アドバタイジングセールス・エージェント
■仕事の内容
テレビやラジオ、刊行物などメディアにおける広告の販売が主な仕事で、クライアントを営業して回る外回りやオフィス内で対応するケース、電話によるセールスなどがある。クライアントに対して企業の商品やサービスのプロモーション方法を提唱し、サンプル広告を制作してコストを提示する。その後はクライアントと媒体のコンタクトとなって、広告制作に関わっていく。アカウントエグゼクティブと称されることも多い。
■トレーニング
大学でコミュニケーション、アドバタイジング、リーダーシップ、ビジネス、マーケティングなどの学位を取っておくと就職に有利になる。ただ資格として必須なのではなく、多くの場合、先輩による現場でのトレーニングが重要視され、就職の際には人柄や人当たりの良さ、プロ意識など個人の資質が重要視される傾向にある。
■雇用状態
2004年11月における全米のアドバタイジングセールス・エージェントの数は14万9590人で、カリフォルニア州では1万8570人。30%が新聞や雑誌などの刊行物、30%が広告代理店、20%がラジオやテレビなどの放送関連で働いている。広告代理店業務では自営も一般的だが、全体的には少ない。広告業界は近年多くの合併が進んでおり、景気に左右されやすい一面を抱えているが、人の入れ替わりは比較的多いため、大卒者や経験のある人材には雇用の機会が多い。ケーブルシステムやヒスパニック市場での雇用が特に増加の傾向にある。
■収入
2004年11月におけるアドバタイジングセールス・エージェントの全米平均時給は24ドル8セント、平均年収は5万90ドルで、中間層50%の平均年収は4万1410ドル、下層10%は2万640ドル、トップ10%は8万9290ドル。カリフォルニア州の平均時給は28ドル65セントで、平均年収は5万9580ドル。