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ゴルフ南加A(なんかエエ)コース!
ゴルフライター「ヒデ・スギヤマ」による、ロサンゼルスを含む南カリフォルニアのゴルフコース情報とゴルフ雑学エッセイ。
ヒデ・スギヤマ/平日はハリウッド映画業界を駆け回るビジネスマン、
週末はゴルフと執筆活動に励むゴルフライター。
Vol. 24 Robinson Ranch Golf Club
牧場を思わせる雄大な景観で、気配りコース
サンフェルナンドバレー
27734 Sand Canyon Rd,
Santa Clarita, CA 91387
☎661-252-8484
www.robinsonranchgolf.com
ヒデ・スギヤマが綴るエッセイ
ゴルフ徒然草
Vol.24「伝説のゴルファー列伝その1.ハリー・バードン」はこちら
辛口スコアカード
1番ホール: | プロショップの従業員の対応 | - | (±0) | |||
2番ホール: | ドライビングレンジ設備レベル | △ | (+1) | |||
3番ホール: | カートと機器(GPS他)のレベル | ○ | (-1) | |||
4番ホール: | コース全体の景観 | ○ | (-1) | |||
5番ホール: | フェアウエイのコンディション | ○ | (-1) | |||
6番ホール: | グリーンのコンディション | - | (±0) | |||
7番ホール: | ホットドッグの味 | - | (±0) | |||
8番ホール: | バーのサービス内容 | - | (±0) | |||
9番ホール: | 料金(注) | - | (±0) | |||
Total: | 2アンダー | (-2)
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36ホールの広大なコース
施設も美しく快適
今回はLAカウンティの北部に位置し、開場して6~7年という比較的新しいコースですが、コースデザインの面白さやグリーンのコンディションが優れていることで評判の高い、“Robinson Ranch”を訪れました。バレーコースとマウンテンコースと18ホールが2つあり、計36ホールという大きなゴルフ場です。コースレートはバレーのほうが少し高いようですが、景観はマウンテンのほうがいいかも?という案内を受けて、今回はマウンテンコースでプレーしました。設計は著名なコースデザイナー、テッド・ロビンソンです。期待が持てますね。場所は5番または405番FWYを北上。二つが重なったら、すぐに14番に乗り換えて東へ少し走ります。詳しくはwww.robinsonranchgolf.comにて。
まずクラブハウスがとても綺麗ですね。スナックバー近辺にも生花が鮮やかに植え込んであり、女性ゴルファーにも受けそう。プロショップの対応も、例によって愛想はありませんが、てきぱきと処理して問題はありません。パーです。
次はドライビング・レンジ。ここで迷いました。一般的な市営のパブリックコースなら問題ないのですが、ここのトータルな雰囲気からすると、何故芝から打たせる設備を作らないのか?と感じたのです。その後フェアウエイに出たら、芝の管理状態はとても優れていたので、レンジで芝から打たせるぐらいはさほど難しくはないと思われるのですが、残念ながら人工芝マットでした。打席には屋根もちゃんとついてるので、決して暫定的な処置ではないと思われます。いつもレンジのことを取り上げますが、レンジはオーナーやデザイナーの好みがよく分かる場所。いや、決して設備が悪いわけではありません。きれいに掃除されているし、ボールや器具も問題ありません。でもトータルな雰囲気からすると、『ここは芝でしょう』というイメージなんですよね。でもさすがにボギーは辛いので、パーにしておきます。
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タオルの提供に気配り
牧場を髣髴させる雄大な景観
カートは特別な機能は付いていませんが、特に問題ありません。それよりもここのスタッフは、全プレイヤーに1枚ずつタオルを貸してくれるのです。しかも乾いたままか濡らすかを聞いて、人数分のタオルをカートに載せてくれるのです。これは嬉しいですよね。濡れタオルは何かと便利です。その心配りが嬉しかったのでバーディをつけました。
次にコース全体の景観は、とても素晴らしいと思います。雄大な景色、ランチの名前どおり、牧場や農園を連想させるオブジェ(最初からあったのかも?)、このエリアには珍しい高い樹木など、とても爽快な気分にしてくれます。ここもバーディに。次にフェアウエイのコンディション。これも良かったですね。最近コンディションの悪いコースが多かったので、とても丁寧な仕事がされたフェアウエイに好印象を持ちました。ウーン…これもバーディか。三連続バーディが出ました!
次はグリーン。これもかなりいい仕事していましたが、幾つかのホールでグリーンの痛んだ場所がありました。バーディには一歩届かずのパーですね。惜しい!
開放的なクラブハウスで
カリフォルニアらしさを満喫
ホットドッグも美味しく、売り子のお姉さんもとても愛想が良くて好印象でした。でもここもバーディ逃しのパーという感じ。バーはクラブハウスの2階に立派な設備がありましたが、この日はカジュアルなテラスでビールなど。やはりカリフォルニアはこうでなくっちゃ。ウーン…開放感があって気持ちいいのでバーディにしようかと思いましたが、ふと横に流れる“人口滝”が眼に、いや鼻に入ってきたのです。見た目はきれいな滝ですけど、水廻りがよくないのか、水が澱んで溜まった時の嫌な匂いが…。ウーン惜しいけどそこに引っ掛かり、パーにしました。
料金は、レギュラータイムで平日が$87、週末が$117です。高いか?まあ、でもスタッフもみんなよく気がつくし、設備はきれいなのでこのぐらいかな…。という見方もあります。パーにしましょう。
全体がきれいにまとまったカジュア・ルリッチなコース、という印象です。日本からの大切なゲスト、きれいなコースに行きたいという女性、などに最適かも。でもコース自体の難度も高く、腕自慢の上級者も存分に堪能できるタフなコースという顔も持ち合わせています。色々な意味で、手ごたえ十分のゴルフをしたい時にはお勧めでしょう。
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