ここが知りたい米国税務・会計

現地情報誌「ライトハウス」の人気コラム「石上洋のここが知りたいアメリカ税務・会計」。米国公認会計士・石上洋さんによる日米の税務会計の違いやアメリカならではの税についての解説など、アメリカでのビジネスに役立つ情報をご紹介します。

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

ライトハウス電子版アプリ、始めました

扶養家族の控除 -8つの対象-

扶養家族の控除 -8つの対象- 配偶者扶養費(Alimony)の 税務処理 税法上の扶養家族とは 扶養家族の控除 -8つの対象- 扶養家族がいる場合、確定申告時にいくつかの控除を申請することが可能です。申告書を専門家に頼む場合でも、これらの基礎知識を持っていれば、どのような支出が控除の対象になるかを理解することができるので、節税に役立つでしょう。 1.Qua … »ここが知りたい米国税務・会計「扶養家族の控除 -8つの対象-」の続きを読む

個人事業と法人の違い

いざビジネスを始めるとき、どのような事業形態を選択するかはとても重要です。なぜなら、それによって事業の会計年度や、どれだけ節税できるかなどが決まるからです。今回は個人事業と法人の違いを解説します。 個人事業(Sole Proprietorship) 個人事業は最も一般的で簡単に設立できる事業形態です。個人によって運営され、資金を自分自身で用意します。設立コス … »ここが知りたい米国税務・会計「個人事業と法人の違い」の続きを読む

残業代と給与税

給与明細には目を通しても、給与に関する詳細なルールまでは理解していない人も多いのではないでしょうか。雇用主と従業員の両方がルールを理解すれば、雇用に関する意思疎通がしやすくなります。今回はカリフォルニア州の残業代と給与税を解説します。 カリフォルニア州の残業代の計算方法 1日8時間以上、1週間に40時間以上働いた場合は、基本時給の1.5倍(①)か2倍(②)の … »ここが知りたい米国税務・会計「残業代と給与税」の続きを読む

外国税クレジット(Foreign Tax Credit)

アメリカだけでなく日本や諸外国で所得がある方は、アメリカ以外の所得税をどこで支払うべきなのでしょうか。アメリカでは「居住者は全世界所得を申告しないといけない」、という方針を取っています。一方、「その国で発生した所得はその国で納めなければならない」、という国も多くあります。 アメリカで全世界所得を申告し、一方でその国で得た所得税をその国で支払った場合、二重課税 … »ここが知りたい米国税務・会計「外国税クレジット(Foreign Tax Credit)」の続きを読む

米国公認会計士・石上洋(執筆者インタビュー)

    シューズ1足とボール2個、NBAに憧れ渡米を決意 「最初の頃は『How are you?』が何を聞かれているか分からなかったんですよ」と、笑って渡米当初を振り返る石上洋・米国公認会計士。無鉄砲だったという当時、渡米に大反対だった父親の制止を振り切って、18歳のときに初めてアメリカの地を踏んだのでした。荷物はバスケットボールシューズ … »ここが知りたい米国税務・会計「米国公認会計士・石上洋(執筆者インタビュー)」の続きを読む