サンディエゴ レストランガイド 2023-2024 [完全保存版] （2023年12月号サンディエゴ版掲載）

早いもので、2023年も残すところあとわずかですね。ということで今年もやります！ 『ライトハウス』年末の定番、レストランガイド。サンディエゴで年末年始に訪れてみたいお店をご紹介します。サンディエゴ在住の皆さんはもちろん、ロサンゼルスやベイエリアなど他エリアからサンディエゴに遊びに行った際も使えるお店ばかりなので、ぜひチェックしてみてください！

※LA&OCのレストランガイドはこちらです。

※掲載情報は、全て2023年11月21日時点のものです。ホリデーシーズンは営業時間などが通常とは異なるほか、料金なども予告なく変更される場合がありますので、事前にご確認ください。

（2023年12月号ライトハウス・カリフォルニア版掲載）

ひのてつ＆ひのてつバー（Hinotez & Hinotez Bar）

お酒は全米屈指のラインナップ！　洒落た空間で心ゆくまで満喫

焼き鳥やラーメン、丼物、つまみ系一品物など種類豊富な日本料理を楽しめる居酒屋レストラン「ひのてつ」。その店内にある隠し扉の向こうには小粋な空間、「ひのてつバー」があります。「日本の焼酎と日本のウイスキーの品ぞろえはおそらく全米一」というオーナーの言葉の通り、日本で話題のお酒やレアな逸品など、まさに目を見張るラインナップ！　「ひのてつ」で料理を楽しんだ後、趣向を変えてグラスを傾けてもいいですし、バーからも「ひのてつ」が提供するフードメニューを全てオーダーできる点もうれしい魅力です。

シナモンのマイルドな香りも楽しめる「ほうじ茶ラテ」。	おいしいお酒と語らいの時間を楽しんでください。	お酒好きにはたまらない圧巻の品ぞろえ。お好みのお酒にきっと出会えるはずです。

ひのてつ＆ひのてつバー（Hinotez & Hinotez Bar）

氷バー（Ko-Li Bar）

ふわっふわのかき氷に感激！　新メニューも続々登場

野球鳥の隣にある「Ko-Li Bar」は、舌の上で溶けるふわふわな＆爽快な食感が魅力のかき氷専門店。石川県金沢市から取り寄せた純度の高い金澤氷室の氷と、日本人パティシエが作るホームメイドシロップ、そして日本のかき氷マシーンのコラボはまさに絶品！　一番人気のかき氷「Strawberry Bear」をはじめ、「Chocolate Parfait」や「Mango」などポップでキュートなラインナップに加え、季節を感じる月替りスペシャルも用意されます。また、フレッシュなフルーツと自家製クリームで毎日作られる「ミックスフルーツサンド」も自慢の味です。店内は茶屋を感じさせ、アメリカにいながら和の雰囲気を満喫できます。

自家製のあんこ、白玉、抹茶シロップの組み合わせに”和”を感じられる「Uji Kintoki Matcha」（$15）。	「Kawaii Cafe Cup」（$11）はその名の通りキュートな見た目！ プラス$1でお好みのシロップに変更できます。

氷バー（Ko-Li Bar）

野球鳥（Yakyudori）

多種多様な焼き鳥にこだわりのラーメン　週末には新鮮な魚料理も楽しめる！

「ひのてつ」の姉妹店、「野球鳥」は、焼き鳥やラーメンで人気のお店。焼き鳥（串焼き）は品数の多さが自慢で、「鶏モモ」や「鳥レバー」といった定番メニューはもちろん、「牛肉おろしポン酢」「ガーリック」などバラエティー豊かな味わいをチョイスできます。ひとしきり料理を楽しんだシメにはもちろんラーメンを！ 豚骨、味噌、塩など、おいしい料理を日々研究する店長のこだわりと情熱が注ぎ込まれている一杯をぜひお試しあれ。また、注目したいのは週末限定で提供される魚料理。日本から魚を入荷しているのが特筆です。新鮮な海の幸を楽しめるのは野球鳥のもう一つのハイライト。気の合う仲間で、家族で、よりどりみどりの味を楽しんでください。

鶏ガラスープのラーメンに、豚肉と野菜がたっぷり入った特製ワンタン入りの「Wanton Ramen」。	濃厚なしょうゆベースのスープに、イカやホタテがトッピングされた「Seafood Shoyu Ramen」。

野球鳥（Yakyudori）

麺屋うるとら（Menya Ultra）

作りたての自社製麺＆天然由来のスープ　卓越の本格派ラーメンを堪能あれ！

「ラーメンの骨格をしっかり組み立てて作るのは、単純ですが奥深いものです。天然由来にこだわっているため手間暇はかかるぶん、それが旨味の深さにつながっています」とは「麺屋うるとら」店主の遠藤隆史さん。長年多くの人たちに愛され続ける同店の味わいは、深いこだわりと信念によって生み出されているのです。

「無化調スープ」はその特長の一つ。その名の通り、全て手作りで天然由来のスープには、化学調味料が一切使われていません。良質な肉や野菜など素材を厳選し、そこからじっくり、丹念に、手間暇をかけてだしを取り、素材が持つ旨味をしっかりと引き出すことで、雑味がなく深い味わいをスープに与えているのです。一般的な博多のとんこつと違ってスープ作りに豚の頭を使っていないので、コクがあるのに上品な味に仕上がっているのも特長。

このスープと絶妙に絡み合う麺にもこだわりがあります。他のラーメン店では仕入れや輸送時間の都合で冷凍保存の麺を選ぶことが多い中、「うるとら」は自社製麺工場で麺を作っていて、その風味と食感の良さはまさに本格派。かんすいの量や調理温度などが細かく調整されているので、とんこつや味噌など多彩なラーメンの個性にマッチした麺を楽しむことができます。麺に使う小麦粉は北海道から仕入れるブランド「春よ恋」と、麺のこしのもとにもなる、かんすいの粉。この二つを独自のブレンド率で混ぜ、最新の機械を使って製麺していきます。

クレアモント店のそばに新しい製麺工場ができたのもトピック。衛生管理が徹底されたこの工場で毎週製麺をするので、いつも作りたてのフレッシュな麺が味わえます。自社で製麺しなければ実現が難しい、本当に新鮮な作りたての麺。それをいつでも食べられるのが、「うるとら」のラーメンがおいしい理由の一つなのです。健康面にも配慮されている天然由来のスープと、自社製麺による本格派の麺。あのミシュランガイドも認める（『カリフォルニア・ミシュランガイド2023』掲載）奥深い味わいを、ぜひ堪能してください。

「こだわりの味を楽しんでください」と店主の遠藤隆史さん（右）。 スープやチャーシュー等の仕込みを担当する大暉さん（左）は店主のご子息。

注目ニュース

2023年11月Westfield UTCに新店オープン!!

「うるとら」の４店舗目がWestfield UTCにグランドオープンしました。オリジナルの漫画を壁画にしたり、京都の着物フォレストをモチーフにしたデザインや、福岡のちょうちんを取り寄せて作るなど、こだわりがこもったユニークで和モダンな内装も要チェック。麺屋うるとらで唯一の通し営業（午前11時30分〜午後8時）なので、都合のいい時間帯を選びやすいのもうれしい！

麺屋うるとら（Menya Ultra）

ビショックラーメン カールスバッド店（BESHOCK Ramen Carlsbad）

自家製名古屋和風とんこつラーメン　唎酒師（ききさけし）が選び抜いた日本酒も魅力

食への深いこだわりと探求心から生み出されたラーメンが堪能できる「BESHOCK Ramen」。自家製の和風とんこつスープは、名古屋出身のオーナーが長年のラーメン研究の末にたどり着いたもの。厳選した豚骨と鶏ガラ、京都の老舗の鰹を用いたエッセンスを隠し味に、野菜をふんだんに使用し、豚骨なのにあっさりかつ深みのある味わいは毎日でも食べ飽きない優しい味わい。「San Diego Ramen Festival 2022」で優勝したのも納得の逸品です。

日本酒へのこだわりもこの店の魅力。BESHOCKチームが毎年仕込みに訪日するオリジナル日本酒
「彩」をはじめ、料理との相性を考慮してセレクトされたお酒を楽しめます。日本酒やクラフトビールによく合うアペタイザーも数多くあるので、料理とお酒のペアリングをぜひ楽しんでください。

季節限定「濃厚エビラーメン」（$21.95）は、エビの深みと豊かな風味の旨みが贅沢に凝縮された、エビ好きにはたまらない1杯！	「カツカレーラーメン」（$17.95）は懐かしい日本の味！ お客さんのリクエストから誕生しました。

ビショックラーメン カールスバッド店（BESHOCK Ramen Carlsbad）

Asa カフェベーカリー（Asa Cafe Bakery）

居心地のいいカフェベーカリー　扉の向こうにはバー＆寿司屋も！

イーストビレッジにオープンしたばかりのカフェベーカリー。素材にこだわり、北海道の高品質な小麦を使用したもちもち食パンで作るサンド各種や、北海道ミルクを使ったまろやかなソフトクリーム、サクサクのカレーパンなど、日本ならではのパン文化を反映した多彩なラインナップが魅力です。カフェには隠し扉が２カ所あり、１つは日本から来た江戸前寿司の一流シェフがもてなす、おまかせ寿司割烹「Sushi GAGA」（1日10名限定）への入り口。もう１つは氷からグラス、自家製シロップに搾りたてジュースなど、細部にまでこだわったクラフトカクテルバー「Bar Kamon」につながっています。各店舗要予約。

カフェからの扉を抜けると、そこは大正ロマンの世界。きらびやかでノスタルジックな雰囲気に包まれて、大切な人と格別なひと時を。	サンディエゴでは「Sushi GAGA」でしか飲めない入手困難な希少酒も取りそろえているので、日本酒好き必見！

Asa カフェベーカリー（Asa Cafe Bakery）

ええ波（EE Nami）

日本でいま流行りの食とお酒を！　本格とんかつ＆居酒屋メニュー

アメリカで食べる日本食といえば、ひと昔前に流行ったメニューが提供されることもありますが、「ええ波」は若手スタッフを中心に日本の最先端の「おいしいもの」を目利きして、「いま日本で流行っているお酒や料理」が楽しめるお店として注目を集めています。日本での修行を基に、素材と調理にこだわったとんかつが人気で、夜は本格的な居酒屋メニューも楽しめます。どの料理をいただいても、日本人なら「これこれ！」と納得する味わいです。「日本の居酒屋文化をアメリカで」という思いから、お酒のラインナップもとても充実。他では楽しめない逸品がきっと見つかるはず。日本酒に合う小料理もたくさん用意されています。和を感じる雰囲気と、こだわりの日本の味。何度でも通いたくなるお店です。

素材を活かした「刺身５種４貫盛り合わせ」（$43）。お気に入りのお酒と味わえば、気分はまさに日本の居酒屋！	とんかつ屋の作る「関西風かつ丼」（$18.50）。ランチにぜひ！

注目ニュース

人気の最先端をいく日本酒を堪能！

「醸し人九平次」「赤武」など、いま日本で注目されているお酒を豊富にラインナップ。低アルコールの日本酒もあるので、好みでチョイスしてみて。

ええ波（EE Nami）