セット・アンド・エグジビットデザイナー
■仕事の内容
セット・アンド・エグジビットデザイナーは、映画やテレビ、舞台などのセットや特別なディスプレイをクリエートする。セットデザイナーは台本を調べ、ディレクターや他のデザイナーと協議してリサーチをし、プロダクションの内容にのっとったセットをスケッチし、型を取り、制作に関わる。
エグジビットデザイナーは、美術館関係者などと共に最も有効的なディスプレイの制作を手掛ける。
■トレーニング
職業訓練学校や大学で美術や美術史、デザイン、スケッチ、彫刻、ベーシックエンジニアリング、製図などを勉強できるが、クリエイティビティーが重要なポイントであるため、実践経験が必要になる。2、3年の見習い期間を経て一人前になっていくケースがほとんどだ。たいていの場合、自分のベスト作品を集めたポートフォリオが就職を決定するキーになるため、できるだけ多くの作品を実際に作っておくことがトレーニングにもなる。
■雇用状態
2004年5月における全米のセット・アンド・エグジビットデザイナーの数は8750人で、カリフォルニア州では1070人。多くがフリーランスで、他の職業に比べると独立して仕事をしている人が極めて多い。クリエイティブな仕事を望む人が多いため、一般的にデザイナーの競争率は高いが、中でも映画関係の仕事は希望者が多く、特に競争率が激しくなっている。人脈を広げておくと、就職に有利になる。
■収入
2004年5月における全米のセット・アンド・エグジビットデザイナーの平均時給は19ドル23セントで、平均年収は4万ドル。中間層50%が3万5800ドル、下層10%が2万190ドル、トップ10%が6万6700ドル。カリフォルニア州の平均年収は4万4460ドル。
*すべて連邦労働省調べ