アメリカ版ワーホリ!J-1ビザインターンシップとは【2024年最新】

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アメリカ・J-1ビザインターンシップ

ワーホリほど有名でないものの、アメリカには現地生活や働く体験ができる有給インターンシップ制度「J-1ビザ・インターンシッププログラム」があります。アメリカは就労ビザの取得が難しい一方、J-1ビザは比較的短期間で取得可能で、アメリカの会社で働く・アメリカで生活する経験や、海外インターンシップを体験したい日本の方におすすめの制度です。
 
このページでは、アメリカのインターンシップ制度やJ-1ビザの申請・取得方法、求人内容について解説します。

 

アメリカのJ-1ビザインターンシップ~ワーホリのように働きながら海外生活

パスポート

有給・無給にかかわらずアメリカで働く・インターンシップをするにはビザの申請が必要

インターンシップや就職など「アメリカの会社で働きたい」と思ったら合法的に働くためのビザが必要ですが、就労ビザの取得は難しいのが現状。一般的な就労ビザ・Hビザは抽選に通過する必要がある上、申請にはアメリカ企業のサポートも必要で、現地企業に知人・友人がいない場合はハードルが高いビザです。同じように就労可能なビザの種類に永住権(グリーンカード)もありますが、これも短期の取得は困難。
 
こうした中、アメリカで働きたい、生活したい方におすすめがJ-1ビザ・インターンシッププログラム。アメリカのJ-1ビザは他のビザと比較して短期間で取得可能な点が特徴で、取得すればワーキングホリデー(ワーホリ)のように海外で働くことができ、有給インターンシップでアメリカの会社から給料を得ながら生活できる制度です。
 
オーストラリアやニュージーランドなどのワーホリのように比較的簡単に海外現地での生活を体験できる制度ですが、最大の違いは「休暇」が主目的のワーホリに対し、アメリカのJ-1ビザは「仕事・インターンシップ」が主目的のプログラムの点。J-1ビザインターンシップとは、ワーホリのように海外・アメリカ生活を体験できる上、仕事・インターンシップを主な滞在目的としてビジネス経験を積めるプログラム、とも言えます。

アメリカでの短期・無給インターンシップとの違い

夏休みなどの期間にアメリカで2週間~3ヶ月程度の短期インターンシップを募集するプログラムもありますが、あくまで観光の延長の職場体験。就労ビザが不要で日本から参加しやすいプログラムが多い一方、多くの短期インターンシップが無給で、アメリカ滞在中の現地生活費用は自分で賄う必要があります。
 
また短期間の場合、アメリカ企業にとってはアルバイト程度の位置づけで、仕事を覚えた頃にはインターンシップが終了してしまう場合もあり、履歴書に書けるような仕事経験は難しいもの。アメリカ企業からの給料で現地の生活費用を賄いながら、履歴書に書ける職務経験を積むにはJ-1ビザの有給インターンシッププログラムへの参加がおすすめで、短期・無給インターンシップとは大きな違いがあります。

 

アメリカのインターンシップ(J-1ビザ)制度の目的や条件・取得方法

アメリカのJ-1ビザインターンシップ制度ロゴ

アメリカのJビザとは、アメリカ大使館のホームページでは「交流訪問者プログラムのJビザは、教育、芸術、科学の分野における人材、知識、技術の交流を促進するためのビザ」と定義されています。
 
また、アメリカでの有給インターンシップを目的としたJ-1ビザの申請・取得には、主に下記の4つの条件を満たす必要があります。

  • J-1ビザ・インターンシップの受け入れ先企業が決まっている
  • アメリカへの渡航に必要な費用を有している
  • J-1ビザのインターンシッププログラムへの参加に必要な英語力を有している
  • 18歳以上である

※出典:アメリカ国務省のJ-1ビザ公式サイト

社会人経験がある場合は「トレーニー」、専門学校・短期大学・大学、大学院に在学中の場合は「インターン」と呼ばれるJ-1ビザのプログラムに参加できますが、トレーニーの場合は1年以上の職務経歴(最終学歴が高校卒業だと5年以上の職務経歴)がプログラム参加の条件。インターンシップビザ(J-1)は他のアメリカのビザと比較して取得しやすく、アメリカ企業で働く、生活する経験をしたい方におすすめで、インターンシップ中のアメリカ滞在可能期間が1年半(18カ月)と、ワーホリと同程度かやや長期の点も魅力です。

アメリカでのインターンシップに必要なJ-1ビザ(交流訪問者ビザ)とは

J-1ビザとは交換交流プログラムの一環でアメリカに渡米する人用のビザ。

  • J-1ビザの有効期限:18カ月(トレーニー)、12カ月(インターン)
  • 更新の可否:不可
  • J-1ビザの取得にかかる期間:2~3カ月
  • 取得に必要な費用(概算):5,500~7,000ドル(トレーニー)、5,000~6,000ドル(インターン)
  • 配偶者の扱い:「J-2」
  • 配偶者の労働可否:不可
  • 日本人がよく使う研修(インターンシップ)分野:会計事務所、法律事務所、保険会社、メーカー、商社、出版、メディア、不動産、旅行、ホテル、コンサルティング、IT、飲食、流通、Eコマース(ウェブマーケティング)
  • 研修(インターンシップ)禁止分野:美容関連の施術師(美容師、ネイリスト、マッサージ師)、学校教師(別カテゴリーでは申請可)、人材紹介会社、患者と関わる医療関連機関

 

J-1ビザ概要~インターンシッププログラム参加・申請資格や年齢の目安

アメリカのJ-1ビザは交換交流プログラム用のビザで14のカテゴリーがあります。そのうち、日本人の申請で多いのが「トレーニー」と「インターン」で、共にアメリカでの研修・トレーニング(インターンシップ)のためのカテゴリー。このビザは就労ビザではないため、移民局ではなくアメリカ国務省が管轄し、またJ-1ビザのスポンサーは研修・インターンシップ先企業ではなく国務省が認可したNPO団体で、J-1ビザ保持者はその団体から派遣先企業での研修・インターンシップが許可されます。
 
トレーニーのプログラムへの参加申請資格は、アメリカ国外での社会経験が短大・大学卒以上の人は1年以上、高校卒の人は5年以上。また年齢制限はないものの、J-1ビザは研修・インターンシップ用ビザのため40歳程度までが年齢の目安。有効期限は18カ月。研修(インターンシップ)分野がホテル、旅行、飲食などのホスピタリティー関連業種の場合は12カ月です。
 
一方、インターンの申請資格はアメリカ国外の現役短大・大学生、あるいは短大・大学新卒1年目の社会経験がない30歳までの人物が対象で、J-1ビザの有効期限は業種に関係なく12カ月です。

アメリカのJ-1ビザ申請関連の2024年最新情報

アメリカ国旗

J-1ビザの申請・取得のサポートサービスを提供するエージェント会社、InfinityWIZ社長の安斎佳美さんによると、2017年にアメリカ国務省が主に飲食店のサーバーやハウスキーピング、販売員などのリテール、ホスピタリティー関連など、「Casual Labor」(アルバイト的職務)や「Unskilled Labor」(技術不要の職務)にはJ-1ビザを発給しないとのガイドラインを発表し、2024年も同様の傾向とのこと。上記のような業界や職務、また少人数企業でのインターンシップの場合、J-1ビザ保持者が労働力になる可能性が否めないとして、ビザ申請審査が比較的厳しい状況です。
 
さらにアメリカ国務省は認可団体ごとに年間の申請枠を設け、年間の総発給数を制限しているため、年明けから申請枠が順次埋まり、年の後半ほどJ-1ビザを申請しにくい傾向です。一方、2020年に一部停止されたJ-1ビザの申請は2021年より再開され、J-1ビザの申請・取得は元の状態に戻りつつあります。
 
安斎さんは、「アメリカのJ-1ビザ申請が再開された2022年以降はコロナ禍前の状況に戻ってきました。またバイデン政権下で移民政策が緩和され、以前と比較してJ-1ビザを取得してインターンシップをしやすい状況です。過去にアメリカのJ-1ビザ申請が難しいと判断された場合でも、2024年の状況下では取得できる可能性もあります。日本からアメリカに入国・インターンシップのプログラムに参加するには、研修(インターンシップ)先企業を探す時間を含め、渡米希望時期の半年前から準備を始めるのがおすすめ。早めに最新状況を確認しましょう」としています。

(取材協力:安斎佳美さん・InfinityWIZ, Inc|J-1ビザとは

 

J-1ビザの長期インターンシップは知る人ぞ知るアメリカで働く方法

海外の英語圏の国で、働く経験をしたい」などの理由でオーストラリアやイギリス、カナダへのワーホリ渡航は多い一方、アメリカのJ-1ビザを取得して長期インターンシップを目的に渡米する人や、そのような長期の有給インターンシップ方法を知る人は少ない様子。J-1ビザ有給インターンシップの認知度が低いためか、本当はアメリカで働きたいのに「アメリカにワーホリが無い…」と諦め、他の国を選ぶ人も多いようです。
 
それでもJ-1ビザの長期インターンシップで年間約1,000人以上(アメリカ国務省J-1ビザ公式サイトのデータ等から推定)が毎年アメリカに滞在、知ってる人は上手く利用しているインターンシッププログラムなのです。

アメリカは日本人にとって生活しやすい点もおすすめ

「英語を使って仕事をしながら、海外生活を経験したい」場合はぜひ情報収集をして、アメリカのJ-1ビザのインターンシッププログラムと他の海外ワーホリ制度の比較、検討がおすすめ。何と言っても日本人の海外移住先で最も多いのがアメリカで、アメリカ全体で40万人以上の日本人が在住(2021年「外務省海外在留邦人数調査統計」より)。他の海外の国より日本人に生活しやすい国の点もインターンシップのおすすめ理由の1つです。

アメリカの留学・学生ビザの場合は仕事ができない点に注意

ちなみにアメリカに住むだけならばJ-1ビザインターンシップでなく、日本からアメリカへの留学でも可能。ただしアメリカの留学・学生ビザで滞在中の留学生の場合、原則として会社で働くことや、給料の受け取りが禁止されている点に注意が必要。留学中の学生はアメリカで仕事ができないため、長期で仕事をしたい場合はJ-1ビザを申請、インターンシッププログラムへの参加がおすすめなのです。

日本帰国後の就職・転職にも役立つアメリカでの仕事経験

インターンシップ

アメリカでのインターンシッププログラムへの参加をおすすめするもう1つの理由が、日本帰国後の就職・転職で経験が役立つ点。J-1ビザの申請・取得は、アメリカの会社で働く(インターンシップをする)ことが前提のため、必ず現地企業で仕事体験やビジネス経験を積めます
 
一般に海外ワーホリではレストランやホテルでの接客、美容院、病院での受付・事務の仕事が多いのに対し、J-1ビザインターンシップはオフィスでの仕事や専門職種の求人募集も多く、パソコン・ITスキルやアメリカでのビジネスマナーに加え、ビジネスに必要な英語でのコミュニケーション力やITリテラシーなども身に付きます。特に海外企業で就職経験を積みたい方におすすめが、アメリカのJ-1ビザ・インターンシッププログラムです。
 
短期アルバイトと異なり、18ヶ月間、インターン生としてアメリカ現地企業で勤務し、英語力上達や将来のキャリアアップに役立ち、日本帰国後の就職活動でも1つの企業勤務経験として活用できる点が参加メリットです。

J-1ビザによる有給インターンシップの求人情報例

気になる、「アメリカのインターンシップでどんな仕事に就けるのか?」ですが、有給インターンシップ求人募集情報をいくつかご紹介。これら以外の求人募集も多数あり、最新の求人情報はJ-1ビザ申請のサポートサービスを提供するエージェント会社への確認・相談がおすすめです。希望に合う求人募集が見つかれば、エージェント会社経由で応募、アメリカ現地企業と面接・インタビューを行い、インターンシップの内定が出ればJ-1ビザの申請・取得に進めます。

求人例)アメリカ・ロサンゼルスのホテルでの有給インターンシップ

滞在都市 ロサンゼルス(アメリカ・カリフォルニア州)
求人内容・募集職種 ホテルスタッフ
インターンシップ・仕事内容 ホテル宿泊客やお客様の問い合わせ対応(日本語・英語)・ホテル会議室の予約管理やセットアップ・ホテル主催のイベントやプロモーションの企画運営アシスタント・ホテルフロント業務補助(必要な場合)

求人例)英語力が身に付くカスタマーサポート業務の有給インターンシップ

滞在都市 ロサンゼルス(アメリカ・カリフォルニア州)
求人内容・募集職種 カスタマーサービス
インターンシップ・仕事内容 お客様の要望や問題、質問内容を正確に把握し、内容に応じて適切な対応を行うカスタマーサポートの仕事。問い合わせ内容の現地企業等への確認はすべて英語で、ビジネスレベルの英語力が身に付きます。

求人例)アメリカで研修プログラムを企画・運営する企業での有給インターンシップ

滞在都市 ロサンゼルス(アメリカ・カリフォルニア州)
求人内容・募集職種 研修コーディネーター
インターンシップ・仕事内容 日本からの大学生、専門学校生向けの教育研修の企画、手配、運営のコーディネート業務を行うインターンシップ。毎年1,000人以上の学生を日本から受け入れるアメリカの日系企業で、研修プログラムの企画から宿泊先・滞在先の手配まで研修生を幅広くサポートする仕事です。
給料・勤務時間 時給$11~/実働週40時間(月曜~金曜、土日休み)

求人例)アメリカ・オハイオ州の大手家電メーカーでの物流事務の有給インターンシップ

滞在都市 コロンバス(アメリカ・オハイオ州)
求人内容・募集職種 物流事務
インターンシップ・仕事内容 家電製品を取り扱う東証一部上場日系企業の北米サービス子会社で、アメリカでの販売製品について返品受付業務の事務作業に従事するインターンシップ。興味がある場合、返品・修理ラインの生産性改善や倉庫内改善なども担当、アメリカで物流業務の知識やスキル向上も可能なプログラム。
給料・勤務時間 時給$13~/実働週40時間(月曜~金曜、土日休み)

求人例)アメリカの物流企業での有給インターンシップ

滞在都市 ロサンゼルス(アメリカ・カリフォルニア州)
求人内容・募集職種 経理アシスタント
インターンシップ・仕事内容 インボイス(請求書)の発行補助や、顧客向けのレポート作成、入金管理等、経理アシスタントの仕事。日本本社があり、広く海外に展開するグローバル・ロジスティックス企業のアメリカ現地法人でのインターンシップ募集です。
給料・勤務時間 時給$11~/実働週40時間(月曜~金曜、土日休み)

求人例)ニューヨークの日系IT企業での有給インターン(エンジニア)

滞在都市 ニューヨーク(アメリカ・ニューヨーク州)
求人内容・募集職種 ITエンジニア・営業
インターンシップ・仕事内容 アメリカ・ニューヨークにある日系IT企業でのインターンシップ。エンジニア業務(PCサポート、ネットワークサポート、サーバーエンジニア)のほか、システム開発・プログラミングを担当するプログラマー業務、顧客にITサービスを提案・提供する営業職など(取引先は日本企業とアメリカ企業が半々)。
給料・勤務時間 時給$11~/実働週40時間(月曜~金曜、土日休み)

求人例)ハワイのウェディングフォト会社オフィスでのインターン

滞在都市 ホノルル(アメリカ・ハワイ州)
求人内容・募集職種 オペレーションアシスタント
インターンシップ・仕事内容 ハワイのウェディングフォト会社のオフィススタッフとしての事務・総務業務(スケジュール管理やお客さまとのメール・電話対応)のほか、撮影の立ち合いやアシスタント業務。日本人のお客さまとのやり取り以外はすべて英語での仕事・インターンです。

求人例)グアムの観光・旅行会社でのオプショナルツアースタッフ

滞在都市 グアム
求人内容・募集職種 オプショナルツアースタッフ
インターンシップ・仕事内容 グアムでオプショナルツアーを実施する観光・旅行会社のスタッフとして、オプショナルツアーへの同行や、オフィスでの事務・販促業務などを経験できるインターンシップ。旅行業界または旅行関連業務経験が5年以上ある方が募集条件のインターンシップ求人です。

 

アメリカのインターンシップに必要なビザの申請方法・流れと期間

インターンシップ先の企業を探し、受け入れの承諾・内定を得てから、インターンシップ滞在に必要なアメリカ・J-1ビザを申請する方法や流れを紹介します。最短期間3ヶ月で渡米される方もいますが、平均で6ヶ月程度の期間がアメリカへの渡航、インターン開始までに必要です。
 
以下、実際にアメリカのJ-1ビザを取得し、インターンシップに参加するまでの流れに沿って必要な書類や期間などを解説します。

インターンシップ企業探し・採用内定(期間1~2ヶ月)

アメリカのJ-1ビザインターンシップに参加するには、まず受け入れ・採用してくれる企業の求人募集を探すことが必要。インターンシップとは言え、有給インターンシップとなると複数回の面接・インタビューが必要で、内定が出ればJ-1ビザ申請に進めますが、それまでに1~2ヶ月程度の期間が必要です。

インターンシップ募集企業が見つからない場合はJ-1ビザ専門エージェントの紹介サービスを利用

「アメリカでのインターンシップ先企業を探す方法が分からない」や「インターンシップの求人を探したが良い会社が見つからない」場合、無料相談・問い合わせが可能なJ-1ビザ取得専門エージェントのサービスを利用、募集会社を紹介してもらう方法がおすすめ。会社ホームページでは公開されていないインターンシップ求人募集情報なども紹介、J-1ビザの申請・取得から渡米までをサポートしてくれるサービスがあります。

J-1ビザ申請に必要な書類の収集・作成(期間1ヶ月程度)

アメリカのJ-1ビザ申請で、まず必要なのがJ-1ビザ・インターンシッププログラムへの参加を許認可するスポンサー団体へのDS2019(滞在許可証)発行の申請。このスポンサー団体への提出資料や、アメリカ大使館でのJ-1ビザ面接に必要な資料(パスポートコピーや英文履歴書、英語での最終学歴卒業証明書、証明写真など)の収集・作成も必要です。自分の卒業した大学や高校への証明書の請求などで、1ヶ月程度の準備期間がかかります。

面接予約(1~3ヶ月先)・アメリカ大使館または領事館でのインタビュー(当日に合否判明)

申請書類が揃うと、スポンサー団体や日本国内のアメリカ大使館または領事館での面接・インタビュー(原則、英語)ですが、アメリカ大使館の面接は混み合う時期の場合は面接の予約が取りづらいことも。なおアメリカ大使館での面接・審査結果はインタビュー当日に判明し、合格するとJ-1ビザを取得でき、アメリカ渡航・インターンシップの準備を開始できます。
※J-1ビザ取得専門会社のサービスを利用すると、英語での模擬面接など必要な面接対策のサポートも受けられます。

J-1ビザ発行(大使館面接後2~3週間で郵送)・渡米・インターンシップ開始

大使館面接に合格後、数週間以内にJ-1ビザの貼付されたパスポートが返却・郵送されます。同時に海外保険・航空券の手配や引っ越し準備など、アメリカへの渡航準備を始めます。日本からの渡米時期は渡航後に生活環境を整える必要もあり、インターンシップ受け入れ先企業と約束した就業開始日の1週間前までのアメリカ入国がベスト。晴れて、海外・アメリカ生活のスタートです!

アメリカのJ-1ビザ取得・インターンシップに必要な費用・料金と内容

専門のエージェントサービスを利用してJ-1ビザを取得、アメリカでの有給インターンシップに参加する場合の費用や料金は、平均で18ヶ月参加のトレーニーの場合が5,000~6,000ドル(日本円で70万円~85万円)、12ヶ月参加のインターンの場合が4,000~5,000ドル(日本円で55万円~70万円)。内容を確認すると、アメリカのJ-1ビザスポンサー団体への申請費用が最も高く、自分で申請する場合も3,000ドル前後(日本円で約40万円)の費用が必要です。

各費用の内容 料金
J-1ビザスポンサー団体へ支払うDS2019申請費用 12ヶ月$2,800~$3,700、 18ヶ月$3,100~$4,200
※申請費用はスポンサー団体により違うため、上記料金は目安
SEVIS登録費用 $220
アメリカ大使館へ支払う申請料金 $160
J-1ビザの専門エージェントに支払う費用
※以下のようなサービスが料金に含まれます。
-DS7002(インターンシップ参加中の研修プラン)作成代行
-DS2019(スポンサー団体が発行するインターンシップ滞在の許可証)申請書類の作成代行
-スポンサー団体との英語インタビュー対策・練習
-アメリカ大使館でのJ-1ビザ申請面接の対策・練習 など
$1,500~$2,000
インターンシップ開始までの合計費用 滞在期間12ヶ月の場合:$5,000~$6,000
滞在期間18ヶ月の場合:$5,500~$7,000

エージェントサービスを利用する場合は15万円~20万円の追加費用が必要ですが、慣れない英語のJ-1ビザ申請資料を完成させるのは至難の業。さらに、ぶっつけ本番のアメリカ大使館面接でJ-1ビザの取得に失敗するのと比較すれば、面接ノウハウや対策を提供してくれるサポートサービスは貴重とも言えます。
 
また、アメリカでのインターンシップのプログラム参加前に十分な経済力を証明するため50万円~100万円の銀行預金残高があることが望ましいとのこと。ただし、アメリカでのインターンシップ開始後は毎月2,500ドル(日本円で約35万円)程度の給料があり、アメリカでの生活費用はこの給料で賄うインターン生が多いようです。

アメリカでのインターンシップ開始後の給料や滞在期間中の現地生活費用

アメリカのJ-1ビザを取得してインターンシップで滞在する場合の、毎月の給料や滞在期間中に必要な現地生活費用の概要は以下の通りです(アメリカ・ロサンゼルスの場合)。インターンシップのプログラム開始後は給料で生活費用を賄うことも可能です。

J-1ビザ・インターンシップの平均的な給料(手取り) $2,300
給料(額面) $2,600
税金支払い(所得税など) $300
アメリカ・ロサンゼルス滞在中の生活費用 $2,150
家賃費用(シェアハウスなどを利用、光熱費・インターネット費用込み) $900
食費(外食は控える前提) $500
通信費用(携帯電話・スマホ料金) $50
自動車のガソリン代 $100
自動車のリース代(必要な場合) $400
娯楽費用 $200

アメリカのJ-1ビザ・インターンシップについてのよくある質問

以上、アメリカのJ-1ビザの概要からインターンシップのプログラムに参加するまでの流れや費用を紹介しました。最後にこのページのまとめとして、アメリカでのインターンシップやJ-1ビザの申請・取得についてよくいただく質問に回答します。

(取材協力:安斎佳美さん・InfinityWIZ, Inc)

アメリカのインターンシップ参加者はどういう人?

J-1ビザを取得し、アメリカで長期のインターンシップに参加される方は26歳~30歳の方が多く、次いで20歳代前半、30歳代前半の方。またインターン参加者の日本での経験職種は営業職・事務職が多く、またTOEICスコア600以上をお持ちの方が半数程度を占めています。

アメリカのインターンシップ(J-1)ビザ取得手続きは難しい?

アメリカのインターンシップ(J-1)ビザを取得するには、インターン先の受け入れ企業を探したり、スポンサー団体への申請書類の作成や、アメリカ大使館へのビザ申請書類の作成・面接など、ステップが多く難しいと感じられる方も多くいますが、申請手続きの流れに沿って準備を進めれば十分取得可能です。

2024年のアメリカのJ-1ビザ取得の傾向は?

2021年よりアメリカのJ-1ビザ申請が再開され、またバイデン政権下での移民政策の緩和もあり、以前と比較してJ-1ビザを取得してインターンシップをしやすい状況で過去にアメリカのJ-1ビザ申請が難しいと判断された場合でも取得できる可能性も。2024年にJ-1ビザを取得し、アメリカに渡航済みの方もおり、日本からアメリカに入国・インターンシップのプログラムに参加するには、研修(インターンシップ)先企業を見つける時間を含め、渡米希望時期の半年前から準備を始めるため、早めに最新状況の確認がおすすめです。

※アメリカの有給インターンシップやJ-1ビザの申請書類作成・大使館面接についてサポートを希望される方は、ぜひ無料相談をご利用ください!

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春・夏休みに1カ月未満の短期インターンシップ体験が可能なプログラム

ライトハウス・キャリア・エンカレッジ

ライトハウス・キャリア・エンカレッジ(LCE)
アメリカの現地情報誌『ライトハウス』の関連会社であり、海外研修・短期留学プログラムを提供するライトハウス・キャリア・エンカレッジでは、毎年春・夏休み時期に1カ月未満のアメリカ企業での短期インターンシップ・就業体験型研修をロサンゼルスで開催しています。
»アメリカ・ロサンゼルスでの短期インターンシップ・就業体験

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