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ゴルフ南加A(なんかエエ)コース!
ゴルフライター「ヒデ・スギヤマ」による、ロサンゼルスを含む南カリフォルニアのゴルフコース情報とゴルフ雑学エッセイ。
ヒデ・スギヤマ/平日はハリウッド映画業界を駆け回るビジネスマン、
週末はゴルフと執筆活動に励むゴルフライター。
Vol. 26 Camarillo Springs Golf Course
池が絡んだコース多く、清涼感溢れる景色
サンフェルナンドバレー
791 Camarillo Springs Rd.,
Camarillo, CA 93012
☎805-484-1075
www.camarillospringsgolf.com
ヒデ・スギヤマが綴るエッセイ
ゴルフ徒然草
Vol.26「伝説のゴルファー列伝その3.ラリー・スタックハウス」はこちら
辛口スコアカード
1番ホール: | プロショップの従業員の対応 | - | (±0) | |||
2番ホール: | ドライビングレンジ設備レベル | - | (±0) | |||
3番ホール: | カートと機器(GPS他)のレベル | - | (±0) | |||
4番ホール: | コース全体の景観 | ○ | (-1) | |||
5番ホール: | フェアウエイのコンディション | - | (±0) | |||
6番ホール: | グリーンのコンディション | - | (±0) | |||
7番ホール: | ホットドッグの味 | - | (±0) | |||
8番ホール: | バーのサービス内容 | - | (±0) | |||
9番ホール: | 料金(注) | - | (±0) | |||
Total: | 1アンダー | (-1)
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今回のコースはLA北部、大きなアウトレットがあることでもお馴染みのカマリロに位置し、静かな住宅地の中にあるCamarillo Springs Golf Courseを訪れました。でも住宅地と思ってスタートしたコースは、途中で(確か4番ホールの横だったと思いますが)広大な農作地帯が顔を見せており、何を作っているのかは残念ながら認識できませんでしたが、カマリロまで来るとさすがに自然が豊かだなと再認識しました。多くのホールに池が絡んでおり、水際ならではの爽快感とショットの難度を高める役割を果たしています。ダウンタウン方面からはFWY101番を西へ、サウスベイやウエストLAからはFWY405番から101番に乗り換えて西に向います。詳しくはwww.camarillospringsgolf.comにて。
まずはプロショップの対応ですが、キビキビとキビン(機敏)に仕事をこなしていました。いつも同じことを書いていますが、プロショップ従業員のお兄さん達ってかなり優秀だと思いません? 日本だと普通かもしれませんが、米国サービス業の皆さんは失礼ながら、“のんびり”と“優雅”に仕事をする人が多いので、誰もが渡米した直後はどこに行ってもイライラさせられますよね。彼らの辞書に『てきぱき』という言葉は有りませんので。その点、プロショップはみんなレベルが高いな、と思います。これまで30近いコースを取材した筆者の実感。それでもさすがにバーディは出せないのでパーにします。
ドライビングレンジは、残念ながら人工芝で左右と後方にネットが有ります。でも状態は悪くなく、ボールの質もまずまず。ただ距離がちょっと短いのが残念。ボギーはちょっと辛いので、パーにします。カートも大きな問題はありません。GPSは無しですが、掃除が行き届いていました。ただ途中でバッテリーが切れそうになり、少しハラハラさせられましたが、まあそこはご愛敬でパーにしておきます。でもカートが、バッテリー切れの恐れに陥ることって結構多いですよね。でもでも不思議なのは、本当に停まってしまったカートには出会ったことがありません。そういうふうに作られているのかしら? だから管理の人も安心して、少し手抜きになるのかもしれませんが…
次にコース全体の景観ですが、まず前述のように池が沢山有ります。18ホール中、何と10ホールも池がらみ。ここの池は見た目も美しく、またその周りを多くの水鳥や野鳥たちが群れを成して散歩しており、のどかな気分にしてくれます。そしてここは山が近いせいか木々が豊富で深い緑が満載、LA特有の“埃っぽさ”が無く、思わず深呼吸をしたくなるようなしっとりとした空気感。OUTは雄大な山々の景色、INは大きな池が作る清涼感に溢れた景色と、ちょっとしたピクニック気分を味わえるコースです。ここはバーディをつけましょう。
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次はフェアウエイのコンディションですが、まあ可も無く不可もなく、といった印象。パーですね。次はグリーン。私がよく取り上げる問題点、“ホール毎で状態に差がある”が少し目につきました。もちろん広大なゴルフ場のこと、グリーンの場所によって水はけや日照時間に差があることは当然ですが、やはりグリーンキーパーには“プロの技”を見せて欲しいところ。しかしボギーはちょっときついでしょう。ここはギリギリのパーにしておきます。
ホットドッグはなかなか美味しかったです。ただキッチンのお姉さんがカメより遅い動きで、オーダー場所は大渋滞。そう、この“仕事の遅さ”が米国の標準だから、プロショップのお兄さんはとても速く感じるのです。ホットドッグは『味と仕事の遅さ』のプラスマイナスゼロでパー。プレー後のバーは、特に洒落た雰囲気の店ではありません。カウンターバーとテーブルがパラパラと。田舎にあるローカル空港のバーといった雰囲気。でもパブリックコースはこれで充分です。パーにします。プレーフィーは、週末のレギュラータイムで55ドル(カート込み)。これは結構お得かも?と思いバーディにしようかと思いましたが、まあカマリロという少し郊外地なので、バーディ逃しのパーといったところでしょうか。
総合的にはなかなかいいコースと思います。LAの都心部では絶対に味わえない、山岳や樹木中心の雄大な自然がいっぱい、それほど難しいコースでもないので、気楽に家族や友人とピクニック気分で行くゴルフには最適でしょう。
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