンピュータを触っているのを見てしまうと、キーボードを叩きたくて仕方がない。でもいつも私に「ダメ!」と怒られ、泣く羽目に。実は最近我が家のコンピュータが壊れてしまって買い換えたのですが、使わなくなったキーボードは娘の格好のおもちゃとなり、今まで怒られてきた分を発散したいわ!とばかりにガンガン叩いています。
|
処分品の中にも「おもちゃにぴったり!」のものが
いつの間に大人のすることを見ているのか、古い受話器を耳に当てて何やらしゃべるようになりました。こんな風に大人の真似をして、きちんと歯磨きでもしてくれたらいいのですけどね。
今までの私なら、使えなくなった電化製品などすぐに処分してしまっていたところですが、まず「あ、これおもちゃにぴったり!」と考えるようになってしまいました。
子供がいてもすっきりした家にと心がけていますが、こんなガラクタはあっという間に増えてしまうものです。でもいいんです。どっちにしろ、最初からごみみたいなものですから、使い終われば心おきなく処分できるから。
|
毎日うんざりするほど届くジャンクメールも、ソフィにとっては宝の山。ちぎって破って折りたたんで・・・
遊び方は色々。
|
とうとう食べ物で遊ぶようになってしまいました。ヨーグルトを手でかき混ぜてゲラゲラ笑うソフィ。
どうやって止めさせたらよいか、悩むところです。
|
時々は絵本もめくって遊びます。誕生日プレゼントにもらったスープを飲む本が大のお気に入り。
|
|
いわゆる普通のおもちゃより、大人が使わなくなった電化製品や空き容器で遊ぶほうが楽しいみたいです。
|
教えたわけでもないのに、いつの間にか受話器を耳に当てて何やら色々としゃべっています。
|
去年のハロウィンはこんなに小さくて、まだ一人で遊ぶことなどできなかったのですから、成長は本当にあっという間です。
|
|
●テルコさんのホームページはこちら
→「Sunny's Laboratory」