土木技師
■仕事の内容
土木技師は、道路、建物、空港、トンネル、ダム、橋、下水システムなどの設計と、建設の監督を行う。建築費、耐用年数、政府の規制、地震やハリケーンなどの天災の可能性など、設計の過程で多くの要素を考慮しなければならない。
土木はエンジニアの分野で最古の部類に属し、多くの専門分野を含む。構造設計(ストラクチャル・エンジニアリング)は、その代表的な専門分野の1つ。多くの土木技師は監督、アドミニストレーションの立場を務めるが、設計や建築、リサーチ、教育に従事することもある。
■トレーニング
エントリーレベルでは、最低でもエンジニア分野の学士号取得が必要だが、多くのエンジニアが専門分野で修士号を取得している。多くは経験を積んだエンジニアの監督・指導の下で働き始め、困難なプロジェクトを通して新しい知識と経験を得ながら独り立ちする。
チームの一員として働け、口頭、文書双方で、しっかりとコミュニケーションを取れることも重要。特にコミュニケーション能力は、エンジニア分野以外の専門家とのやりとりが頻繁に必要とされてきているので、近年重要視されている。
■雇用状態
全米における2006年の土木技師の雇用は25万6000件。エンジニア全体で、2016年までに雇用は11%増加すると予測されており、中でも土木技師の雇用の伸びは最大と見積もられている。
■収入
2007年5月における全米の土木技師の平均年収は7万5230ドル。中間層50%の収入は7万1710ドルで、下層10%は4万6420ドル、トップ10%は10万9100ドル。カリフォルニア州の平均年収は8万950ドル。
*すべて連邦労働省調べ