アメリカ大学進学ガイダンス
原田 誠◎MACS Career & Education代表
アドミッションにおける自己紹介の動画
(2026年3月号掲載) アメリカの大学のアドミッションは常に変化し続け、10年前の常識が今では全く当てはまらないことが多々あります。大学が受験生に対して、自己紹介動画を提出することを促すようになったのも最近の傾向です。University of Chicagoが2018年にテスト・オプショナル(アドミッションでACT/SATのスコア提出を義務付けない)を導 … »アメリカ大学進学ガイダンス「アドミッションにおける自己紹介の動画」の続きを読む
Direct Admissionの概要と活用方法
(2026年2月号掲載) 近年、アメリカの大学入試制度においてDirect Admissionが大きな注目を集めています。Common AppやNicheといった大手出願プラットフォームがこの制度への対応を強化し、カリフォルニア州立大学システムが本格導入を発表するなど、全米で急速に広がりを見せています。 Direct Admissionの特徴と背景 従来の大 … »アメリカ大学進学ガイダンス「Direct Admissionの概要と活用方法」の続きを読む
出願エッセイでAIは使えるか(2)英語が母語ではない場合
(2026年1月号掲載) 大学出願エッセイを仕上げる際に、AIは「共同執筆者」ではなく「編集アシスタント」として使うことを前回お話ししました。特に英語が母語でない学生にとって、文法の確認や語ごい彙の手直しをAIに助けてもらうのは合理的な方法です。エッセイを日本語で書いた方が、自分らしさがきちんと表現できる学生も少なくないと思います。しかし、日本語で書いたエッ … »アメリカ大学進学ガイダンス「出願エッセイでAIは使えるか(2)英語が母語ではない場合」の続きを読む
出願エッセイでAIは使えるか(1)AIの活用ガイドライン
(2025年12月号掲載) 生成AI(Generative AI)の登場は、教育の現場に大きな変化をもたらしました。学生の間でも、レポート作成や英作文の練習に活用する例が増えており、「AIを使いこなす力」そのものが新しいリテラシーとなりつつあります。 しかし、教育関係者の間では懸念も広がっています。とりわけ議論を呼んでいるのが「大学出願エッセイを書く際に、生 … »アメリカ大学進学ガイダンス「出願エッセイでAIは使えるか(1)AIの活用ガイドライン」の続きを読む
APコースの履修と活用方法
(2025年11月号掲載) アメリカの高校に進学すると、多くの生徒はAP(アドバンスト・プレイスメント・プログラム)のコースを履修するかどうかの選択に迫られます。APは、高校在学中に大学のイントロレベルのカリキュラムが学べる早期履修プログラムです。SATで知られるアメリカの非営利団体カレッジボードが運営しています。IB(国際バカロレア)と同様、学習への高い意 … »アメリカ大学進学ガイダンス「APコースの履修と活用方法」の続きを読む
キャンパス訪問の重要性と進め方
(2025年10月号掲載) 理想の大学に巡り合うためには、なるべく多くの大学を訪問して比較検討するのがベストな方法です。パンデミック以降、各大学は大学説明会をオンラインでも実施するようになりました。バーチャルツアーで自宅にいながら大学を知る機会は増えましたが、それはキャンパス訪問の代わりにはなりません。限られた日程でなるべく大きな成果を挙げるためには事前の準 … »アメリカ大学進学ガイダンス「キャンパス訪問の重要性と進め方」の続きを読む
リニューアルしたCommon App 2025-26
(2025年9月号掲載) アメリカの大学では出願書類をオンラインで受け付けるのが一般的です。中でも、最も多くの大学に採用されているサービスがCommon App(コモン・アプリケーション)で、2025年8月にリニューアルしました。26年秋入学を目指す12年生が対象です。ユーザーインターフェースが一新。使いやすさとアクセシビリティーが向上しました。 エッセイの … »アメリカ大学進学ガイダンス「リニューアルしたCommon App 2025-26」の続きを読む
大学スポーツにおける「アマチュアリズム」の終焉
(2025年8月号掲載) ハウス氏対NCAA集団訴訟 2025年6月7日、連邦地方裁判所は、水泳選手でArizona State University出身のグラント・ハウス氏がNCAA(米国大学スポーツ協会)に対して起こした集団訴訟における和解案を承認しました。これは、学生アスリートが、大学から直接報酬を得てスポーツに取り組めるようになる画期的なもので、世界 … »アメリカ大学進学ガイダンス「大学スポーツにおける「アマチュアリズム」の終焉」の続きを読む
APテストのオンライン化
(2025年7月号掲載) 近年、SATやACTがオンライン化されるなど、鉛筆でマークシートを塗りつぶす作業は過去のものになりつつあります。AP(アドバンスト・プレイスメント)テストも、2025年からオンラインで実施されるようになり、5月のAPテストでは、36のAP科目のうち28科目で紙の試験を廃止しました。 APオンラインテストの概要 APプログラムは、高校 … »アメリカ大学進学ガイダンス「APテストのオンライン化」の続きを読む
基礎から学ぶ大学進学準備(6)学生アスリートの大学進学
(2025年6月号掲載) スポーツに積極的に取り組んでいる高校生の中には、大学でもアスリートとしての活動を希望する学生が数多くいます。アメリカは世界で最も大学スポーツが盛んな国であり、アメリカの大学は、学生アスリートをアドミッションで高く評価します。そして、大学進学後も学業とスポーツを両立できるように、積極的に支援しています。 3段階に分かれる大学スポーツ … »アメリカ大学進学ガイダンス「基礎から学ぶ大学進学準備(6)学生アスリートの大学進学」の続きを読む
基礎から学ぶ大学進学準備(5)QuestBridgeの概要
(2025年5月号掲載) アメリカの大学のアドミッション(入学審査)では、複数の大学に共通で利用できるアプリケーション・サービスを採用する大学が大半を占めています。最も多くの大学に採用されているのがCommon Appです。一方、近年、全米の難関校55校で採用されているQuestBridgeが注目されています。QuestBridgeはCommon App同様 … »アメリカ大学進学ガイダンス「基礎から学ぶ大学進学準備(5)QuestBridgeの概要」の続きを読む
基礎から学ぶ大学進学準備(4)大学アプリケーションの概要
(2025年4月号掲載) アメリカの大学の入学審査(アドミッション)は基本的に書類審査で、その書類はオンラインで提出される場合がほとんどです。近年は複数の大学で共通で利用できるアプリケーション・システムを採用する大学が大半を占めています。 アプリケーション・フォーム 本人が提出するアプリケーション・フォームには、個人・家族の情報、学校の成績、テストスコア、課 … »アメリカ大学進学ガイダンス「基礎から学ぶ大学進学準備(4)大学アプリケーションの概要」の続きを読む
基礎から学ぶ大学進学準備(3)アメリカの学部教育の特長
(2025年3月号掲載) 「日本の大学しか出ていないので、アメリカの大学の仕組みが分かりません」という相談をよく受けます。日本に限らず、カナダやヨーロッパの大学と比べても、アメリカの学部教育の仕組みは、分かりにくいかもしれません。毎年100万人を超える留学生が集まってくるアメリカの大学は、世界に類を見ない極めて特殊な学部教育制度を有します。そして、その特殊性 … »アメリカ大学進学ガイダンス「基礎から学ぶ大学進学準備(3)アメリカの学部教育の特長」の続きを読む
基礎から学ぶ大学進学準備(2)課外活動の取り組み方
(2025年2月号掲載) 大学進学を目指す高校生の保護者から、課外活動への取り組み方について、アドバイスを求められることが多々あります。「何かするなら、大学進学に役立つ活動を」という親心です。難関大学への進学は、高校の成績を上げるだけではなく、課外活動に積極的に取り組むことも重要だとよく言われます。 大学のアプリケーションフォームは、Academics(学業 … »アメリカ大学進学ガイダンス「基礎から学ぶ大学進学準備(2)課外活動の取り組み方」の続きを読む
基礎から学ぶ大学進学準備(1)大学の選び方
(2025年1月号掲載) 大学進学の成否は、大学進学後の本人の満足度で決まります。質の高い指導を受け、充実した大学生活を送り、卒業後のキャリアへの準備ができた学生の満足度は極めて高くなります。一方、アメリカの4年制大学に入学した学生のうち、6年以内に卒業する学生は6割に過ぎません。他大学に転学して成功する学生もいますが、成績不振や学習意欲の低下などで辞める学 … »アメリカ大学進学ガイダンス「基礎から学ぶ大学進学準備(1)大学の選び方」の続きを読む
大学スポーツのフルーティ効果
(2024年12月号掲載) 2024年のカレッジフットボールでは、University of Colorado(CU)が6勝目を挙げ、ボウルゲームへの出場権を獲得しました。CUにとって、6勝以上の達成は8年ぶりです。コロラドの復活は、23年のシーズンに、フットボール界のスーパースター、ディオン・サンダースをヘッドコーチとして迎え入れたことから始まりました。「 … »アメリカ大学進学ガイダンス「大学スポーツのフルーティ効果」の続きを読む
レガシー・アドミッション排除の意義
(2024年11月号掲載) 2024年9月30日、カリフォルニア州では、州内の私立大学に対し、卒業生および寄付者を入学審査で考慮することを禁じる法律が成立しました。この法律は25年9月に発効します。 アメリカの多くの難関大学では、レガシー(卒業生)やドナー(高額寄付者)の親族を入学審査で優遇することが、当たり前のように行われてきました。アメリカの大学でレガシ … »アメリカ大学進学ガイダンス「レガシー・アドミッション排除の意義」の続きを読む
カリフォルニア州立大学のドロップアウト救済プログラム
(2024年10月号掲載) 大学入学者の9割以上が卒業できる日本では考えにくいことですが、アメリカでは、大学をドロップアウトした学生が学位を取得できるようにする支援が課題となっています。NSC(National Student Clearinghouse)によると、大学入学から6年以内に卒業する学生は約6割です。今回は、ドロップアウトした学生を救済するために … »アメリカ大学進学ガイダンス「カリフォルニア州立大学のドロップアウト救済プログラム」の続きを読む
コミュニティー・カレッジから4年制大学へトランスファーのリスク
(2024年9月号掲載) 近年の物価上昇に伴い、大学の学費も高騰しています。例えば、2024-25年度のUCLAのCost of Attendance(全額自費で払った場合の1年間の学費)は5年前と比較し、州内学生が4万2059ドルで17.5%増、州外学生は7万6259ドル16.3%増です。 学費を抑えるため、高校卒業後に学費の安い公立の2年制大学、コミュニ … »アメリカ大学進学ガイダンス「コミュニティー・カレッジから4年制大学へトランスファーのリスク」の続きを読む
ソーシャルメディアを活用したアドミッションの新潮流
(2024年8月号掲載) 大学のアドミッション担当者は、入学審査の際に、受験生のソーシャルメディアをチェックするのでしょうか?教育サービス会社のKaplanが2023年に実施した調査によると、アドミッション担当者の28%が、Instagram、TikTok、YouTube、Threadsなどを利用して、志願者のソーシャルメディアの投稿をチェックしたと答えてい … »アメリカ大学進学ガイダンス「ソーシャルメディアを活用したアドミッションの新潮流」の続きを読む
コンピューターサイエンス専攻を目指す大学進学
(2024年7月号掲載) 大学での人気の専攻は、時代と共に変化します。中でも、近年、履修を希望する学生が最も増えている専攻がComputer Science(CS)です。 CS専攻を目指す学生の変化 21世紀初頭、CSは人気の専攻ではありませんでした。ITバブルの崩壊で、2002年のアメリカのIT関連失業者数は56万人に達し、多くのIT関連の業務は他国にアウ … »アメリカ大学進学ガイダンス「コンピューターサイエンス専攻を目指す大学進学」の続きを読む
2024-25年度アドミッションテスト最新情報
(2024年6月号掲載) アプリケーションの増加 アメリカの大学の入学審査でアドミッションテストが出願要件の場合、ACTかSATどちらか片方のスコアを提出します。パンデミックの影響で2020-21年度はACTやSATの受験が難しい学生が急増し、ほとんどの大学でテストスコアの提出を必須条件から外すテスト・オプショナルとなりました。 テスト・オプショナルによって … »アメリカ大学進学ガイダンス「2024-25年度アドミッションテスト最新情報」の続きを読む
メディカルスクールを目指す進学準備
(2024年5月号掲載) アメリカでは、医療の専門家を目指す場合、学部を卒業した後にメディカルスクールに進学します。メディカルスクールは、ロースクールやビジネススクールなどと同じく専門家の育成を目指す大学院レベルのプログラムで、4年で修了するのが一般的です。 学部の専攻は自由 メディカルスクールは学部を卒業してから進学します。学部での専攻は何でも構いません。 … »アメリカ大学進学ガイダンス「メディカルスクールを目指す進学準備」の続きを読む
アドミッションの推薦状概要と対策
(2024年4月号掲載) アメリカの大学の入学審査は書類選考で行われ、その際に高校の先生やカウンセラーからの推薦状の提出が必要となる場合が一般的です。大学のアドミッション担当者は、高校の成績やテストスコアに表れない人物像を知るために、エッセイを課したり面接を行ったりしますが、推薦状も活用されます。 推薦状だけで合否が決まることはあまりありませんが、難関大学の … »アメリカ大学進学ガイダンス「アドミッションの推薦状概要と対策」の続きを読む
コミュニティーカレッジの復活
(2024年3月号掲載) 減り続けた学生数 近年、大学に進学する学生は減少傾向にありましたが、2023年秋は増加に転じました。パンデミック以降、コミュニティーカレッジに進学する学生が大幅に減りましたが、23年秋は2.6%増と、わずかながら上向いています。 パンデミックを機に、難関大学のアプリケーションが急増し、アメリカの大学全体が活気づいていると思われがちで … »アメリカ大学進学ガイダンス「コミュニティーカレッジの復活」の続きを読む
外国人留学生のトレンド2024
(2024年2月号掲載) IIE(国際教育研究所)によると、2022-23年度のアメリカの高等教育機関の留学生は105万7188人で、これは全学生数の5.6%を占めています。 多様性を高める留学生 アメリカの大学にとって、留学生は極めて重要です。どの大学も、アメリカ人学生とは異なるカテゴリーで留学生のアドミッションを行い、優遇します。 留学生は、大学の多様性 … »アメリカ大学進学ガイダンス「外国人留学生のトレンド2024」の続きを読む
2023-24年度の大学アドミッション速報
(2024年1月号掲載) 2023-24年度のアドミッションは、12月までにEarly Admissions(早期出願)がほぼ締め切られ、アドミッションサイクルの終盤を迎えました。アメリカ連邦最高裁判所が、23年6月28日に「アファーマティブ・アクション(積極的差別是正措置)」は合衆国憲法に違反すると判断してから、初めてのアドミッションです。アドミッションで … »アメリカ大学進学ガイダンス「2023-24年度の大学アドミッション速報」の続きを読む
AIを使ったエッセイ作成と大学の入学審査
(2023年12月号掲載) 2022年11月にChatGPTが一般ユーザーに公開されて以来、AI(Artificial Intelligence)は、大学のアドミッション担当者にとって関心事となりました。生成AI( Generative AI)で作ったアプリケーションをどう評価すべきかという課題に加え、アドミッション担当者自身が、AIを活用して業務の効率化を … »アメリカ大学進学ガイダンス「AIを使ったエッセイ作成と大学の入学審査」の続きを読む
Common App 2023-24(2)アプリケーション・エッセイ
(2023年11月号掲載) 近年は複数の大学で共通で利用できるアプリケーション・サービスを採用する大学が増え、中でも、最も多くの大学で採用されているのがCommon App(コモン・アプリケーション)です。 出願書類の中で最も重要なのがエッセイで、Common Appでは、パーソナル・ エッセイとアディショナル・インフォメーションの2種類があります。この二つ … »アメリカ大学進学ガイダンス「Common App 2023-24(2)アプリケーション・エッセイ」の続きを読む
Common App 2023-24(1)アファーマティブ・アクションの対応
(2023年10月号掲載) 2023年8月から、Common App(コモン・アプリケーション)が新年度に切り替わりました。24年秋入学を目指す12年生が対象となります。 アメリカの大学では、出願をオンラインで受け付けるのが一般的です。近年は複数の大学で共通で利用できるアプリケーション・サービスを採用する大学が増え、最も多くの大学に採用されているサービスがC … »アメリカ大学進学ガイダンス「Common App 2023-24(1)アファーマティブ・アクションの対応」の続きを読む


