ランドスケープアーキテクト
■仕事の内容
大学のキャンパス、ショッピングセンター、ゴルフコースなどを機能性、美観、自然環境などの観点からデザインするのが、ランドスケープアーキテクトの仕事だ。エンジニアや建築家、環境学者などと協力して、クライアントの意向、州や連邦の規定、史跡保護などを考慮しながら、建物、道路、歩道、木や花などのロケーションを設定し、デザインしていく。
■トレーニング
就職には、大学での学位か大学院の修士号が必要だ。学位取得には通常4、5年かかり、修士号では関連専攻学位がない場合が3年、学位を有しゴルフコースなど専門課程での修士号を取る場合は2年のプログラムがある。全米58大学で、75の委員会公認プログラムを用意している。
カリフォルニア州を含め全米46州で免許あるいは登録を義務付けており、Council of Landscape Architectural Registration BoardsがL.A.R.E.(Landscape Architect Registration Examination)という試験を実施しているが、州によってはこれとは別に州試験を課している場合もある。受験資格は公認大学での学位に加え、1年から4年の実習が必要。
■雇用状態
2006年2月の全米におけるランドスケープアーキテクトの数は1万8000人で、カリフォルニア州では3480人。全体の6%が、州及び、地方政府に勤務している。10人に2人の割合で自営業である。都市部での雇用が主ではあるが、政府機関などでの勤務の場合は、都市部から離れた田舎で働くこともある。
■収入
2006年5月の全米における平均時給は29ドル8セントで、平均年収は6万480ドル。下層10%の平均年収は3万4230ドル、中間層50%は5万5140ドル、トップ10%が9万5420ドル。カリフォルニア州の平均時給は31ドル11セント、平均年収は6万5930ドルになっている。