アメリカのJ1ビザ申請方法や取得までのステップ・期間、必要な書類などについて詳しく解説します。アメリカのJ1ビザインターンシップ制度の詳細とあわせてご覧ください。
- アメリカの「J1ビザ」取得までのステップ・期間
- ①インターンシップ受け入れ企業探し・内定
- ②J1ビザ申請・スポンサー団体に必要な提出書類や取得にかかる費用
- ③米国大使館・領事館面接のオンライン予約と申請料金の支払い
- ④日本国内の米国大使館・領事館での面接とJ1ビザ発給
- ⑤パスポート返却後、渡米!アメリカ滞在・現地生活のスタート
アメリカの「J1ビザ」取得までのステップ・期間
インターンシップ受け入れ企業を探し、スポンサー団体からの許可、ビザ申請を経て、晴れてアメリカでの生活が始まります。このページでは、J1ビザ申請に必要な各ステップの詳細やそれぞれのステップにかかる期間を説明します。J1ビザ申請の準備開始から実際にアメリカへ渡米するまでの期間は、余裕を持って半年程度を見ておくといいでしょう。
●J1ビザ取得までの主な流れと必要な期間
J1ビザの取得までの主な流れや必要なステップ、また各ステップに必要な期間は以下の通りです。最短では3カ月程度の期間でJ1ビザの取得・渡米が可能な場合もありますが、平均的には半年程度の期間がかかると見て準備を進めるのがおすすめです。
主な流れ・必要なステップ | 必要な期間 |
---|---|
①インターンシップ受け入れ企業探し・内定 | 1~2カ月 ※受け入れ企業が見つからない場合は、さらに期間を要することも |
②ビザ申請やスポンサー団体への提出が必要な書類の収集 | 1~2カ月 |
③米国大使館・領事館での面接予約、申請料金の支払い | 1~2カ月 ※大使館・領事館での面接は混雑する時期の場合、数カ月先となる場合も |
④米国大使館・領事館での面接~ビザ発給 | 2~3週間 ※面接そのものは1日だけで当日に合否が判明するが、パスポートが郵送されるのは面接の1~3週間後 |
⑤渡米 | インターンシップ就業開始の1週間前までの入国が目安 |
①就労・インターンシップ先となる企業探し・内定
J1ビザ取得の第一歩は、「J1ビザインターンシップ・プログラム」の条件に合致したアメリカでの就労先・インターンシップ受け入れ先企業を探すこと。原則として自信の職歴や学歴に関係のある仕事・企業を選ぶことが必要で、前職や学歴とは全く違う仕事や企業を選ぶ場合はビザ取得の難易度が上がります。
またアメリカの現地企業であればどこでも就労・インターンシップ可能ではなく、J1ビザでは美容・医療関連の仕事が許可されていないなどの制限も。どの企業が「J1ビザインターンシップ・プログラム」の条件に合致しているのか、また自分の学歴や職歴に合っているのかを自分で探し、内定までこぎつけるのは時間のかかる作業です。
企業紹介サービスのあるJ1ビザ・エージェントの利用がおすすめ
すでにアメリカ現地の受け入れ企業が見つかっている場合を除いて、これからインターンシップを募集中の企業を探すのであればアメリカ現地の企業を紹介してくれたり、現地企業との面接設定から内定後のJ1ビザの取得をサポートしてくれるJ1ビザ専門エージェントのサービスの利用がおすすめ。当ページ下部で紹介している無料相談・問い合わせが可能なJ1ビザ取得専門エージェントの利用もぜひ検討してみてください。
②J1ビザ申請・スポンサー団体に必要な提出書類や取得にかかる費用
J1ビザ申請やスポンサー団体への提出で必要となる主な書類は下記の10点。詳細、最新の情報は米国大使館または総領事館のWEBサイトで必ずご確認ください。
1. 1年以上の有効期限が残っているパスポート
2. 英文履歴書
3. 英文成績証明書・英文卒業証明書(卒業または在籍中の学校から取り寄せる必要がある書類)
4. 「DS-160」フォーム(アメリカでのビザ申請に必要な書類、オンラインで作成)
5. 「DS-2019」フォーム(スポンサー団体が発行する交換訪問プログラムの資格証明書)
6. 「DS-7002」フォーム(インターンシップ中の研修プラン、受け入れ先企業の署名が必要)
7. SEVIS費用の領収書(SEVIS費用180ドルの支払いが完了していることを証明する書類)
8. 証明写真1枚(5×5cm、6ヶ月以内に撮影されたもの)
9. 面接予約時の確認ページおよびビザ申請料金の支払い領収書(ビザ申請費用160ドルの支払い領収書)
10. アメリカ滞在中の費用負担が可能であることを証明する書類(銀行の英文残高証明書など)
スポンサー団体が発行する「DS-2019」フォームとは
アメリカのJ1ビザはインターンシップ企業の受け入れ許可だけでなく、J1ビザによる交換交流プログラムを管轄するアメリカ国務省が認可したNPO団体・スポンサー団体による許可が必要です。J1ビザを取得するためには、このスポンサー団体に「DS-2019」の発行を申請、必要書類の提出とあわせてスポンサー団体による英語でのインタビューを受ける必要があり、審査後に許可されるとスポンサー団体より「DS-2019」フォームが発行されます。
つまり米国大使館での面接前にまずはスポンサー団体との面接が必要で、「DS-2019」フォームを取得できて初めて大使館・領事館面接の予約へと進みます。
参加する研修プランの内容の詳細「DS-7002」フォームとは
また、J1ビザの申請・取得には最大18カ月のアメリカでの研修・インターンシップ参加中の活動プランを詳細にまとめた「DS-7002」フォームの作成も必須。これは具体的にどのような研修・インターンシップ業務に従事したり、アメリカでどんな文化的な活動を行って、“交換交流プログラム”であるJ1ビザを活用する予定かといった内容の書類。就労先企業とも内容をすり合わせながら作成する必要がある書類です。
当然すべて英語での作成が必要なため、不慣れな場合には作成の難易度が高いもの。当サイトで紹介しているJ1ビザ取得専門エージェントのサービスでは、この「DS-7002」フォームの作成やスポンサー団体・就労先企業とのやり取りもサポートしてもらえる点がおすすめです。
③米国大使館・領事館面接のオンライン予約と申請料金の支払い
必要な申請資料・書類が揃い次第、次は米国大使館・領事館での面接を予約します。面接の受付は、日本国内の場合は在東京米国大使館領事(東京都港区)、在大阪・神戸米国総領事館(大阪市北区)、在沖縄米国総領事館(沖縄県浦添市)、在札幌米国総領事館(札幌市中央区)の4カ所で行っています。場所により申請方法が異なりますが、基本的にはWEBサイト上で面接のオンライン予約手続きや、ビザ申請料金の支払いを行います。
混雑時は1カ月以上先しか予約が取れないといったこともありますので、必要書類が揃い次第、早めに予約を済ませるのがおすすめ。ちなみに面接予約は3カ月先まで可能です。また、ビザ面接に向けた必要書類の作成や面接の設定および面接の練習なども一人では難しい部分も。この部分でも不安を感じられる場合は、J1ビザ取得専門のエージェントを利用するのが一つの方法です。
④日本国内の米国大使館・領事館での面接とJ1ビザ発給
予約した面接日の当日に日本国内にある最寄りの米国大使館・領事館を訪問、ビザ申請のための面接を受けます。必要な書類を忘れないようにするほか、大使館・領事館は混雑していることが多いため、余裕を持ったスケジュールで訪問するのがおすすめ。
なおこのビザ申請の面接も原則として英語で、面接後に申請が許可されるとJ1ビザが発給されることになります。一点注意が必要なのはその場でJ1ビザを取得できる訳ではない点。大使館・領事館に自分のパスポートを預けて帰宅し、後日(面接から1~3週間後)指定した自宅などの指定した住所に、J1ビザの貼付されたパスポートが郵送されます。
⑤パスポート返却後、渡米!アメリカ滞在・現地生活のスタート
J1ビザ発給されパスポートが返却されたら、アメリカへの航空券や滞在中の医療保険などの準備をして、いよいよアメリカへの渡米。現地での生活準備などに必要な期間も考え、インターンシップの就業開始1週間前にはアメリカ現地へ入国・到着しておきたいもの。現地で滞在するアパートやシェアハウスを見つけるまでの間、2週間~1カ月など短期間でのホームステイも可能です。実りの多い18カ月間のアメリカ生活を楽しみましょう!
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