アメリカの携帯電話・SIMカード

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アメリカの携帯電話のイメージ

新生活を始めたら、なるべく早く手に入れたいアメリカで使用可能な携帯電話やSIMカード。日本とは異なる料金体系やサービスなどを含め、携帯電話サービスへの加入の仕方を説明します。

※このページは「ライトハウス 2025年春の増刊号」掲載の情報を基に作成しています。最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

アメリカの携帯電話システム

アメリカの主要携帯電話会社(キャリア)は、AT&T、Verizon、T-Mobileの3社です。会社によって電波状況が異なり、AT&Tは都市部や郊外で安定した通信が可能、Verizon はカバレッジエリアが最も広く、地方や山間部でも電波が入りやすいとされています。T-Mobile は近年5Gの普及に力を入れており、都市部で高速通信が可能です。契約前に各社のウェブサイトで地域ごとの電波状況を確認するとよいでしょう。
 
アメリカの携帯電話システムは日本と大きく異なります。その一例として、アメリカでは携帯電話番号にもエリアコード(市内局番)がついており、ロサンゼルスなら「310」や「213」などが使われます。また、日本での国内音声通話は受信者には料金が発生せず、発信者のみに課金されますが、アメリカでの国内音声通話は発信者だけでなく、受信者にも料金が発生します。この料金システムは、テキスト送受信(携帯電話同士でメッセージをやりとりするSMS)の際にも適用されます。
  

携帯電話の契約と料金プラン

アメリカでの携帯電話の契約には、18歳以上であることに加え、ソーシャル・セキュリティーナンバー、本人確認書類(アメリカの運転免許証、IDカード)が必要です。ソーシャル・セキュリティーナンバーを基にアメリカ国内におけるクレジットヒストリーがチェックされるため、渡米して間もない場合には、契約を拒否されたり、デポジット(保証金)を最大400〜500ドル程度求められたりすることがあります。
 
一般的にアメリカの携帯電話料金は、日本に比べて高めの傾向があります。大手キャリアの月額プランは50~80ドル程度で、ファミリープランを利用すると、一人あたりの料金が割安になります。現在は、アメリカ国内通話、テキスト、データ通信が無制限のプランが主流です。なお、スマートフォンを使ってタブレットや携帯ゲーム機をインターネットに接続するテザリング(Mobile Hotspot など)は別料金だったり、月々の使用データ量に上限があったりするので注意が必要です。
 
機種付きのプランでは、最新機種を「分割払い」または「リース(レンタル)」で購入できます。リース契約を選ぶと、年に1度、追加料金なしで最新の端末に機種変更が可能です。古い端末の下取り割引や無利子の分割払いサービスを提供している会社もあります。
 
また、プリペイド携帯電話を使用するという選択肢もあります。契約手続きが不要で、チャージした金額から使った分だけ差し引かれるものと、月額料金を前払いする定額制プランがあります。プリペイド携帯電話の端末や料金カードは、携帯電話会社の店舗のほか、Best Buy などの大手家電量販店やTarget、Walmart、CVSなどのドラッグストアでも購入できます。普段ほとんど携帯電話を使わない場合は、使った分だけ差し引かれるものの方が安く済みますが、毎月ある程度利用する場合には定額制プラン(月額30〜60ドル程度)がお得と言えます。
 
渡米したばかりで携帯電話のニーズがはっきりしない場合、まずはプリペイド携帯電話を購入し、生活に慣れてから携帯電話会社や利用プランなどを変更するのも良いでしょう。プリペイド携帯電話の番号は、その後、契約する携帯電話にも移せます。
 
近年ではeSIMを利用できるスマートフォンが増えてきました。物理的なSIMカードを必要とせず、デジタルデータとしてスマートフォンにSIM情報を登録できます。これにより申し込みから利用開始までがオンラインで完結し、渡米前にアメリカの携帯プランを申し込むことも可能になりました。特に短期滞在者や海外と行き来する人にとって便利な選択肢です。また、アメリカ版iPhone は14以降はeSIMのみです。そのためアメリカで新しいiPhone を購入した場合は、必然的にeSIMを利用することになります。

渡米後すぐに契約可能な日系電話会社

アメリカでの携帯電話契約に不安を感じる場合、日系の携帯電話サービスを利用するのも一つの方法です。日系の携帯電話サービスではクレジットヒストリーが必要でなく、日本のクレジットカードで契約できます。また、契約時の説明や端末の使い方、紛失・盗難時のカスタマーサポートも日本語で対応しているため安心です。例えば日系のHanacellでは、月額基本料金が最安プランで9.99ドルからあります。日本に一時帰国する際には「ジャパンSIM」(https://www.hanacell.com/japan/)を使うと日本の電話番号で通話ができ、使わない月は無料なので便利です。
 
アメリカの携帯電話契約は日本と異なる点が多く、戸惑うことが多いかもしれません。自分や家族の携帯電話の使用傾向を把握し、契約前に各種プランを比較して、最適なプランを選ぶようにしましょう。

取材協力/Hanacell

 

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