Film Buyers(映画バイヤー)

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映画バイヤー

■仕事の内容

映画バイヤーは、主に自国での劇場公開やテレビ放映、DVDリリースなどのため、海外の映画祭や見本市を回り、映画を買い付ける。米国など大きなマーケットでは、配給会社が世界中での配給権を一手に引き受けたりするケースもある。その後、各国で作品を配給する際に、観客動員を増やし、興行収入をあげるための宣伝やマーケティングのプロセスまで関わることが多い。

■トレーニング

映画の権利を持つセラーとの条件交渉や契約書の締結、試写会やプロデューサから受け取った台本読みなどのため、基本的な英語をマスターしていることが必要。また、自分の買い付けた作品が、配給するマーケットにふさわしいものかどうか判断するためのマーケティング力、配給が決定してから観客に届けるまでのプロモーション力、人と人との交渉であること、人脈が大切なことからコミュニケーション力が重要視される。

■雇用状態

日本向けに海外映画を買い付ける際は日本の映画配給会社に、米国内で自国や海外映画を買い付ける際には米国の映画配給会社に就職することになる。日本の配給会社のバイヤーとしての採用は非常に厳しい状態であるが、関連部署でキャリアを積んだ後に転向することも可能。米国では、インターネットなどの配給手段や、海外作品を買付ける中小配給会社が増えているため、比較的チャンスは高い。

■収入

2005年5月現在、映画およびビデオ産業に従事する人は全米で36万5320人、平均年収は3万9260ドル。映画バイヤーは配給会社の社員であることが多いため、会社の規模や本人のキャリア、実績によって収入は大きく異なる。独立して作品をヒットさせると40万ドルを超える場合もある。

*すべて連邦労働省調べ

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