Producer, Director(プロデューサー、監督)

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プロデューサー、監督

■仕事の内容

プロデューサーは、映画・テレビ・舞台などの全体を見渡し、脚本を選び、アイデアの改良を提案したり、予算をアレンジし、全体像を決定する。監督やメインキャスト、重要スタッフなどを選び、契約交渉を円滑に進め、ギャラやそのプロジェクトに関わるすべての経費を保障する。TVやラジオのプロデューサーは流すすべての番組内容の決定権を持つ。材料(話題)のリサーチから、台本(脚本)を書く場合もある。ライターや監督、エージェントなどが予定通り、予算内に動けるように手助けする。
 
監督は創作分野の全責任を負う仕事で、脚本を解釈し、セットや衣装で作品のコンセプトを表現し、キャストを選び、キャストやクルーの仕事を監督する。セット・衣装・振り付け・音楽などのすべての要素の改良に務める。助監督は俳優に合図を出したり、技術者に照明や音、セットの交換などを指示したりする。

■トレーニング

プロデューサーになるためのトレーニングは特になく、さまざまなバックグラウンドの人が目指す。劇場の管理会社や広告代理店、ビジネス管理などから始める人も多い。最近は大学・短大でプロデューサー向けのクラスが増えている。

■雇用状態

2006年5月における全米のプロデューサーおよびディレクターの人数は6万3840人で、カリフォルニア州では1万4920人。ケーブルやサテライト放送の拡大や、配給作品の増加、インターネット配給やビデオなど、活躍の場は増えている。プロとしてやっていくことを切望する人は増える一方だが、激務や長時間勤務、低い給与などが原因で、この業界を去る人も多い。

■収入

2006年5月における全米のプロデューサーおよびディレクターの平均年収は7万2210ドル。中間層50%の平均年収は5万6310ドル、下層10%は2万7980ドルで、トップ10%は14万5600ドルを超える。平均時給は34ドル72セント。カリフォルニア州の平均時給は43ドル63セントで、平均年収は9万750ドル。映画やTVのディレクターは、The Directors Guild of Americaに所属している。

*すべて連邦労働省調べ

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