積水ハウスグループが提供する、高齢者向け賃貸住宅「グランドマスト」。日本全国38カ所に展開しているので、最初の数年間は京都、その後は鎌倉など、グランドマスト内で中長期的に生活拠点を変えながらシニアライフを楽しむ、という新しい住まいの形も提案しています。自由で自立した暮らしがベースですが、安否確認などの生活支援サービスもあるので安心です。入居一時金・礼金・更新料は不要です。
Webサイト:www.grandmast.jp
Eメール:asako001@sekisuihouse.co.jp(担当:浅子)
TEL:310-773-9935(ロサンゼルスオフィス)
サービス付き高齢者向け住宅「グランドマスト勝どき」
スタッフ常駐の「ホテルライク」仕様
積水ハウスグループが提供する60歳以上が対象のサービス付き高齢者向け住宅「グランドマスト」シリーズの中から、2018年に竣工した東京都中央区にある「グランドマスト勝どき」をご紹介します。
建物はオートロックで「ホテルライク」仕様、共用部も高級感あふれるインテリアで、高齢者専用ではなく、子育て支援住宅を併設した多世代交流型マンションである点も特徴的です。
帰国者にとって頼もしいのが、朝9時から午後8時まで、365日常駐しているフロントスタッフの存在。午後8時以降は宿直のナイトスタッフが常駐しています。さらに、各戸にキッチンや風呂、洗面、トイレの水回りを完備。部屋の広さも全室50㎡(約538 sqft)以上とゆったりとした広さで、二人での入居も可能です。また、建物内の厨房で作られる食事(日曜定休)は、朝食税込594円、夕食は税込968円という手頃な価格で、メニューにも工夫が凝らされています。
最寄駅である都営地下鉄大江戸線勝どき駅までは徒歩3分。徒歩圏内には「晴海トリトンスクエア」という商業施設、さらに各医療施設や総合病院が近隣にあります。
悠々自適な生活の拠点
「グランドマスト勝どき」は老人ホームではなく、シニア向けの賃貸マンションです。入居一時金や礼金、更新料が不要で、初期費用を抑えることができるのは大きなメリットです。また、外出制限や門限もなく、悠々自適で自分らしい豊かな生活を送ることができます。
入居期間の制限がないため、身体の状況に合わせて住まいを変えることができるのも魅力の一つ。介護が必要になった場合でも、訪問診療・訪問介護などの外部のサービスを利用し、入居を続けることができます。その後、万が一、「グランドマスト勝どき」での生活が難しくなった場合には、提携先の老人ホームに転居するという選択肢もあります。
海外とのアクセスが良い都市型の生活を自分のペースで楽しみたい方には、「グランドマスト勝どき」を見学する価値は大いにあると言えそうです。
サービス付き高齢者向け住宅、一般賃貸「グランドマスト勝どき(東京都中央区)」体験談
2拠点生活とリモートワークを支える住まい。
サ高住棟と一般棟の2択がある賃貸住宅
石上洋さん(42歳)入居年:2020年
ロサンゼルスを拠点にアメリカで会計事務所を展開しています。日本にも事務所があるため、日本に出張する機会がとても多く、2年前から「グランドマスト勝どき」の一般賃貸を借りています。それまではホテルなどを利用していましたが、出張は年間4~5回にも及び、さらに毎回ひと月以上は滞在するため、もっと便利な滞在先を探していました。数年前に『ライトハウス』誌の特集で「グランドマスト勝どき」にサービス付き高齢者向け住宅と一般賃貸があることを知り、老後の住まいを視野に入れつつ、2拠点生活とリモートワークを同時に実現する日本の拠点として選びました。
賃貸で、スーツや生活必需品、仕事道具を一式置いておけるため、出張の際に持っていく荷物はほとんどありません。炊事や洗濯ができて長期滞在には快適です。また、アクセスの良さも抜群で最寄りの駅までは2分程度。羽田空港や東京駅にも近いのでとても便利です。
アメリカ在住の経営者の友人も、日本での長期滞在に不便を感じていて、同じ「グランドマスト勝どき」での日米の2拠点生活を始めました。彼も同じ一般棟を借りていますが、60歳に近いので、あと数年で(同じ建物の中の)サ高住に移ることができます。グランドマストは関西にも展開しているので、「一度暮らしてみたかった京都の施設に何年か暮らして、そのあとは情緒あふれる神楽坂の施設で暮らす」そうです。多くの仕事がリモートワークでもできるようになったことで、年齢を重ねても複数の国や都市で働きながら暮らすことができる。ありがたい時代です。
サービス付き高齢者向け住宅、「グランドマスト横浜鴨居(神奈川県横浜市)」体験談
建墓のため本帰国を決意。
安心安全な「サ高住」で余生を過ごす
山口悟朗さん(86歳)入居年:2022年
「終活」とは、人生の店じまいをどれだけ計画しておくか。しかし、最終章となるお墓を決めていない、と気付いたことが本帰国を決めた主な理由でした。独立した分家として、日本で独自のお墓を持つことは、アメリカで生きる家族たちが今後も仲良く団結できるよりどころになるのではと考えたのです。子どもたちが墓参りを兼ねて日本を観光し、自分たちのルーツを語り合い親睦してほしいという思いがあります。
この施設を選んだ理由は、①信頼できる積水ハウスグループ運営の施設、②築年数が浅く4階建て、③首都圏内、④広さが適切、などです。大浴場や趣味娯楽の設備はありませんが、運営が実質的で部屋の各所に深い配慮が見られ、それが一番気に入っているところです。入居時の一時金も礼金もありません。また、医療や介護などの福祉の充実だけでなく、全てにきめ細かくスタッフも誠実で面倒見も良い、何より安心安全です。ここでは自炊にも挑戦し、ジムに通い、施設内に友人もできて多忙な日々を送っています。
老後の住まい選びは、全てが思い通りにいくことはありませんが、よく調べた上で、後は覚悟と決断と実行あるのみ。個人的には、使い慣れた大工道具やナイフ、包丁の類、趣味の身の回り品は持参することをお勧めします。
私たちが将来永眠する場所もすでに完成し、懸念していた最終章の手配も済んだので、余生について妻と相談しようと思います。おそらく、早寝早起き、粗食を守り、スローでマイペースな生活になるでしょう。