さて、今年ももうサンクスギビング。月日の経つのは早いですね。サンクスギビングといえばターキーディナー。
ローストターキーは、イギリスではクリスマスの定番料理で、アメリカではサンクスギビングだ。
どちらにしても、家族や友人が大勢集まって食べるのに、一羽まるごとの大きさがちょうどいいからだろう。見たところも豪華だし。
僕はといえば、ローストターキーが大好物だ。
毎年サンクスギビングに友人の家に呼んでもらうのが楽しみで、食べきれなかった残りの肉はしっかりもらってきて、数日間サンドイッチにして楽しむ。
あの、チキンともダックとも、もちろん豚や牛ともちがう独特の食感と香りが大好きだ。
ところでターキーといえば、ふしぎに思ったことはありませんか?なぜ七面鳥がトルコの英語名Turkeyと同じなのだろう。
じつは僕も生まれてこのかたずっとふしぎに思っていた。それでいろいろ調べてみたが、いろんな説があって、はっきりはわからない。
でも英語のturkeyは、スラングで「ウスノロ」とか「野暮ったい」とか、あるいはもっと品のない意味もあるし、そのことをトルコのひとたちは、いったいどう思っているのだろう?さっそくトルコの友人に聞いてみました。
やはり、トルコ人にとっては、このことがどうも気に入らないらしく、最近ある政府の高官が、トルコの正式な英語の国名を、Türkiye(トルコ語で「トルコ」を指すことば)に近いTurkiyeに代えよう、という提案をしているのだそうだ。
そもそも、トルコに七面鳥はいるのか?そして、トルコのひとたちは、七面鳥を食べるのか?と思いきや、トルコでもちゃんと食べるのですね。
トルコの田舎では、村々に七面鳥がニワトリといっしょに走り回っていて、こどもたちがいっしょに遊んだりしている。
普段の食事ではあまり登場しないけれど、お祭りや休日、そして正月などに家族みんなや友人を集めて食べることがよくある。それも丸ごとローストして。
つまり、アメリカやイギリスとよく似ているのである。だから、英語の由来と関連があるのかもしれない。
それ以外に食べることは、もともとはあまり一般的ではなかったのだが、最近は、蛋白質は豊富なのにコレステロールが低いというこの肉のメリットが受け入れられ、ターキー・サンドイッチなども食べるようになったらしい。
さて、turkeyとTurkeyのはなしに戻るが、それは英語だけの現象のようだ(スペイン語=pavoまたはguajolote、フランス語=dinde、イタリア語=meleagris)。それでは、ズバリ、トルコ語で七面鳥はなんというのだろう?hindiだ。
それって、なんとインドの「ヒンディ語」と一致しているではないか。つまり、七面鳥は英語でトルコに、トルコ語はインドに、ヒンディ語では…。しちめんどうなのでやめておきます。
LAではココ!「予算」は2人分です
Loreto’s TLC Fried Turkey
ちょっと行きにくい場所の入りにくい店構えの店だが、めずらしいフライドターキーの 店。甘芋のパイもおいしい。店員の感じもいい。
予算:$15
983 W. Compton Blvd., Compton
☎310-537-7612 www.loretos.net
Mon-Sat 11:30am-7:00pm
Closed on Sundays
Bristol Farms
世界各地の食材や飲みもの、そしてうまそうな惣菜をいろいろ売っている店で、 僕にとっては見て回るだけでワクワクする。サンクスギビングの11月23日、24日受け取り分のローストターキーのオーダーを受け付けている。
予算:$5.39/lb(ローストターキーの価格)
1515 Westwood Blvd., Los Angeles
☎310-481-0100 www.bristolfarms.com
Daily 6:00am-12:00am
Open 7 Days
※他店舗の情報、ホリデーシーズンの営業時間はウェブサイトを参照
(2011年11月16日号掲載)
Turkeyとturkeyの関係は?
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