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現地情報誌「ライトハウス」が過去に取り上げた、アメリカ芸能界ゴシップ情報や、著名人・有名人へのインタビュー記事など。

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

ゴシップパラダイスVol.87

ゴシップパラダイス

ハリウッドをうろついて情報収集するネコのベベが、ハリウッド芸能ニュースやセレブの最新情報を、
毎号レポートします。エンタメ界になじみのない読者も、思わず目が留まるジューシーなネタ満載です!


アンジェリーナ
義理ママ(?)に切れる

アンジェリーナ・ジョリーは、パートナーで6人の子供たちの父親でもあるブラッド・ピットの母、ジェーンと折り合いがつかない様子だ。

ジェーンの血を分けた孫娘であるシャイロちゃんは、いつも男の子のような格好で、ボーイッシュなスタイルが大好き。ジェーンはそのシャイロちゃんに、女の子らしい洋服を一揃い無理やりプレゼントしたというのだ。子供たちの着る服は子供たちが好きに選べば良いと考えているアンジーは、「子供に対して何の尊敬もない!」と怒り心頭で言葉もないようだ。

さらに、ジェーンはクリスチャンの保守派。同性愛結婚には大反対で、もちろん現オバマ大統領にも反対している。片やアンジーとブラッドは、同性愛結婚が合法化されない限り結婚しない宣言をしていると言われているほど、ゲイの権利に協力的。オバマ大統領の選挙活動にも協力的だ。

ジェーンはさらに、地元の新聞にオバマ再選を阻止すべきだと訴え、同性愛を支持するオバマではなく、ミット・ロムニー氏を支持すべきと投稿したのだ。アンジーは過去にレズビアンと噂されたこともあるくらいだから、ここは譲れない。

2人の戦いの火ぶたは切って落とされたのだ。


ヴィクトリア・ベッカム
ポッシュ最後の姿!?

イギリスを代表する国民的アイドルグループだったスパイス・ガールズが、オリンピックの閉会式で再結成するというニュースが流れた。というのも、初め難色を示していたポッシュ・スパイスことヴィクトリア・ベッカムが、「再結成はこれっきり」を条件に、今回の出演を承諾したのだ。

元々、歌も踊りもイマイチだったヴィクトリアがスパイス・ガールズのメンバーでいられたのも、ルックス採用だった可能性が高い。デザイナー業が順調で、4人も子供にも恵まれ家庭円満のヴィクトリアからしたら、再結成なんて時間の無駄。思い出したくない恥ずかしい過去の上塗りと思っているかもしれない。

今回の閉会式が〝ポッシュ〞見納めなのだ。


ハイディ・クラム
私の子供はいつもクール

最近は8歳と2歳の娘たちとお揃いの真っ赤なルージュで唇を光らせていた、スーパーモデルのハイディ・クラム。子供たちの見た目へのこだわりようは行き過ぎではと思うかもしれないが、彼女にとってはそうではないのだ。ハイディが最も大切にしていることは、いかに自分の子供がクールであるかということ。

「私たちの家にはルールがあるのよ。ルールの1番目は、いつでもクールに見えるようにすること。そしてルール2番目は、1番目のルールを忘れないようにすることよ。違うルールもあるけど、1番はとにかくいつでもクールに見えることなの」。

ハイディは歌手のシールと最近離婚したばかりだが、4人の子供たちをすべて引き取り、共に生活している。ちなみに長男のヘンリー君は、1日に10回も洋服を着替えるとか。それはちょっと洗濯が大変そうだなとベッちゃんは思うのである。


トム・クルーズ
スリちゃんとデート

不意打ちの離婚申請からほぼ3週間経ち、トム・クルーズはやっと愛娘スリちゃんに会いにニューヨークへやってきた。トムは新作映画『Oblivion』の撮影のため、はるか遠くアイスランドに滞在しており、長いこと会えないままだった。ちなみにトムとスリちゃんとのデートは、パパラッチに追い掛け回されてカーチェイスをした後、ヘリコプターでマンハッタンの街を見下ろすといったものなのだ。

ケイティ・ホームズとの仲はうまくいかなかったが、トムは溺愛するスリちゃんとは、今後も「特別」な関係を続けていくそう。進行中の話し合いでは、スリちゃんの養育権はケイティに残るが、トムはいつでもスリちゃんに電話をかけていいし、学校がない時にはトムの撮影現場へ遊びに来るという和解案が出ているとか。

サイエントロジーの教えによると、子供がしたいと言ったことは基本的にすべてやらせるものらしい。そんな教えに基づき、今までは何でも欲しい物を手に入れてきたスリちゃんだが、今後は、キリスト教に戻った母ケイティの下で、「ダメ!」も覚えていくことになりそうだ。


ハリウッド・カップル・レポート
クレア・デインズと
ヒュー・ダンシー

女優クレア・デインズと言えば、泣く姿が可愛くないということでベッちゃんも思い出したくらい、女優としては致命的な特徴を持っている女性。そんなベッちゃんの心配をよそに、仕事に私生活にとても幸せそうなのである。

クレアの出世作は、何と言っても人気絶頂のレオナルド・ディカプリオの相手役として出演した映画『Romeo+Juliet』のジュリエット役。レオ様同様に一躍スターになったと思いきや、意外と地味に着地している現在なのだ。

彼女は、思春期をハリウッドで過ごした子役出身女優だが、母親がマネージャーを務めていたせいか、ほかの子役スターのようにあまり派手に踏み外したことがない。しかし、華々しいデビュー当時に比べてパッとしない経歴なのは、1999年の映画『Brokedown Palace』での暴言かしらと思い出したりもする。

同作はタイが舞台だったが、撮影はフィリピンで行われた。クレアはプレミアにおいてマニラのことをこんな風に語ったのだ。

「この街は、ゴキブリとネズミの匂いがしていたわ。下水のシステムがなくて、人々は何も持っていない。腕や足、目がない人がいたわ」。

そしてこの暴言後、憤怒したフィリピンでは永久にクレアの作品が上映されないことになったのだ。さらに、クレアは生涯入国拒否となってしまった。

そんな拭えない過去のあるクレアだが、映画『Evening』で共演した俳優ヒュー・ダンシーと2009年にフランスでひっそりと式を挙げた。そして、映画、テレビ、そして舞台へも活動の幅を増やしている。この7月には妊娠していることも発表した。落ち度のない幸せカップルなのだ。


セレブなブランド
セレーナ・ゴメスと
携帯ケース

セレーナ・ゴメスと言えば、ベッちゃんのコーナーでもお馴染み、ティーンに大人気の若手女優。注目を浴びたのは、09年、ディズニーチャンネルの番組『Wizards of Waverly Place』でメインキャラクターのアレックスを演じたことが始まり。高視聴率の看板番組となり、セレーナは次期マイリー・サイラスと言われるまでになったのだ。

そんなセレーナは私生活でも話題豊富で、元彼はジョナス・ブラザーズのニック・ジョナス。そして、現在はこちらも人気絶頂のジャスティン・ビーバー。かつてのブリトニー・スピアーズを見ているようで、まぶしくてめまいがするほど。

バック・トゥ・スクール商戦が間もなく本番というこの時期、ティーンの神様たちをいかにうまく使って商品を売るのかが、各メーカーの勝敗の大きな決め手だ。セレーナは今やファッション番長として、ティーンのお手本なのだ。彼女の持つ物、着る物は、すべて人気といった次第。すでにKマートで展開するティーン向けブランドDream Out Loudでも成功を収め、最近セレブたちが猫も杓子も発表する香水のラインも発表したばかり。

そして、満を持してベッちゃんが紹介したいのは、携帯ケースのコラボレーション。セレナがCase-Mateとコラボして、iPhoneやスマホ用のケースのブランドを立ち上げる。

確かにティーンがお金をかけるアクセサリーといえば携帯端末。時代はどんどん変わっていくのだ。




●イラストレーター:小坂 亘
北清水デザインラボ代表。大阪在住のイラストレーター。独特の作風でハリウッドセレブを描いたイラストの数々は、下記のウェブサイト参照。
公式ウェブサイト
www.kitashimizudesignlab.com

(2012年8月16日号掲載)


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