アメリカにはどれくらい日本人が住んでいる?
海外在住邦人数を国別に見ると、実はアメリカが最多でその数は約40万人に上ります(2015年「外務省海外在留邦人数調査統計」より)。それだけアメリカは、日本人が「住みたい国」として長く人気を得ているということになり、また「住みやすい国」として海外移住でおすすめの国と言えます。また日系アメリカ人の人口も多く、日系コミュニティが発達している都市も少なくありません。特にアメリカ・南カリフォルニア地域は全米でも最大の日系コミュニティとなっています。
J-1ビザインターンシップで人気・おすすめの都市
アメリカのJ-1ビザインターンシップで人気があり、多くの方が渡米・生活しているおすすめ都市には、カリフォルニア州「ロサンゼルス」「サンフランシスコ」のほか、「ニューヨーク」「ハワイ」などが挙げられます。各都市によって気候や生活環境上の特徴や利点などが異なりますので、自分の好きな事や暮らしたいアメリカでの生活をイメージしながら、滞在先とする都市を選ぶのがおすすめです。
カリフォルニア州ロサンゼルス・サンフランシスコ
アメリカ・カリフォルニア州はアメリカ合衆国の西海岸に位置しています。その広さは、南北に約800マイル(1,280キロ)、東西はおよそ200マイル(320キロ)と日本全土の面積に匹敵するほど。カリフォルニアは雄大な自然環境に恵まれていて、山脈に近い地域ではスノースポーツ、ビーチではマリンスポーツを楽しめます。また国立公園や州立公園も多く、本格的なハイキングやサイクリングを楽しむことができる点も魅力の1つ。また、カリフォルニアには4大プロスポーツ(メジャーリーグ、フットボール、バスケットボール、アイスホッケー)の本拠地である都市が多くあり、スポーツが好きな人にはいつでも本場のスポーツの醍醐味に触れることができる点でも人気・おすすめです。
カリフォルニア州は世界各国からの移民が多く、世界各国の本格的で美味しい料理も味わえます。日本料理も、現地在住の日本人によって北海道から沖縄まで各地の味が再現されていたり、和食レストランの数・種類ともに充実しているほか、日本語の通じる医者、弁護士などが多い点も安心できるポイント。アメリカの中でも最も日系コミュニティが発達していると言われているのがカリフォルニア州で、日本人にとっては比較的生活しやすいおすすめの地域と考えられます。
ただし、ロサンゼルスは車社会のため、日常生活に自動車は不可欠。自動車の購入や月々のガソリン代などの生活費も含め、月々1,600ドル前後は必要です。一方、サンフランシスコはアメリカ国内でもっとも交通の便が発達しているので自動車の購入は不要ですが、生活費はロサンゼルスより少し高く月々1,800ドル前後が相場のようです。
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ニューヨーク
ニューヨークシティはアメリカ合衆国の東海岸に位置する人口約1,200万人の全米最大都市で、多くの国々からの移民を含む、多様な人種から構成されています。ニューヨークの中でも有名なブロードウェイでは、さまざまなショーやエンターテイメントを楽しめたり、マンハッタン周辺地域には数百の美術館やアートギャラリーが点在。エンパイアステイトビルや自由の女神など、世界的に有名な観光スポットも多く、エンターテイメント性に富んだ憧れの街です。
ニューヨークも、さまざまな国からの移民の影響を多く受けており、各国料理店が軒を連ねています。また、全米でも有名な高級料理店が数多くあるのもニューヨークの特徴。日本人の数はロサンゼルと比較すると少なめですが、日本料理店や日系の食品スーパーもあるので、日本人にとっても生活しやすいでしょう。気候面ではニューヨークには四季があるため、日本に近く過ごしやすいかもしれません。
ただしニューヨーク中心部は家賃相場が非常に高く、中心部のマンハッタンから地下鉄で30分程度のエリアで生活する人が多いようです。交通網は発達しているので、自動車の購入は必要ありませんが、月々の生活費としては1,800ドル前後を想定しておくのがおすすめです。
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ハワイ
ハワイは6つの島から成り立っており、最も大きく、有名なのがワイキキなどの都市があるオアフ島。ハワイには毎年約700万人もの観光客が訪れていますが、当然アメリカのJ-1ビザインターンシップでも渡航先として人気。ハワイには海や山などの自然が美しく、サーフィン、スキューバダイビング等のマリンスポーツから、釣り、ゴルフ、ハイキング等、さまざまなスポーツ・レジャーを楽しめる点でもおすすめのエリア。また、メキシコ人や日本人、東南アジア人、白人など地域外からの移民も多く、食文化は多種多様です。
ハワイは、アメリカで初めて日本からの移民を受け入れた場所ということで、数世代に渡りハワイに住む日系人が多くいたり、日本人観光客も多いことから、日本人にとって生活しやすい環境。また気候も年間を通して穏やかで、気温は18度から27度と温暖な天候もおすすめの魅力の1つです。
ただし、ワイキキやアラモアナといったハワイの中心部で生活をすると生活費は非常に高くなるため、内陸部の方に住居を構える方も多くいます。通勤などの移動はバスや自転車、徒歩が基本。月々の生活費としては1,800ドル前後を想定しておくと良いでしょう。
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