ここまでのページで、アメリカのインターンシップ制度ではキャリアを積みながら海外生活を体験できる、ワーキングホリデー制度では休暇を主目的に海外で生活する、という点がそれぞれの特徴と紹介しました。でも実際に気になるのは、それぞれ費用がどのくらいかかるのか、ですよね。各国の制度の違いや生活費の違いを比較してみました。
インターンシップとワーキングホリデー、海外現地でどんな暮らし?費用は?
前提として「ワーキングホリデー」はあくまで“休暇”を目的とした制度。勉強したり旅をしたり、働いたりと好きなことを自由にできる反面、例えば、滞在期間は最長12カ月、仕事・アルバイトは1カ所につき最長6カ月など、国ごとに滞在や就労の期間が異なります。「ワーキングホリデー中の仕事は現地に行ってから見つける必要があり、あまりじっくり選べず、望んだ環境で働けなかった…」「海外現地での生活費が意外とかかり、バイト漬けになってしまった…」など、事前の計画通りに海外現地での生活を送れないこともあるようです。
一方、アメリカのJ-1ビザ・インターンシップは “ビジネス・仕事経験を積む”ことが目的。最長18カ月間(学生向けJ-1ビザの場合は最長12カ月間)、アメリカでの滞在が認められている上、就業先や仕事内容も日本で決定してから渡米するため、アメリカ到着後、すぐに働くことができます。滞在先の州や企業、仕事内容にもよりますが、月額給与は15万~20万円程度が見込めます。安定した収入を確保できることと、それを生活費として使うことができる点がアメリカでのインターンシップの大きなメリット。
アメリカでのインターンシップというとかなり費用がかかると思いきや、これを聞いて、事前に必要な準備資金が意外と手の届く範囲と気づく人もいるのでは?実際に「もっと早くアメリカに決めればよかった」と声を漏らす人も。とはいえ、実際に気になるのは費用がどのくらいかかるかですよね。そこで、ワーキングホリデーで渡航可能な各国制度とアメリカのJ-1ビザインターンシップの違いや、生活費の違いを比較してみました。
アメリカ・インターンシップとワーキングホリデー、有利な経験はどっち?
アメリカのJ-1ビザインターンシップにおける仕事の選び方は、2つあります。1つは、これまでの職歴や学歴に関係のある仕事を選ぶこと。もう1つは前職とは違う新しい仕事に就くことです(後者の場合は条件あり)。業種はメディア、非営利団体、観光、飲食、アパレル、広告代理店、商社、アートギャラリー、Webサービス、教育、ブライダルなど多岐にわたり、最近ではコンサルティング会社なども増えています。
また、アメリカにある日系企業をあえてインターンシップ先に選ぶことで、即戦力として働きつつ同時に英語力を伸ばすことも可能。日系企業でも英語が日常的に使われる環境であれば、インターンシップ終了までに相当の英語力が身に付くはずです。アメリカでのプログラム終了後、日本帰国後に同じ職種や業界での仕事を希望する場合、インターンシップでの経験を一つのスキル・経験として活かすことができ、日本での就職・転職でも有利な経験になるでしょう。
「ワーキングホリデー」で仕事に就く場合、ホテル、クリーニング、レストラン、美容院、病院といったサービス業界の「接客業」が多い様子。またオーストラリアやニュージーランドでは、各国から集まったワーキングホリデー仲間と共に農作業にチャレンジする仕事なども。基本的にオフィスワークで働く人は少なめで、「接客を通して英語力を身につけたい」「コミュニケーション力を海外でも、英語でも発揮したい」という人にはやりがいのある環境と言えそうです。いずれにしても、ワーキングホリデー中に現地で得た経験がどのように日本帰国後のキャリアに生かせるか、あらかじめしっかり検討しておくことが大切です。
インターンシップとワーキングホリデー、滞在可能期間は?
アメリカの「J-1ビザ」は滞在目的に応じて14種類のカテゴリーに分かれます。中でも、学生向け(専門学校・短期大学・大学、大学院に在学中)のカテゴリーが「インターン」、社会人向け(1年以上の職務経歴必要)のカテゴリーが 「トレーニー」。アメリカでの滞在期間はインターンが最長12カ月、トレーニーが最長18カ月。中にはインターンシップ期間終了後も就労ビザに切り替えてアメリカで働き続ける人もいますが、アメリカ現地で転職先を探すのは日本で仕事を探すよりも難しいのが現状。もしアメリカでの長期就労を望む場合、最初から就労ビザを取得できる可能性のある企業を選ぶことをお勧めします。
「ワーキングホリデー」の場合は、滞在期間をはじめ、学校で英語を学ぶ期間(就業期間)、同一雇用主のもとで働く期間(就労期間)のそれぞれに、一定の期限を設けている国もあります(※徹底比較!「J-1ビザインターンシップ」と「ワーキングホリデー」の費用を参照)。 一つの都市に滞在してじっくり語学力を身に付ける人もいれば、短期のアルバイトで収入を得ながら転々と旅を続ける人など、ワーキングホリデー制度の利用の仕方は人それぞれのようです。
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