ジェネラルオペレーションズ・マネージャー
■仕事の内容
ジェネラルオペレーションズ・マネージャーは、会社の方向性を決定し、運営を引率する。ポリシーを考案し、日々の運営を管理し、さまざまなリソースを使ってプラニングすることから、取締役の仕事内容とオーバーラップすることが多い。顧客やスタッフ、取締役とミーティングする機会も多いため、出張も多くある。
コミュニケーションスキル、リーダーシップ、モチベーション、柔軟な思考、判断力や決定力などが必要とされる。ポジションに空きが出ることによって社内で昇進するケースも多い。
■トレーニング
職種や会社の規模によって必要なトレーニングは異なるが、少なくともビジネスアドミニストレーションなど学士号以上が要求され、多くが修士号を保有する。パブリック・ファイナンシャルマネージメントや法律問題も含めたパブリック・アドミニストレーションで修士学を取るのが望ましい。ただし小売りや飲食関連の業種では学士号を必要としない場合もある。
■雇用状態
2002年度におけるジェネラルオペレーションズ・マネージャーの数は全米で199万8350人。カリフォルニア州では22万6170人。
企業の成長に優秀な管理職は必須であることから今後もこの職種の伸びが予想されるが、高収入で条件を満たした候補者も多く、またオペレーションマネージャーは転職しても同じポジションに就くことが多いので、全体的に見ると新参者の参入は容易ではない。特に製造業では、今後10年間で減少の方向に向かうことが予想される。
■収入
アメリカ経済の中でも高収入の仕事であるが、会社の規模や職種、所在地、責任の範囲や度合いなどによって大差があり、地方の中小企業と大都会の大企業とでは収入も大きく違ってくる。
2002年度における全米のジェネラルオペレーションズ・マネージャーの平均年収は8万3590ドル。平均時給は40ドル19セント。中間層50%が6万8210ドル、下層10%が3万2700ドル、トップ10%が10万4970ドル。カリフォルニア州の平均時給は49ドル51セント。平均年収は10万2980ドル。