(2018年9月16日号掲載)
夫思いで才色兼備のメガスター!
去る8月、ニューヨークのソーホー地区にあるとびきり洒落たホテル、Crosby Street Hotelにて、ブレイク・ライブリーのインタビューを行った。夫のライアン・レイノルズがオーナーだというAviation American Ginのボトルとショットグラスを持参してPRするなど夫思いな彼女。まず、「このブレスレットの茶色の石は、本物のブラックダイアモンドなのよ!私がジャラジャラとしたデザインのが欲しいと言ったら、宝石店から本物が届いたの。だから今日は警備員が見張っているの」と語ってくれた。
新作『A Simple Favor』では、タキシードやスリーピーススーツなどマニッシュなスタイルを豪華に着こなしているブレイク。
「最初のシーンで、ブレイクアウェイ・シャツ(男性ストリッパーが着る上着を脱ぐと、あとは襟とカフスだけが残るシャツ)を着たのは私のアイデア。お嬢さんタイプのアナ(同作品で共演したアナ・ケンドリック)が仰天した場面は、インパクトがあったでしょ。題名の『ちょっとした頼み』だけれど、私はまず人にものを頼まない。自分の失敗は自分で解決、自分の成功は自分が獲得したもの、っていう潔さが私のモットーだから。
私は自信に溢れて見えるでしょうけれど、それは一種のスタイルで、小さい時から培ったものなの。エレガントで洗練されている女性はいつも落ち着いていて、世の中と自分のバランスをしっかり把握しているでしょう。焦ったり、心配な表情を浮かべたりしない。
『Gossip Girl』(2007〜12年放映のテレビシリーズ)では1日に衣装チェンジが18回もあったり、ものすごいスピードの撮影に順応する必要があった。でも、この経験が女優としての重要な栄養になったと思う。もうシェイクスピア劇も怖くなんかないもの(笑)」
次作『The Rhythm Section』の撮影では、ジュード・ロウと3分半のアクションシーンを演じている時に手に大怪我をしたものの、「両手がない母親たちが上手に赤ちゃんのオムツを替えているのを考えたら、私の怪我なんてちゃんちゃらおかしくって」と、晴れやかに笑ってやり過ごす。
頭が良くて、勇ましく、10頭身の美人、メガワットのスターパワー、なんとも頼もしいブレイクなのである。
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