建築家
■仕事の内容
建築家は人々の住まいに対する要求を具現的なイメージにし、建築プランを立てることを仕事とし、さまざまな建物(学校、教会、病院、空港など)をデザインをする。外装の美だけではなく、機能面、安全面、環境面、さらには使う人の要求、それらすべてを考慮しながらデザインなどを考える。
クライアントとデザインや予算などの詳細を話し合い、建物の実現性、環境に与える影響などを細かく調べた上で、いくつかのデザインドローイングを提示する。そして、電気、水道などの具体的設備プランを考える。
■トレーニング
建築家になるには大学の建築学科を卒業することから始まる。そこで、CADD(Computer-aided Design and Drafting)のスキルや空間に関する知識、建築家にとって最も重要とされる視覚的に表現する力などを学ぶ。卒業後はプロの建築家の下で、一定期間働かなくてはならない。ここで経験を積んだ後、ARE(Architect Registration Examination)というテストに合格すると、建築家としてのライセンスが得られる。
■雇用状態
2007年5月時点での全米の建築家の数は10万6830人で、うち5分の3が建築関係または工学関係の仕事(大体が5人以下の小さな会社)で占めている。そのほかにも、住居/非住居用の建物を専門に扱う会社などもあり、残りの4分の1がフリーの建築家である。
全体的な雇用は2014年まで伸びると予想されており、雇用の増加が見込まれるが、その一方でリタイヤする人、辞めていく人もいるのが現状。
■収入
2007年5月における全米の建築家の平均年収は7万3650ドル。中間層50%の収入は6万7620ドル、下層10%は4万250ドル、トップ10%は11万2990ドルである。カリフォルニア州の平均年収は7万9840ドル。