アナウンサー
■仕事の内容
アナウンサーは、テレビやラジオ番組で、局の内外にかかわらず、さまざまな仕事をこなす。番組では、ニュースやスポーツ、天気予報、コマーシャルなどで、用意された原稿を読んだり、アドリブでコメントすることが求められる。原稿を書いたりリサーチすることもある。また、ゲストへのインタビューや討論の司会、イベントでの解説や司会などを行ったりもする。小規模の局ではコマーシャル制作や営業、編集などにも携わる必要がある。
■トレーニング
アナウンサーになるための競争は激しく、大学や専門学校での正式な教育が大切。多くのアナウンサーが、コミュニケーション、ブロードキャスティング、ジャーナリズムの学士号を保持している。局アナになるには、オーディションを受ける。原稿の読み方、容姿やスタイルなども重視される。採用後は、制作アシスタントやリサーチャー、レポーターとして経験を積む必要がある。大手ネットワークでは、アナウンサーとしてデビューするのに最低でも7年の経験が必要と言われる。
■雇用状態
2006年の全米のアナウンサーの数は、4万20人で、カリフォルニア州は3680人。約57%がテレビ局に雇用され、27%がフリーランスとして働く(04年統計)。アナウンサーの約30%がパートタイム。完全な買い手市場で、未経験者はインターンから職を得ることがほとんど。大手局では、常に有能な経験者を募集しているが、局の統廃合が加速しているので、募集自体は減る傾向にある。
■収入
2006年5月における全米のアナウンサーの平均年収は3万6120ドル。中間層50%の平均年収は2万4310ドルで、下層10%が1万3620ドル、トップ10%が6万8600ドル。平均時給は17ドル36セント。カリフォルニア州の平均年収は4万7730ドル。
*すべて連邦労働省調べ