パーソナル・ファイナンシャルアドバイザー
■仕事の内容
パーソナル・ファイナンシャルアドバイザーは、個人のファイナンシャルニーズを評定し、投資、税法、保険の知識を駆使して、そのニーズを満たすためのアドバイスを行う。クライアントに引退資金、遺産相続、大学学資、一般投資などで助言を与える。
通常、パーソナル・ファイナンシャルアドバイザーは個人でクライアントを持ち、多くの時間をクライアント獲得のための営業に費やす。潜在顧客獲得のためにセミナーやレクチャーを行うなど、人脈作りは重要。
■トレーニング
最低でも学士、経営修士号(MBA)の取得が求められる。活動分野により求められるライセンスは異なるが、多くの場合、取得にはスポンサー(雇用主)が必要なこともあり、就職前に取得を求められることは少ない。
パーソナル・ファイナンシャルアドバイザーの場合、ほとんどが「シリーズ7、63、66」などのライセンスを取得しており、これらにより、クライアントにファイナンシャルアドバイスを与えることが可能になるほか、金融商品の売買ができる。
■雇用状態
2006年5月における全米のパーソナル・ファイナンシャルアドバイザーの数は2万7120人、カリフォルニア州内では2710人。人口と経済成長と共に、雇用は16年までに業界全体で13%増加する見込みだが、景気によって状況は大きく変化する。
■収入
2006年5月における全米のパーソナル・ファイナンシャルアドバイザーの平均収入は11万9690ドル。中間層50%の収入は6万6120ドルから8万3760ドル、下層10%は3万2340ドル、トップ10%は14万5600ドル以上。カリフォルニアの平均年収は9万3480ドルである。
*すべて連邦労働省調べ